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【忘れられる権利】Googleの反撃で骨抜き

寝た子を起こす

以前に「Google「忘れられる権利」の削除要請に対抗策 - 検索サポーターのアンテナ」で、Googleの忘れられる権利についてエントリーをしたのですが、「

グーグルの反撃で骨抜き「忘れられる権利」 | ビジネス | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト」の記事を読み、また色々と考えさせられたので雑感を纏めたいと思います。

 

 ただし、あくまでも検索結果から除外されるだけで、ページそのものが消えるわけではない。しかも、表示されなくなるのは特定の氏名で検索した場合に限られる。そのため、検索キーワードの選び方次第では該当ページが表示されることもある。

 そこでグーグルは一計を案じた。削除要請に基づいて検索結果から除外したリンクには大手メディアの記事もあった。「報道の自由」を信奉する彼らに、グーグルは事の次第を通知したのだ。

 削除を知らされた英ガーディアンやBBCでは、削除された事実をオリジナルの記事内容と共に報道。グーグルの検索結果から「消した」はずの記事が、逆に注目を集める結果になった。

 

引用:

グーグルの反撃で骨抜き「忘れられる権利」 | ビジネス | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

私のエントリーにも書きましたが、あくまで「検索結果から除外されるだけ」、検索エンジンのインデックスから削除されるというだけなので、元のページそのものは残り続けます。

 

元のページを消す、もしくはそのページにアクセスした場合「そのページは存在しません」と表示するように切り替えるしか方法はありません。
(ただ、元のページが自分の管理下にある場合は有効で、自分が管理していない媒体、サーバにアップされている元ページについては、そのページの管理人に削除してもらうよう交渉しないといけませんが。)

 

しかも今回、Googleは削除要請があったこと、即ち「削除要請によってリンクを除外した」ということを通知しました。

これによって消したことが逆に注目を浴びる、正に反撃をしたのです。

(「寝た子を起こした」と言えそうです。)

 

 

自分を律する

 グーグルは削除要請した人物の素性を明らかにしていない。ただ、ガーディアンやBBCの例のように、削除対象になった記事を見ればそこに出てくる本人もしくはその関係者である可能性が高いと推測される。削除の事実を公開することで「過去を消したがっている人物」の存在が際立つというわけだ。

 

引用:

グーグルの反撃で骨抜き「忘れられる権利」 | ビジネス | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

誰が削除要請したか公言しなくても、本人もしくはその関係者である可能性が高いと推測されますし、消したがっている人がいると逆に知られてしまう。

 

知っていたけど忘れかけてる人にはリマインダーに。
そもそも知らなかった人は新しく知ることになってしまうのです。

 

知っていたけど忘れかけてる人にはそのまま忘れてしまう、そもそも知らなかった人は知らないままにするための施策が逆に広めてしまうなんて皮肉なものです。

能動的に「忘れられる」、いや、積極的に「忘れてもらう」ためにやっていることが逆に「覚えてもらう」ことをしていることになってしまっています。


Google、余計なことせず黙って消せよ・・・」と大手メディアは思っているでしょうね。

Googleもこのままではいけないと対応を模索しているようですが、「忘れられる権利」が発動するのはまだまだ先と言わざるをえません。

 


私たちに出来ることは
晒しあげられたら困るようなことはしない
拡散されるとまずいようなことは自らアップしない

ことです。


特に最近のネット上での炎上は後者のケースが多い(犯罪報告、倫理的にまずい行為を自慢げにアップ…etc)ですよね。

自らを律しましょう。

 

 

 【サイト内関連エントリー

Google「忘れられる権利」の削除要請に対抗策 - 検索サポーターのアンテナ

 

 

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