SEOでマイナスにはならず、Google側で除外する
外部サイト向けにリンクを貼ってはいたが、既にリンク先のページはなくなってしまっていて、もうそのページが存在しないとき(リンク切れとなるとき)、検索評価は下がるのでしょうか?
結論から言うと、Google側で判断して除外するので、検索評価においてマイナスにならないということをGoogleのジョン・ミューラー氏が語ったことが『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「WordPressが独自ドメイン名でのHTTPSをサポート | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「リンク切れは検索エンジンからの評価を下げるのか?」にてピックアップされていました。
私はこのGoogleの判断をちょっと意外に感じてしまいました。
内部リンク(同ドメイン内)でリンク切れを起こしていれば検索評価は下がる傾向にありますし、Googleはつい最近にも外部サイトに向けて不自然なリンクを設置しているサイトに対して手動で対策を行った(ペナルティを与えた)ことを発表していましたので、外部リンクについても「しっかり管理している」かどうかを見ている、判定しているものだと考えていました。
【SEO】Googleが不自然な発リンクを設置しているサイトに大規模な手動ペナルティを実施 - 検索サポーター
グーグルにとってはそうしたリンクが問題を起こすことはない。もはや存在しないURLにリンクが向けられているとしたら、時間とともに私たちの側で除外する。
しかし、リンク切れしているのがわかっているなら、ユーザーのために修正したほうがいいだろうね。
引用訳:
WordPressが独自ドメイン名でのHTTPSをサポート | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
リンク、切れてるがな・・・
ただしユーザーからの評価は下がる
SEO的にマイナスになることはないとしても、外部リンクをクリックしたら404エラー(リンク切れ)となっているのはもちろん、意図したページと全く違うページがリンクされているとなると、ページを閲覧しているユーザーは困惑してしまいます。
特に後者はユーザーを騙すことにもなるので、それこそ今回の外部リンクのペナルティ対象となるでしょう。
しかし、リンク切れの場合はそうはならない、ジョン・ミューラー氏の発言通りであればペナルティの対象にはならないと捉えることが出来ます。
どちらにしても外部リンクの不具合はユーザーのためには全くならないことなので、ユーザーからの評価は下がることは確かだと言えます。
出来ることなら常にチェックしておいて、外部リンク切れはなくしておきたいところです。
地味な作業だけど、メンテナンスは大切です。
リンク切れをチェックして修正を行いましょう
そこで、私が主に使っているツール、リンク切れを起こしているページのチェックを行えるツールをご紹介します。
・W3Cリンクチェッカー
http://validator.w3.org/checklink
・deadlink.tv
・Website Explorer
http://www.umechando.com/webex/
外部リンクをチェックする機能としては、どれもほぼ同じ機能を備えています。是非使ってみてください。
(最後のWebsite Explorerだけは結果をHTML形式やテキスト形式などで書き出せますし、その他の機能も充実しています。データ取得には時間がかかりますが、個人的にはこれがおススメです。)
知らず知らずに外部リンクが切れてしまっていて、そのことでユーザーの評価を落としてしまうのはもったいないことです。
メンテナンス作業はすごく地味なことで劇的にPVが増える要因とはなりませんが、サイト運営を長く続けていればいるほどこういったことは起こりえますし、これからもコンテンツを「資産」としていくのであればやらない手はないでしょう。
【SEO】外部サイトへのリンク切れをチェックする - 検索サポーター