関心のない(見たくない)広告が表示されなくなります
GoogleAdSense日本版公式ブログのエントリー「Inside AdSense : 「広告を閉じる」機能の性能が向上しました」に、広告の上部隅に表示されるミュートボタン「×」をクリックすると、その特定の広告がユーザーに表示されなくなる機能が追加されたことが書かれていました。
ユーザーが「×」をクリックして簡単なアンケート(任意)に答えると、その広告が表示されなくなり、広告掲載スペースが縮小されて、周囲のコンテンツがそのスペースを埋めるようになるとのことです。
ただ、これは「そのサイトに限った」話なので、特定の広告の表示を拒否したとしても、別のサイトでは拒否した広告は表示されることになります。
それでも、ユーザーはそのサイトに限っては見たくもない広告を見ないで済みますし、サイトオーナーもユーザーが嫌いな広告を掲載することが少なくなり、広告主も興味のないユーザーには広告を見せないことでコストの削減にもなります。
とてもよい仕組みだなと私は思います。
広告は適切な配置でお願いするにゃ。
広告収入が減るのは誤クリックで稼いでいるサイト
広告が見えなくなるのなら広告収入が減るんじゃないか?
そう危惧するサイトオーナーもいるかもしれません。
広告収入が減るのは「広告が広告として運用されていないサイト」です。
このアップデートにより、好感度の低い広告や配置を把握でき、サイトにユーザーに好まれる広告のみを表示できるようになります。
引用:
この言葉通りです。
誤クリック、誤タップを狙ったAdSence配置をしているサイトは広告収入が落ちることが予想されます。
文中にAdSenceを混ぜ込んだ配置にしているサイトは結構多いですが、あまりに酷い配置(コンテンツと同化しているような、間違えることを狙っている配置)は、ユーザーには「嫌われる」ので、これも広告収入は落ちるでしょう。
ユーザビリティが悪いことはもちろんですが、ユーザーを騙すような配置の広告が好まれるわけがないことは誰でも分かることです。
(広告の内容以前の問題ですね。)
こういった行為は閲覧しているユーザーだけでなく、広告主すらも欺いている(モチベーションのない人、悪くいえば騙されたユーザーを広告主に紹介している)ことになります。
広告主としても「騙されたユーザー」を紹介されたくありませんし、そんな「質の低いサイト」への出稿は避けたいところです。
今回の仕組みは広告主にとっても、よい仕組みであるとも言えるのです。
誤タップしたわー!(怒)ってことが減って欲しいですね。
広告収入を上げるには良質のコンテンツを提供すること
ではどうしたら広告収入があがるのでしょうか?
それは「良質のコンテンツを提供すること」に限ります。
良質のコンテンツを提供すれば、ユーザーはよい情報を得られ、広告主はコンテンツに納得した、興味を持ったユーザーを紹介して貰え、サイトオーナーは広告収入を得られます。
こういった「基本的で当たり前のことをしっかりやっているサイト」こそ広告収入が上がりますし、今回の機能は正にそのための機能であると言えるでしょう。
※ 参考エントリー
【AdSence】Google日本版公式ブログがバレンタインに向けての4つの準備を指南 - 検索サポーター