今後「広告」と表記されるようになるか
私が毎日チェックしているサイト『SEMリサーチ』のエントリー「Yahoo!検索、検索連動型広告枠に黄色い「広告」ラベルを表示するテストを実施::SEM R (#SEMR)」にて、Yahoo!が検索結果の広告枠欄(スポンサードサーチ)に、現在、黄色い広告ラベルで「広告」と表示するテストを実施しているということが書かれていました。
私が確認した限りでは(自宅で光回線のデスクトップPCと屋外でWi-Fiにて接続したノートPCでは)まだ表示がされてはいないので実際に見ることは出来ていないのですが、Googleの検索結果の広告枠欄と同じ、デザインはほぼ変わらないようです。
(まだテストを行っているとのことなので、表示制限をかけている、全てのユーザーには表示されないのかも知れません。)
また、画面右側欄の広告については今まで通りの表示であり、ラベル等の表示はされていないそうです。
(右側欄の一番上にラベルではなくテキストで「広告」とは書かれていますね。Googleはラベルで表示されているので、ここは違っていますね。)
広告、多いですね(笑)
そもそも広告枠と知らなかった人も多いのでは?
Googleと違い、Yahoo!を使っているユーザーの中にはそもそもこの枠が広告であることを知らない、意識したこともない人が多いのではないでしょうか?
いつもインターネットに触れている人にとっては、リスティング枠は「広告」であることは暗黙の了解、既に概念としてあるのですが、あまりインターネットに触れることがない、「必要なときだけインターネットを使い、必要なときだけ検索をかけて調べる」という程度にしか使っていない人にとっては、そこが広告であることを知る機会もないでしょう。
実際に知識がない、全く知らない人にこのリスティング枠について説明、解説をすると「え?有料ってことはクリックした私もお金取られちゃうの?」と最初に質問する人が結構います。
(特にYahoo!ユーザーにその傾向が強いと肌感覚で感じたところです。)
広告であっても目的を達成出来ればいい
また、それが広告枠だろうとなかろうと知らない人にとってはそれはどうでもいいことでしょう。
検索をかけて必要な情報を得ることや、申し込みを行うなどの目的を達成することが出来るのなら、広告であろうとなかろうと関係がないのです。
(だからこそリスティングは、正確なタイトルと広告文をつけてユーザーを誘引するために試行錯誤を繰り返すのです。)
「広告」と表示されることで全体的にクリック数の減少は必ず起こるでしょう。
(広告というだけで毛嫌いする人ももちろんいますし、私はそれが悪いこととは思いません。)
それでも今後の事を考えると、やはり広告は広告と表示されるべきだと私は考えますし、広告であってもタイトル、広告文がしっかりしていれば誘引は出来る、そこが私のようにSEMに携わる者の腕の見せ所だと考えています。
(最近流行のネイティブ広告で、広告と表示されないものを見かけることがありますが・・・あれはユーザーを騙すように感じますし、個人的にはどうかと思います。)