体験を売る
本日、Apple Storeについての記事を読みました。
「Apple Storeで買い物をするのは100人に1人」:アップル元小売り担当幹部が語った直営店の秘密 - CNET Japan
Webメディアの話というよりは実店舗での販売の話ではあるのですが、「人にバリューを与える」ということは商売、情報メディアとしての基本であり、どちらにも言えることであると考えましたので記事にしました。
そして、Johnson氏は、その裏付けとなるような数値を明らかにした。「毎日、Apple Storeを訪れる人100人のうち、品物を購入するのはたった1人」(Johnson氏)
ただし、同氏は、「しかし、Apple Storeは、モール内で最も賑わっている店舗だ」と付け加えた。
では、残り99人は何をしているのだろうか。自らとブランドとの関係性に身をゆだねている。Johnson氏によると、将来的に商店は、その実店舗を通してより親密さを生み出さざるをえないようになるだろうという。
引用:
「Apple Storeで買い物をするのは100人に1人」:アップル元小売り担当幹部が語った直営店の秘密 - CNET Japan
これは正にユーザーエクスペリエンス((ユーザーがある製品やシステムを使ったときに得られる経験や満足など全体を指す用語。ウェブ上での商品販売などソフトウェアやビジネスに関連して使われることが多く、インタラクションデザイン全般に適用される概念である。の提供であり、Webサイトであれば、そのサイトを使うこと自体に「楽しい」「嬉しい」という経験ができるようにすることだと言えます。
居心地がよい場所の提供
そういったWebサイト作りを行うことで、再訪ユーザーの獲得が実現(サイトへのリピート率の上昇)出来ます。
もちろん、売る商材(薄利多売のもの)や目的が違う場合(何かを売るためのWebサイトではない、自己満足でやっているものなど)はこの話はあまり当てはまらないかも知れません。
ですが、人を集める上での基本はやはり「楽しい」「嬉しい」などユーザーの「感情を満たす」ことだと考えるのです。
(人は感情を 満たされることで幸せを感じる。)
実店舗でもWebサイトでも「居心地がよい場所」を提供すること。
それをいつも意識していたいですね。