クエリの1%未満の影響だが、これから長い期間をかけて強化する
GoogleはSSL通信による暗号化に対応するWebサイトについて、オーガニックの検索順位で優遇するということを発表しました。
※ HTTPS をランキング シグナルに使用します
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2014/08/https-as-ranking-signal.html
Googleではすでに過去数ヶ月に渡りランキングアルゴリズムでのシグナルとしてテストを実施してきたそうです。
このランキングの変更は、グローバルでクエリの1%未満の影響ですが、これから長い期間をかけて強化していくそうです。
ただ、全体的に見ると、このシグナルは良質なコンテンツであるといった、その他のシグナルほどウェイトは大きくないとも言っています。
今のところはそんなに大きな影響はないが…
既に数ヶ月前からSSL通信による暗号化に対応するWebサイトを優遇していた、既に検索アルゴリズムに反映されていたわけですが、そういう話題がネット上で論じられるどころか噂すら出ませんでしたし(自分が情報をキャッチできていなかっただけかもしれませんが)、今のところは対応しなくても大きな影響はないと私は考えます。
ただ「これから長い期間をかけて強化していく」ということなので、いつかは対応しないといけない、やらなくてはならないタイミングがやって来ることも考えられます。
これによってSEO会社から「HTTPSに変更しませんか?」って営業が沢山来そうだな・・・と考えたら、既に「Google HTTPS暗号化サイトの検索順位優遇を発表::SEM R (#SEMR)」のエントリーやTwitter、ブックマークコメントなどで散々同じことが論じられていました(笑)
また、Google は http サイトと https サイトは別物として扱うので、https に移行する際はいくつかの注意事項があります。それを怠ると、https に変更したけれどもかえってオーガニック検索順位が落ちて困ることになりますそういったことを踏まえまして、今後「SEOのためにSSL証明書買いませんか?」的な営業が増えると予想されますが安易に手を出さないようにご注意いただきたいと思います。
引用:
ああ、確かに今の検索アルゴリズムだと別のページ、サイトと判定するので、そのままの検索順位を引き継ぐどころか逆に検索順位を下げることもあり得そうですね・・・
暫くは注意深く動向を伺っておきましょう。
【追記】:2014年8月8日
鈴木謙一さんの『海外SEO情報ブログ』のエントリー「HTTPからHTTPSへの移行で出てきた質問に回答 | 海外SEO情報ブログ」にて、Q&Aが掲載されていました。
確認しておきたい質問内容ばかりなので、一読をお勧めします。
【再追記】:2014年8月11日
『SEO JAPAN』のエントリー「SSLのランキング要素になったことに対するSEO業界の反応 | SEO Japan」にて、検索マーケッター達のTwitter上での反応がまとめられています。
こちらも一読をお勧めします。