※ 2015/5/6:文末に概要をまとめた滝井秀典さんのブログエントリーへのリンクを追記。
ゴールデンウィーク中に
Googleの『AdWords 日本版 公式ブログ』のエントリー「Inside AdWords-Japan: 5 月 5 日に AdWords の新サービスを発表します」に、AdWords の新サービスをご紹介するために、5月5日午前9時30分(米国太平洋標準時間)/(日本時間5月6日午前1時30分)にライブストリームの開催(英語)を予定していることが書かれていました。
日本時間5月6日午前1時30分に開催ということは・・・ゴールデンウィーク最終日前日の夜中に発表ですか・・・
(なかなか酷な時間ですね。)
新サービスは世界中の広告主様のご意見やご要望が盛り込まれているとのことですが、従来の広告手法から劇的に変わることはないとは思います。
それでも期待はしてしまいますよね。
(いい意味で期待を裏切って欲しいと願っています。)
ますますモバイルファーストに。
広告もモバイル重視に
ご紹介予定の新サービスは、下記の目的を念頭に開発されたものです:
- 消費者が商品やサービスを求めているタイミングを逃さずリーチできるよう、モバイル広告の利便性を高める
- オンラインであれオフラインであれ、またユーザーとの接点やデバイスの種類を問わず、ビジネスに価値をもたらすあらゆる瞬間を計測する
- AdWords の柔軟性や効率性を高め、ユーザーの購入経路がますます複雑化する中で最大限の可能性を引き出す
引用:
4月21日にはモバイルフレンドリー・アルゴリズムの更新も控えていますし、特に一番目の目的から察するに、Googleは企業全体でモバイルを今後も重要視していくという方針が伺えますね。
Googleの検索チームと広告チームは別の組織ではありますが、「モバイル重視はGoogleの総意」であるということでしょう。
今回の告知が、以下の書き出しから始まっていることが何よりの証拠です。
モバイルの普及は、買い物からコミュニケーションのあり方まで、人々と世の中とのかかわり方を変えました。実際、ランニング シューズを買うにしろレシピを調べるにしろ、情報収集に携帯電話が手放せないと回答したスマートフォン ユーザーは 91% にも上ります。こうした環境は人々の意思決定のプロセスを変え、企業がマーケティング戦略を立てるうえで大きな機会を生み出しました。
引用:
広告運用でも先んじる
以前のエントリーでは、多くの企業がいまだにモバイルフレンドリー対応が遅れている(やっていない)ため、先に対応することでモバイル検索(モバイルSEO)のアドバンテージを得ようということを提案しました。
【モバイルゲドン】企業のウェブサイトのうち44%が今だテストに不合格 - 検索サポーター
どうやらそれはSEOに限った話ではなく、広告(Adwords)運用でもアドバンテージを得ることが出来そうです。
モバイルに適した広告で、モバイルフレンドリー対応をしていないページにユーザーを集めても広告の効果はかなり薄いでしょうし、広告からの流入先としてモバイル専用のランディングページを作るにも時間がかかるでしょう。
(そもそもモバイルフレンドリー対応をしていない企業が、専用のランディングページを作るという発想にすぐに至るとは到底思えないですが。)
企業がその重要さに気が付いて対策を取る前に、モバイルSEOもモバイル広告運用も先んじてノウハウをためる絶好のチャンスとなりそうです。
【追記】
Adwordsの新しいサービスについて、発表がなされました。
Inside AdWords: Building for the next moment
英語なのでよく分からないじゃねーか!
そう思った矢先、滝井秀典さんが今回の発表の概要をまとめてくれていました。(大感謝!)
2015年版Googleアドワーズ新機能9個発表。 | 滝井秀典ブログ
個人的な感想を言うと、そんなに大きな変更はないなと思いますが、しっかり読んで理解、把握しておきたいところです。
(時間があるときにでも自分なりにまとめて、考察も書こうと思います。)