「SE → ディレクター」って案外少ない?
『nanapi TechBlog』に「ディレクターがSQLを学んでよかったこと | nanapi TechBlog」というエントリーがアップされていました。
ディレクターもSQLを学んだことにより、今までエンジニアさんに依頼をしていたことが自分でデータを取得出来るようになったため、PDCAのスピードが上がり、いろいろと捗るようになったとのことです。
ちなみに私はWEBディレクターになる前は、プログラマーを経てSEをやっていました。
業種もWEBではなく大型汎用機を扱う銀行の金融システムであり、プログラム言語もCOBOL、PL/Iという恐らく今の人は聞き慣れない、むしろ初耳じゃないかと思われるようなプログラム言語を扱っていました。
(スクリプト言語はJCLを使い・・・と、これ以上はつまらない話なので割愛します。)
もちろん、SQLもやりました。
(Oracle DB上で・・・と、この話もつまらないので割愛します。)
SQLを触っていた、知識がいくらかあったお陰でWEBディレクターに転職した後に、SEさんが忙しい、手が回らないときなどは自分でphpMyAdminを使ってデータを取り出していました(頻繁に触るまではありませんでしたが)。
また、プログラムの基礎知識もある程度はありましたので、プログラマー、SEさんのお手伝いで簡単なPHPぐらいなら参考書を読みつつ自分で組んでいましたし(静的ではなく、動的にページ表示するときなど)、一番のメリットとしてはプログラマー、SEさんとの打ち合わせになると「話が早い」「意思の疎通が容易」というメリットがありました。
「デザイナー → ディレクター」がよくあるパターン
前述のように、私はSEからディレクターになったため、絵、デッサンなどが全く出来ません。
大抵はデザイナーからディレクターになる人が多く(よくあるパターン)、私はプログラマーやSEさんとは話が通じるメリットがあっても、デザイナーさんには話があまり通じないところもあったりというデメリットもありました。
(逆に「王道パターンのディレクター」は私と全く逆であったりします。)
私の場合はプログラムの基礎があったことを過信して、デザイナーさんとは「コーディングは任せろー(バリバリ)」「やめてー!」という(心温まる)やりとりも何度か経験しました。
・・・話が少し反れてしまいました。
SEを経験したことはメリットもあればデメリットもありましたが、ディレクションという仕事の上で無駄ではなかったと断言できます。
先ずはVIEWで好きなように触ってみる
ディレクターもSQL文を書けるようになると何かと捗ることは私の経験からも同意です。
慣れない間は管理者(SEさん)の管理の下でデータベースを触るのはもちろんですが、間違えて実テーブルのデータをDELETEしたりしないように、先ずはVIEW文でデータ取得させる、練習を行うとよいと私は考えます。
(セキュリティ的にもこちらのほうがよいでしょう。)
テーブル設計、データ抽出の基本が理解できることで、SQLを面白く感じることが出来ると思います。
データベースの考え方を理解できればSQLだけでなく、例えばEXCELにてピボットテーブルでデータ編集をしたり、フィルターの条件抽出や、条件文でのデータ加工作業などがとても容易に行えるようになります。
(更にプログラムの知識が備われば、マクロを組むことも出来るので、作業軽減に繋がります。)
ひいては仕事の効率化に繋がりますので、是非とも色々やってみてください。
何事も経験ですね。