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【SEO】過去の行いによる評価は良くも悪くもドメインに残っていることがある

新しいドメインを取得する前に一応調べましょう

独自ドメインを取得して新しいサイト(ブログ)を立ち上げる。

 

もしくは今現在、運営をしているサイト(ブログ)を独自ドメインに変更する。

 

どちらも新しいドメイン名を取得することで適うことですが、その取得しようとしているドメインが全くのオリジナルなものか、それとも過去に使われていて、偶然に空いているものなのかまでを気にする人は結構少ないものです。

 

リテラシーの高い人や、ある程度SEOの知識のある人は過去の状況を調べた上でドメイン名を決定しますが、多くの方がこの確認作業を行いません。


なぜ新しいドメインを取得する前に、ドメインの以前の状況を調べることが必要なのでしょうか?

 

それは、そのドメインの過去の行いによる評価は、良くも悪くもそのドメインに残っていることがあるからです。

 

良い評価、例えば以前にそのドメインによるサイトが良質なコンテンツを揃えていたならば、同様に良質な被リンクが集まっているでしょうし、検索エンジンによる評価も高いものとなっていたでしょう。

 

逆に悪い評価、例えば以前にそのドメインによるサイトが不正なリンク行為などスパム行為を行っていたならば、検索エンジンによる評価も低いものとなっていたでしょう。

 

これからそのドメインによって行うであろう自分の施策の評価が、自分が行ったわけではない過去の評価から影響を受けることが実際に起こり得るのです。

 

そういったことを未然に防ぐためにも、新しいドメインを取得する際は一応調べておくことを私はおススメします。

 

※ 調査ツール

Internet Archive: Wayback Machine

 

びっくりしている男の写真

そのドメイン、過去にやらかしていませんか?

 

SEOスパム前歴があるドメイン名を取得するのは避けるべき

『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「SEOスパム前歴があるドメイン名を取得するのはイチかバチかの賭け!? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「SEOスパム前歴があるドメイン名を取得するのはイチかバチかの賭け!?」にて、Googleのジョン・ミューラー氏の「たいていの場合はスパム前歴のあるドメイン名を使い続けても問題はないが、過去に行っていた行為のなかには長期間にわたって影響が残るものもある。」という発言がピックアップされていました。

 

ミューラー氏は回答全体を通じて「ギャンブル」という側面を強調している。つまり、大丈夫かダメか、だれも確実にはわからないということだろう。

新規にドメイン名を取得するときは、以前にスパムサイトでなかったかどうかを必ず調べておこう。過去に与えられたスパム評価が依然として残っていることがありうる。

ギャンブルが好きでないのならば、過去に問題があったドメイン名は避けるべきだろう。


引用:

SEOスパム前歴があるドメイン名を取得するのはイチかバチかの賭け!? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

 

このエントリーではSEOスパムという負の行為を例として語られていますが、逆に過去に良質の被リンクを集めていたという場合であっても「そのドメインの過去の評価が残っている」ことが往々にしてあります。

 

新たにドメインを取得する際に一部のドメインが「人気のドメイン」と銘打って高値で取引されることがありますが、これはドメインの文字の並び(分かり易い、覚えやすい…etc)はもちろん、そういった副次的な価値もあるドメインはやはり高値で取引されれています。

 

たまたま取得したドメインに良い評価が残っていたならばラッキーですが、逆に悪い評価が残っていたなら心情的にもアンラッキーだけでは済まないでしょう。

 

元エントリーにあるように「ギャンブルが好きでないのならば、過去に問題があったドメイン名は避けるべき」です。

 

(既に紹介しましたが、元エントリーでもWayback Machineを使うことを推奨しています。)

 

サイトの過去の状態を知るには、Wayback Machineを利用するといい。すべてのサイトにおいて過去の状態をできるとは限らないが、それでも取得を予定しているドメイン名に関しては、取得前にこのツールで調査しておくことを推奨する。

 

引用:

SEOスパム前歴があるドメイン名を取得するのはイチかバチかの賭け!? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

 

残念がっている男の写真

そのSEO施策、「ユーザーに価値を与える」ことに繋がりますか?

 

不正リンクのサイトからのリンクはすべて信頼されない

もうひとつ、今回のスパムの話題に付随する情報として、同じく『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「meta descriptionタグは今でもSEOに重要なのか? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「不正リンクの温床サイトからのリンクは、すべて信頼されなくなる」をご紹介します。

 

不正なリンク操作の温床になっているサイトだとGoogleが判断した場合、そのサイトからのリンクはすべて信頼しない、すなわち、被リンクの価値(ページランク)を与えないことになります。

 

ただ、価値がなくなる(0になる)だけならまだよいですが、場合によってはマイナスの評価になることもあるでしょう。

 

残念ながらネガティブSEOが今だに有効であり、今回のように過去の行いによる評価がドメインに残ることからも、ペナルティを受けると「そう簡単に消せはしない評価」なのだと言えます。

 

(受ける側である手動ペナルティの削除依頼だけでも、かなりの手間というコストがかかりますしね。)

 

例えそれが意図的であろうとなかろうと、Googleはスパム行為とみなしてそのサイトの評価をしっかり落とします。

 

そうならないためにも「検索ユーザーに価値を与えることに繋がらないSEO施策」はむしろやらないほうが賢明でしょう。

 

(まあSEO施策に限らず、「自分だけが得をしたい、儲けたい」ありきな施策、サイトは絶対に失敗しますけどね。)

 

【SEO】ペナルティサイトをライバルサイトに転送するネガティブSEOは可能? - 検索サポーター

 

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