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【ブログ運営】「平均的なコンテンツ」が多くの人を集められない理由

どんな人(ユーザー)が閲覧していますか?

突然ですが、あなたのサイト(ブログ)はどんな人(ユーザー)が閲覧していますか?

 

もちろんサイトのテーマ、コンテンツ、管理者であるあなたの人柄などによっても大きく変わってきますが、あなたのサイトはあなたが想定している(集めたいと思っている)ユーザーを多く集めることが出来ているでしょうか?

 

前エントリーでもターゲッティングすることについて、その以前にもペルソナを作ることが大事だと当ブログでは話してきましたが、今回は多くのユーザーを集めたいと考えたときによく作られてしまう「平均的なコンテンツ」の失敗原因についてお話ししたいと思います。

 

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資料を見つめる男の写真

「可もなく不可もなく」って「印象がない」ことでもある。

 

平均的コンテンツは「可もなく不可もなく」とも言える

多くの人を集めたい!

そのためには多くの人が共感、理解してくれるコンテンツを作ろう!

 

誰もがそう考え、そしてそのような願い、目的を叶えるべく「平均的なコンテンツ」を作成するのではないでしょうか?

 

しかし、それでは多分に失敗してしまう結果となります。

 

その理由は(サイト、コンテンツに個性がなく面白くないからというよりは)「誰に読んで欲しいか」が明確ではないため、誰にも読まれない(刺さらない)からです。

 


話を分かりやすくするために、ここではコンテンツを「参考書」に例えてお話します。

 

もしあなたが参考書を作るとことになった時、あなたはどんな参考書を作りますか?

 

恐らくほとんどの方が「多くの生徒の学力(レベル)にあった参考書を作る」と答えるでしょう。

 

では、ここでいう生徒の学力にあった参考書とはどういうものでしょうか?

 

ほとんどの方が多くの生徒の学力に合うことを考えて「平均的なレベルの参考書を作る」と答えるのではないでしょうか。

 

参考書としての目的を果たすべく、基礎的な知識や情報はもちろん網羅するとして、そこからどれだけ深く掘り下げて情報、公式などを提供するかは生徒の平均的なレベルに合わせることがよい筈だと考えるのではないでしょうか。

 

しかし、この考え方が大きな間違いを犯すことになる可能性にもなるのです。

 


極端な例ではありますが、生徒が10人いて、とあるテストの点数が6人が80点、4人が20点だったとします。

 

これだと平均点は56点になります。

 

先ほどの平均的なレベルの参考書理論に合わせると、「56点の生徒に合った参考書を作成する」ということになりますが、残念ながらこれではどの生徒にも合わない参考書が出来上がってしまいます。

 

なぜならば80点の生徒には分かり切ったことだけが書いてある「中身が薄い」参考書となり、20点の生徒にとってはレベルが高いことばかりが書いてある「難解な」参考書となってしまうからです。

 

その結果、この参考書はどの生徒にも受け入れられない参考書となってしまうのです。

 

では、この場合どうすればよいのか?

先ず、1番生徒の数が多い「80点の生徒にあった参考書を作る」ことが第一の選択であり、その次に生徒の数が多い「20点の生徒にあった参考書を作る」ことが第二の選択となります。

 

(学校教育で言えば、「学生にはある程度の学力レベルを担保したい」でしょうから、第二の選択である20点の生徒にあった参考書を作るが最適解となるでしょうが。)

 

よって平均点にあわせた参考書、コンテンツを作ることは間違いだとなるのです。

 


勉強のように「やらなければならない」という義務感が発生するものなら、分からない人であっても難しい参考書を何とか理解しようと必死になって読むでしょう。

 

ですが、そのような義務感のないもの、特に私達が提供するサイトのコンテンツなどは多くの人が無理をしてまで閲覧しようとは思わないものです。

 

もちろん50点の生徒が5人、60点の生徒が5人で平均点の55点に近いレベルに密集しているのであれば平均点にあわせた参考書を作ることが正解ですし、それだけ一極集中していればこういったことを考えるまでもありません。

 

(更に詳しい話をすると偏差、分散など統計学の話をしなければいけなくなってしまうので、ここでは割愛します。)

 

テストの平均点に限らず、世の中のニーズやユーザーの趣味嗜好はかなり細分化されていますし、「当たり障りのない、可もなく不可もない平均点コンテンツ」は逆に誰の心にも刺さらないコンテンツにもなってしまうのです。


大切なのはあなたが集めたいと思っているユーザー層(サイトのコンテンツを読むであろうユーザー層)がどのくらいの知識、情報を欲しがっているのかを見極め、それに合ったコンテンツを作成することなのです。

 

SEOでも「とにかく人を集めたい」「PVを増やしたい」という目的だけで施策を行うと大失敗するのは、正にこの理論だと言えるでしょう。

 

【ブログ運営】SEOでアクセスを集めた後、どうするの? - 検索サポーター 

 

ダーツ盤の写真

ダーツでも真ん中(BULL)よりも20トリプルのほうが点数が高い。

 

専門性のある話は特にターゲッティングが重要です

当ブログではWebの情報(特にSEO、SEMについて)を発信していますが、ターゲットは「興味があるけどよく分からない」「色々やってはいるもののうまくコツを掴めない」という企業のWeb担当や一般のブロガーをメインの読者と想定しています

 

(自分なりに簡潔で分かりやすいコンテンツを作成しているつもりです。それでも「内容が難しい」という声もいただくことがありますが・・・)

 

専門家が読めば「内容が薄いコンテンツ」だと思うこともあるでしょう。

 

ですが、世の中は専門家よりも興味があるが分からない人、うまくコツを掴めない人のほうが圧倒的多数であり、ニーズも圧倒的多数です。


私は当ブログを「SEOを正しく理解、説明し啓蒙するためのブログ」とも位置付けていますし、こうしてユーザーに情報を提供することで「自分も学び直している」と感じています。

 

噛み砕いて説明する(エントリーを書く)ことで、自分の理解も深まり、何よりも読者(ユーザー)に情報を与えることが出来れば幸いです。

 

 


また、私は当ブログの指針を以下のように決めています。

もし、あなたが指針も何も決めていないのであれば先ずは自分のブログの指針を決めてみてください。

 

こういったものをあらかじめ決めておくと、長く運営していくにあたって軸がブレずにサイト運営を行うことが出来ますのでおススメですよ。

 

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