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【コンテンツSEO】コンテンツの量産(更新頻度や長文)はSEOではありません

前提条件を理解せずにコンテンツを量産しても失敗します

『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「コンテンツSEOは単なる“コンテンツの量産”にあらず。お客さまのためのコンテンツマーケティングであるべし! | 生田昌弘の「Web担当者に喝!」 | Web担当者Forum」に、コンテンツ制作とはユーザーのニーズに対するソリューションコンテンツであり、すべてはお客さまの問題解決のためにあるものだということが書かれていました。

 

全くその通りだと私も思います。

 

お客様に最適化されたコンテンツでなければ、Webサイトで成果を出すことはできません。

 

ここでいう成果(目的)は、サイトやコンテンツごとにそれぞれ設定されているものではありますが、どんな成果を設定していたとしても、成果となる行動を起こしてくれるのはユーザーです。

 

そのユーザーが成果となる行動を起こしてくれるコンテンツ、それこそがお客さまに最適化されたコンテンツだと言えます。

 

このお客さまに最適化されたコンテンツについて語るとき、それを叶える方法論として必ず「コンテンツの量産」が語られます。

 

「毎日更新しよう」

「文字数を多くしよう(長文コンテンツにしよう)」

 

ITコンサルタントやWEB担当者、はたまた一般ブロガーでさえも、猫も杓子も誰もがこの2つの方法論を絶対な方法論として語ります。

 

更にこの2つの方法論は、SEOにも絡めて語られます。

 

「毎日更新すればクローラーが巡って来るのでSEOに強くなります」

「文字数が多い、長文を検索エンジンは評価するのでSEOに強くなります」

 

誰もが一度は(むしろ何度も)聞いたことがある方法論ではないでしょうか?

 

・・・残念ながら、これはちゃんとした正解ではありません。

前提条件を語らずに(理解せずに)コンテンツを量産しても意味がありません。

 

この方法論を言葉そのままに受け取ってしまうと手段が目的になってしまうため、失敗すると私は断言します。

 

あなたの成果(目的)は何ですか?

 あなたの成果(目的)は何ですか?

 

ただ毎日更新するだけではダメ

毎日更新をすれば、必然的にコンテンツの量は増えることになります。

 

また、毎日更新することは、更新頻度が高いサイトだと検索エンジンのクローラーが判断する要因にもなり、検索評価される頻度も増えるため、SEOに強いと語られがちです。

 

ですが、これは「前提条件」があってこそ正解となる方法です。


確かに毎日更新すればコンテンツの量は増えますが、そのコンテンツを読む、読んだ後に行動を起こしてくれる(評価する)のはユーザー(人)です。

 

「自分の知りたいこと、興味があること」がしっかり書かれたコンテンツと、情報量こそ多くあれど「自分の知りたいこと、興味があること」に付随した情報が少ないコンテンツ。

 

あなたはどちらを評価しますか?

 


また、SEOの観点から考えると以下のようなことも言えます。

 

前述のように毎日更新すれば、更新頻度が高いサイトだと検索エンジンのクローラーが判断するので検索評価される頻度も増えますが、ここで勘違いしないで欲しいのは「検索評価される頻度が増える(リクエスト回数が増える)」だけで、決して「コンテンツの価値が上がる」ということではないということです。

 

これは通常の検索エンジンの評価はもちろん、Fetch as Googleでも同じ論理、評価です。

 

【SEO】「Fetch as Google」はすぐにインデックスするものではなく、リクエスト送信をするだけのものです - 検索サポーター

 

更に言えば、サイトのコンテンツに関連性が薄いもの(いわゆる雑多ブログ)は、やはり検索評価(SEOの評価)も高くなりにくいです。

 

雑多ブログは専門家ではない素人だからこそ、最初こそはその発言が「価値がある」「興味深い」と思われますが、素人がずっと同じ論調で語り続けていても「ただ言いたいだけ」「門外漢が多くを語るな」と、次第に厳しく判断されることにもなります。

 

知名度の高い人が興味本位で語ったことと、知名度は低いけど専門家の目を通して語ったこと。

 

あなたはどちらの意見を信じますか(評価しますか)?

