「READ」計測値を解析
以前「popInが提唱する「READ」という指標 - 検索サポーターのアンテナ」で記事にした「popIn」ですが、本日、「READ Report Vol.2」として、記事を活用したコンテンツマーケティングの現状レポートが発表されました。
とても興味深いレポートですのでご紹介しようと思います。
調査レポートは以下URLにてダウンロードが可能です。
http://cdn.popin.cc/report/read_report_20140716.pdf
解析結果の一部は、以下の通りです。
- コンテンツ型ネイティブ広告のページビュー数の約4割は、編集記事の平均読了率を超えている。
- コンテンツ型ネイティブ広告において、ソーシャルメディアで拡散されるコンテンツが必ずしも読了率が高いわけではない。
- オウンドメディアの流入元は約8割が検索であり、サイト回遊性が低く、平均読了率はREAD導入媒体全体に比べ約12%低い。
引用:
popInがコンテンツ型ネイティブ広告やオウンドメディアの読了状況を分析したレポート「READ Report Vol.2」を発表
コンテンツ型ネイティブ広告も「コンテンツ」
『コンテンツ型ネイティブ広告』という名称のためか、どうしても胡散臭い感じを与えてしまいますが、コンテンツ、読み物として「ユーザーに有益な情報を与える」役割のほうが主目的であるといっても過言ではないでしょう。
4割が平均読了率を超え、8割が検索流入、サイト回遊性が低いということは、その情報を欲しがったユーザーに対して十分に読み応えのあるコンテンツを提供できている、かつ、満足したので他のページに回遊しない(他に情報を探さないでよい)と言えるのではないでしょうか。
私は前の記事で「人の心は完全にロジック化はできない」とも書きました。
釣り記事、釣りタイトルだったとしても矛盾点、問題点を指摘するためにじっくり記事を読むことだってあると思ったからです。
(読むに値しないと思っても、ついつい読んでしまうこともある。)
ただ、そうした記事を提供するのではなく、「ユーザーに有益な情報を与える」というコンテンツの大前提を外さなければ、必然的にユーザーに選ばれ読まれるコンテンツになるし、やはりそこを目指すべきだと私は考えるのです。
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