「良質なコンテンツ」って?
「検索に強い(検索上位に表示される)コンテンツ」とは何でしょうか?
今なら検索エンジンが重視している「良質なコンテンツであること」という答えが返ってくるでしょう。
では、「良質なコンテンツ」とは何でしょうか?
これも今なら「ユーザーにとって有益なコンテンツ」という答えが返ってくるでしょう。
この「ユーザーにとって有益なコンテンツ」というのがとても難しいものです。
検索順位は検索エンジンのアルゴリズムが決めることとはいえ、本当の評価を決めるユーザーに至っては価値観、判断基準などは人によって違うからです。
ですが一概には言えないとしても、「それ(価値観、判断基準)を決めるものは何か」と考えれば答えに近づくことは出来ます。
気づきを得る、理解、納得、更に考察を喚起する、何かしらの行動を起こしたくなる・・・etc
情報を与えるだけでなく、上記のような「ユーザーエクスペリエンスを生み出す」コンテンツこそが「ユーザーにとって有益なコンテンツ」と言えるのではないでしょうか。
人を動かすには心を動かす。
上辺だけなぞっていることがバレバレです
最近は「コンテンツSEO」、「コンテンツマーケティング」こそが重要だと言われていますし、「良質なコンテンツ」について書かれた本やエントリーも多くあります。
ただ、この「多くある」というのが、実はやっかいなことでもあります。
中には「コンテンツを作った人自体が明らかに中身を理解していない」と分かるものがあるからです。
(間違った情報はもちろん、前後で話が矛盾していたり、言葉使いが途中で変わったり・・・)
上辺だけなぞっていることがバレバレです。
どこかから適当にそれらしい文章をパクってきてつなぎ合わせただけだろうなとすぐに察しがついてしまいます。
(恐らくそんな文章でも深く考えずに鵜呑みにしてしまう人たちをターゲットにしているのでしょうが。)
そもそも自分が理解していないことを他人に理解させること自体が無理というものです。
自分の意見を言えばオリジナルにもなる。
内容を理解し、かつ独自の考察を加える
では、本当に良質なコンテンツを作成するにはどうすればよいのでしょうか。
それは「内容を理解し、かつ独自の考察を加えること」です。
内容を理解し、かつ独自の考察を加えることで、そのコンテンツはオリジナルコンテンツへと昇華しますし、オリジナルだからこそ「ユーザーエクスペリエンスを生み出す」、ユーザーを突き動かす元となるのです。
「低品質なコンテンツ」と言われるものは、これがありません。
上辺だけなぞった文章では人の行動、心を動かすことは出来ませんし、それでは機械的に作った文章と何ら変わらないです。
Twitter、FacebookなどSNSで、ただシェアするだけではなく自分なり(オリジナル)の考察、意見が書かれたもののほうがリツイートやいいね!が押されることが多いのと考え方は一緒です。
考察が間違っていてもいい
私は考察が間違っていてもいいと思います。
大切なのは自分の考えをしっかり述べることです。
自分なりの考えを書くからこそ、ユーザーから賛同をいただけるのはもちろん、逆に間違いの指摘や建設的な意見をいただくことも出来るからです。
また、ユーザーを動かした(賛同や反対意見を述べるという行動を起こさせた)という意味では「ユーザーエクスペリエンスを生み出した」とも言えるからです。
いただいた意見によって更に自分を高めることも出来ますし、ユーザーにも気づきや考察を喚起させることが出来たのですから、それはもう「良質なコンテンツ」と言ってよいでしょう。
(ただ、ユーザーのコンプレックスを擽る、あえて反論行動を起こさせるような「故意の」炎上行為とは似て非なるものですので悪しからず。)
※ 関連エントリー
【コンテンツSEO】「事実」と「意見(考察)」をしっかり分ける - 検索サポーター
【ブログ運営】一番難しい「個性を出す」ということ - 検索サポーター