次のペンギンアップデートは延期となりましたが
『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「重複対策しているのにSearch Consoleで重複扱いされるのはなぜ? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」の2つのテーマ「ハッキングされたサブドメインのサイトがスパムリンクの温床として手動対策を受けた! 本ドメインにも悪影響が出るのか?」と「ペンギンがリアルタイムになっても手動ペナルティはなくならない」に、手動対策(ペナルティ)は今後も続けて行われることと、また、ペナルティを受けた場合はしっかりと対策(リンク否認、再審査)を行うことが大事であると書かれていました。
年内に実施される予定だったペンギンアップデートは実施が見送られ、来年以降に実施されることとなりましたが、手動対策は引き続き今後も行われることをGoogleのゲイリー・イリーズ氏が語っています。
(「手動ペナルティはなくなるのか?」という質問に「ノー」と一言だけ答えただけですけどね。)
— Gary Illyes (@methode) 2015, 11月 25
ペンギンアップデートがリアルタイムになったとしてもリンクを不正操作しているサイトを100%検出できるわけではないだろうから、ウェブスパムチームのスタッフによる目視チェックは続くだろう。それに、手動の対策とアルゴリズムによるペナルティを同時に受ける可能性だってありそうだ。
どうなるにしても、不正なリンク操作にはもはや手を出さないほうがいい事実に変わりはない。
引用:
重複対策しているのにSearch Consoleで重複扱いされるのはなぜ? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
確かにペンギンアップデートがリアルタイム運用になり、スパム判定の正確性が増したとしても、全てのスパム行為を見抜くことは難しく、不可能でしょう。
よってスタッフの目視チェックは今後も行われますし、二重のチェックで不正なリンク操作は見逃さないというGoogleの強い姿勢が伺えます。
また来年会いましょう・・・
ネガティブSEOを受けることもあります
また、サイト管理者としては常に注意しておかなければいけないことがあります。
それは「ネガティブSEO」を受けることもあるということです。
故意に不正なリンク操作、スパム手法を行うのはもちろんいけませんが、他者から不正なリンクを貼られる(今現在ペナルティを受けているサイトや自動生成された中身のない低品質なコンテンツから大量に被リンクされる)ことで、結果的にこちらのサイトの評価が貶められることになることもあります。
いくらGoogleであってもスパム的な被リンクが故意に貼られたものかそうでないのかは判別はできません。
これはGoogleが「故意でないのならリンク否認して再審査してください」とサイト管理者に委ねているということでもあるのです。
よって、サイト管理者はサボることなく常に手動対策メッセージをチェックしておきましょう。
(もしサーチコンソールに管理サイトを登録していない、使っていないのであればこの機に必ず登録しておいて下さいね。)
手動対策メッセージがまだ来ていないとしても、明らかにペナルティと判定されそうな被リンク(自動生成された中身のない低品質なコンテンツからのリンクなど)は前もってリンク否認をしておくのも一つの方法です。
【SEO】不自然なリンクの削除(リンク否認)はやっておくべきです - 検索サポーター
何事もしっかりチェック、しっかり対応しよう。
逆にネガティブSEOを行ってしまうこともある
手動の対策がそのサブドメインに特定されたものであったのなら、手動対策の観点からは、残りのサイトに影響を与えることはないだろう。
すでにサイトを削除したのであれば、再審査リクエストを送信しておけばいい。
引用:
重複対策しているのにSearch Consoleで重複扱いされるのはなぜ? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
サブドメインのサイトがハッキングされ、逆にスパムリンクを多発することで手動ペナルティを受けてしまった場合はどうすればよいか。
「サブドメインのサイトをちゃんと削除すれば本ドメインのサイトには影響は及ばない」とGoogleのジョン・ミューラー氏は返答しています。
この例はサブドメインについて書かれたものですが、もし本ドメインのサイトであっても手動対策メッセージを受けたときに速やかに対策を行えばペナルティは解消されるでしょう。
ただ、一度ペナルティを受けると解消するまでに時間を要する(検索順位の回復に時間がかかる)傾向が強いため、再申請が否認されたと思い込んだり、疑心暗鬼になってサイトそのものを捨てる(諦めてしまう)方も結構います。
(手動ペナルティはスタッフの目視チェックなため、再審査の確認も目視チェックで行われることが多く、どうしても時間がかかってしまうんですよね・・・)
また、再申請を行う際にはリンク否認、削除の経緯はもちろん作業内容も詳しく報告しなければいけません。
残念ながら報告をしっかり行わずに再申請だけを行うと否認され、ペナルティ解除に至らないことがよくあります。
【ネガティブSEO】手動ペナルティを受けたサイトは4割超で、12%は解除できず - 検索サポーター
実際にペナルティを受ける前にしっかり対策を打つためにも、サーチコンソールで手動対策メッセージを常にチェックしておきましょう。
また、ペナルティを受けたときは速やかにリンク否認、削除の経緯や作業内容をGoogleに詳しく報告(再審査)するようにしてください。
(「Fetch as Google」を行うことも忘れないでくださいね。)
【SEO】Googleが再審査リクエストのヘルプ記事を更新 - 検索サポーター