QSK(急に仕事が来たので)
今日は朝から出かけていました。新しい仕事を請けたからです。
今回、新しいサービスについてのHPを作成するにあたり、立ち上げから関わることになりました。
最初から「今後はSEO、SEMなどの集客活動を視野に入れている」ことが分かっているので、提案もディレクションもやり易いです。
これが「とりあえず作って」だと、ディレクションも提案も簡単ではあるのですが、「後付け」の要望には答えられにくいというデメリットもあります。
(全てがその場凌ぎ、行き当たりばったりの対策となってしまうからです。)
お問い合わせフォームはもちろん、コンテンツも集客を考えて作られていないため、先ずはビジネスに必要なコンテンツを用意するためにリライトor新規コンテンツの作成の嵐となるのです。
※ 参考エントリー
【SEO、SEM】集客活動を行う前にビジネスに必要なコンテンツを揃える - 検索サポーターのアンテナ
今回は最初から目的がハッキリしているので、サイトの設計段階から色々と考えて実装することが出来ますし、何よりもPDCAを回すことでサイトも自分も一緒に成長していけるというのが面白いです。
私の仕事の醍醐味です(^^)
集客(流入増加を考える)よりも運用することが大事
以前に異業種交流会に出たときも肌で感じたのですが、WEBサイトにおける世間のニーズは、「WEBサイトを使った集客」よりもそれ以前の問題である「WEBサイトの運用(改善)」のほうが圧倒的に多いです。
正確に言うと「WEBサイトの運用(改善)」を行うことが問題解決の道なのですが、それを飛ばして「WEBサイトを使った集客」という目的だけでサイトオーナーさんが依頼を行っているのです。
※ 参考エントリー
【SEO】内部施策を行う前段階の準備、ディレクション - 検索サポーターのアンテナ
多くのサイトオーナーさんは「とりあえず作った」サイトでいきなり集客を行おうとし、自分のビジネスに必要なコンテンツが揃っていないことに気がついていません。
また、集客を依頼されたSEO、SEMの業者はあくまで「集客の方法」を力説し、実施をしますが、肝心の中身、コンテンツが伴っていないためなかなか結果は出ません。
結局、どちらもうまくいかずに不満を抱えてしまってお互いが不幸になるというオチになりがちです。
また、サイトの現状を正確に把握する、改善に繋げるためにもアクセス解析データは絶対に必要です。
(どんなワードで検索されているか、どのページが多く見られているか・・・etc)
サイトオーナーさんはなぜアクセス解析が重要なのかを理解していないことが多いので、ここはしっかり説明を行わなければなりませんね。
特にSEOの方法を具体的なアクションに落とし込むためにも分析は必要です。
(昔のただの「被リンク貼り屋」なSEO業者は「アクセス解析データは見る必要がない」と言い出すところもありました。)
このように、WEBサイトは「集客」よりも前に「運用(改善)」が必要なのです。
これはWEBサイトに限らず、色々なサイト(ブログ)でも同じことが言えます。
SEOを生業としている私が言うのもナンですが、アクセス(PV)を増やすことを気にしてテクニックばかりを駆使しても、すぐに限界は来ます。
どんな人に見てもらいたいか、どんな問題を抱えている人に向けて解決法を書くか、どんな趣味の人に何を紹介するか・・・などを真剣に考えてエントリーを続けていき(運用する)、必要があれば修正する(改善する)ほうがテクニックを駆使するよりも人は集まるでしょう。
それに気がついていないサイトオーナーさんに理解をしてもらえるよう、また、問題点をしっかり把握してもらってからお仕事を依頼していただくことが私の今後の課題でもあります。
よい提案、ディレクションが出来るよう頑張っていきたいです(^^)