先ずは告知です
つい先ほどですが、本日、寄稿コラムをアップしました。
FacebookのOPG、Twiterカードについて説明及び設定方法をまとめたものです。
是非お読みください。
【最新版】バズるために最低限やっておくべき!FacebookOGPとTwitterCardの設定方法 | SEO対策会社のユナイテッドリバーズ
閑話休題。
本日の『AdWords日本版 公式ブログ』のエントリー「Inside AdWords-Japan: 2015 年のゴールデンウィークに関する旅行業界検索キーワード動向を発表」に、Googleが本日、2015年のゴールデンウィークに関する旅行業界検索キーワード動向を発表したと書かれていました。
サイト(ブログ)管理者の皆様、「旅行業界の検索トレンドだから自分とはあまり関係がなさそうだ」と思うことなかれ。
そのまとめ内容もさることながら、ゴールデンウィークの検索トレンドの傾向を知ることで、「何かに生かせるかもしれない」と思って読むと、新たな発見があるかも知れません。
これはSEO施策の考え方に大いに通じる考え方です。
「旅行」だけに限ったことではありませんよ。
ゴールデンウィークの情報収集から考える
旅行関連全般では、GW との掛け合わせで「旅行」や、「お勧め」、「穴場」などの口コミやリコメンドを求めた検索が多く、目的地が決まっていないなか、広く一般的な情報収集のための検索が多いことがうかがえます。
引用:
ここで参考となる考え方、それは「口コミやリコメンドを求めた検索が多く、目的地が決まっていないなか、広く一般的な情報収集のための検索が多いこと」ということです。
「目的地」を「目的の品物」と読み替えると、受け取り方が変わってくるでしょう。
ゴールデンウィークの一番の目的は「旅行先を決める」ことだとしても、その「旅行先で買う品物」と考えてみると、多くの人は旅行先以上に決めていないことが想像できるのではないでしょうか。
また、「目的の品物」をおみやげ的なものだけではなく、「旅行先で使うもの」と考えると、対象となる品物も変わってきます。
タオルや歯ブラシは宿泊先の備付を使うとしても、下着や整髪料、コンタクトレンズなどは自前なため、現地で無くて困ることが案外は多かったりします。
(やはり持ち運びに便利なコンパクトなものが好まれますね。)
こういったものは最初の検索、情報収集で漏れるなんてことはよくあることです。
(現地について「しまった!」と気が付き、とりあえず代用品を求めてコンビニに走るなんてことはよくあることです。)
考え方を少し変えると、ユーザーには「この旅先ではおみやげとしてこの商品がおススメだ」とか、「旅行にはこのセットがおススメだ」とか、まだ完全に決めていない、決めきれない人に対して薦めるコンテンツは需要があると考えることが出来ます。
(普段の商品を薦めるときにでも「この商品はコンパクトなので持ち運びに便利」など、逆アプローチとしても使えます。)
その商品が自分の得意分野であれば猶更です。
「自分と関係ないと思うのではなく、何が関係するか」と考えることはチャンスを生み出すことに繋がります。
急上昇ランキングから考える
対昨年比の急上昇でみると、北陸新幹線の開業で盛り上がっている「北陸」と「金沢」の伸び率が高いことがうかがえます。
引用:
ここでは「北陸新幹線の開業で何が恩恵を受けるか?」と考えると、色々なものが浮かんできます。
例えば私の好きなサッカーなら、大いに恩恵を受けるものがあります。
それは今シーズンからJ2に上がってきたツエーゲン金沢です。
北陸新幹線の開業によって、対戦チーム(アウェイチーム)のサポーターは遠征がしやすくなることで集客が増えることはもちろん、上記のようにアウェイチームのサポーターが買っていくおみやげや、宿泊先で必要なものをすすめるコンテンツは需要があると考えることが出来ます。
(その情報はゴールデンウィークに限らず、シーズンを通して欲しがられるでしょう。なぜならJ2のアウェイチームとは1年を通して戦いますし、北は北海道、南は熊本まであるからです。)
これも「自分と関係ないと思うのではなく、何が関係するか」と考えることはチャンスを生み出すことに繋がります。
多様化する旅行から考える
近年、旅行先での人や自然、伝統文化を体験を取り入れた新しいタイプの旅行(ニューツーリズム)が創出されるなど、旅行の形態が多様化しています。これらは地域活性化に繋がる旅行形態として、観光庁などの国の機関も観光立国に向けた取り組みの一環として振興を図っています。
引用:
これなどは正にWEBサイトに求められている「ユーザーエクスペリエンスを生み出す」ということと同じです。
ユーザーエクスペリエンスは何も旅行に限ったことではありません。
旅行の形態が多様化しているように、人の価値観も多様化しています。
自分の得意分野で、人が知らない価値観、情報を提供することも立派な「ユーザーエクスペリエンス」と成りえます。
今回の検索トレンドから考えるなら、「医療」「ヘルス」「ユニバーサル」「アグリ」と、何か自分の関係するものはないかと考えるとよいでしょう。
(まあ、「医療」「ヘルス」は元々からアフィリエイトと親和性が高く、競争も激しいですが・・・)
何か関係するかな?
何が関係するかを絶えず考える
このように例年同じ傾向が見られる一方で、急上昇ランキングからわかるとおり、消費者の興味・関心は刻々と変化しています。
消費者の検索行動は旅行するタイミングよりも早期に起こるため、定期的に消費者の検索トレンドを分析、いち早く把握し、マーケティング活動につなげていくことが重要です。
引用:
何度も言いますが、大事なことは「自分と関係ないと思うのではなく、何が関係するか」と考えることです。
世の中のトレンドを読んで先に用意しておくことも必要ですが、それは上記のような考え方があってこそ成立するものです。
また、検索キーワードからユーザーが欲しがるコンテンツを考え、作成することこそがコンテンツSEO(今回なら「コンテンツマーケティング」のほうが正確か)と言えます。
地理的な要素をもっと考えるなら、ローカルSEOにも生かせることも沢山あります。
今回のゴールデンウィークに限らず、いつも「何が関係するか」と考えることは、人と話をするときに使えるだけでなく、サイト(ブログ)のネタ切れ防止にも繋がりますよ。