この評価基準は、検索エンジンも同じであるのです。

 

【ブログ運営】雑多なブログは稼げないし、SEOも弱いことをもう一度語る - 検索サポーター

 

あえて毎日更新することのメリットを語るなら、読者に「毎日新しいエントリーが上がっている」という期待感を与えることが出来ることでリピーター、常連になりやすいからだということが正解でしょう

 

(もちろん質の低い、内容のないコンテンツを毎日更新してもリピーターどころか、離れてしまう人が増えるだけですので、あしからず。)

 

【SEO】ブログを定期的に更新することがなぜ正解なのか - 検索サポーター

 

以上のような前提条件を理解した上で、自分なりのコンテンツの更新頻度を考えてみてください。

 

(最近、こうした前提条件すら語らないのはもちろん、根拠すら示さずに「沢山更新しなさい」と無責任に煽っているオウンドメディア、ブログがとても目につくもので・・・釘を刺す意味でも書いてみました。)

 

最近、いい加減なことを書いてるオウンドメディアが多いですよね。

最近、いい加減なことを書いてるオウンドメディアが多いですよね。

 

 

ただ詳しい情報(長文コンテンツ)ではダメ

長文を書けば、必然的にコンテンツの量は増えることになります。

 

文字数が多いのですから、それだけユーザーに伝える情報量も増えますし、検索評価される文脈(コンテキスト)も増えるため、SEOに強いのだと語られます。

 

ですが、これも「前提条件」があってこそ正解となる方法です。

 

確かに長文であればあるほど単純にコンテンツの量は増えますが、そのコンテンツを読む、読んだ後に行動を起こしてくれる(評価する)のはユーザー(人)です。

 

「自分の知りたいこと、興味があること」が端的に分かりやすく書かれたコンテンツと、情報量こそ多くあれど「自分の知りたいこと、興味があること」が探しにくい、分かりにくいコンテンツ。

 

あなたはどちらを評価しますか?

 

【ブログ運営】SEOでは長文が有効でも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」なこともある - 検索サポーター

 


また、SEOの観点から考えると以下のようなことも言えます。

 

前述のように文字数が多いので、検索にて引っかかる確率も高くなりますし、検索評価される文脈(コンテキスト)も多いことで検索評価も高くなり、SEOに強いことは確かです。

 

ただ、ここで勘違いしないで欲しいのは「検索評価が高い(検索順位の上位に表示されやすい)」だけで、決して「そのコンテンツを読んでユーザーが次の行動を起こしてくれるか」は別問題だということです。

 

また、いくら長文といっても、全てが関連した文脈(コンテキスト)になるとも限りません。

 

むしろ長文であればあるほど関係のない情報まで含まれるリスクが増えるため、逆に検索キーワードにはマッチしないと評価され、検索順位が下落することもあります。

 

更に言えば、長文であればあるほど「ただの知識のひけらかし」になりがちであり、ユーザーを心地よく感じさせることから遠ざけるコンテンツになることもあります。

 

(人に伝えることと、自分が喋りたいことを話すこととは全く別の話ですからね。)


あなたの成果(目的)が「単純なPVの増加」というのであれば、何も考えずに長文のコンテンツにすることでも結構ですが、成果が違うのであれば(ユーザーを満足させる、商品の販売、サービスの申し込み・・・etc)、ユーザーがその行動を起こしてくれるための「適切なコンテンツ」を提供しないといけません。

 

ユーザーがこの商品を購入したい、サービスを申し込みたいと思っても、文章が長くて(コンテンツが分かりにくくて)どこからそれを行えばよいのか分からないとなると、やはりユーザーは離脱してしまいますからね。

 

【SEO】検索キーワードに頼らないSEO。コンテキストで集客を図ろう! - 検索サポーター

 

以上のような前提条件を理解した上で、自分の成果(目標)と合致するのはどのくらいの文章量が適切なのかをしっかり考えてコンテンツを作成してみてください。

 

このエントリーこそ長くない?っていうツッコミはなしで(笑)

このエントリーこそ長くない?っていうツッコミはなしで(笑)

 

 

SEOは手段であって目的ではない

当ブログでは何度も言っていることですが、「SEOは手段であって目的ではありません」。

 

今回のようにSEOはどうしても方法論ばかりが語られてしまい、前提条件や理由がおざなりになってしまう(言及されない)ことが多いものです。


コンテンツSEOとは「検索順位が上がるコンテンツを作成する」のではなく、「ユーザーが求める情報、コンテンツを作成する」ことであり、それは「お客さまに最適化されたコンテンツ」です。

 

そのようなコンテンツを提供するからこそ、よい検索評価を与えられる(検索上位に表示される)と考えると、方法論やSEOは納得しやすくなります。

 

さすれば意味のない方法論、小手先のSEOに惑わされることもなくなりますよ。

 

【SEO】SEOは方法論ばかりになりがち。本質はユーザーのニーズを満たすことです。 - 検索サポーター

 

 

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