千里の道も一歩から
最近よく読んでいる『週末もSEO対策をがんばるブログ』のエントリー「地道だけれど確実な被リンクの集め方 - 週末もSEO対策をがんばるブログ」を読んで情報の共有と、私なりの雑感をまとめたいと思います。
SEO外部対策といえば以前よりも価値が落ちたとはいえ、いまだに被リンクが大きな評価基準であります。
昔はリンクの「質より量」が重視されていたこともあり、botで乱造された有料リンクや、相互リンク登録などが氾濫していました。
しかし今は度重なるペンギンアップデートはもちろん、日々の検索アルゴリズムの改定により、こういった被リンクはほぼ無効になりつつあります。
(場合によっては逆にペナルティとなる、ネガティブSEOになることもあります。)
今は被リンクが「ナチュラル(自然)リンク」であるか?「コンテンツが関連しているページからのリンク」であるか?など「量より質」に評価軸がシフトしてきています。
そういった背景の中、被リンクを確実に積み上げる方法が書かれていました。
簡単に箇条書きで手順をお伝えします。
ブログやWebサービスを利用している知人、友人を想定し、彼に「役立つ」「面白い」と感じてもらえそうなコンテンツを作る。
コンテンツができたら、「きっと役に立てるんじゃないかと思ってこんなのを書いたよ」と連絡し、「役に立つと思ったらシェアしてくれ、リンクをくれ」とお願いをする。
以上です。ね、簡単でしょう? 肩透かし感があるかもしれませんが、これが一番確実です。
引用:
「何だそんなことかよ。もっと手っ取り早く、簡単に被リンクを集める方法を教えてくれよ」と思う人もいるでしょう。
・・・残念ながら「そういった考えを持った時点であなたは間違っています。」
ざんねーーーん!
被リンクを貼る(言及するとき)ってどういう時?
私の考えとして、もう一つ付け加えるなら、
「そのコンテンツで感情を揺さぶられたらシェア、リンクされる」
といったところでしょうか。
例えばあなたがブログで言及するとき、また、TwitterやFacebookなどSNSでシェアするときはどのようなときでしょうか?
「役に立つと思った、面白いと思った」、「(当エントリーのように)自分の意見、考察を追記したい」などの理由ではないでしょうか?
また、後ろ向きの感情が揺さぶられて言及、シェアをする場合もありますよね。
わかり易い例が「釣り」「炎上」エントリーへの反応です。
非道徳や倫理に背くこと、コンプレックスが擽られることなどが書かれていると、批判コメントを書くことはもちろん「晒し上げ」の意味でシェアしたりすることもあるでしょう。
文句を言いたくなる気持ちも凄く分かります。
ですが、こういうったものに対しては「スルーするのが一番」です。
それこそ反応したら「釣り」「炎上」を行う人の思う壷です。
負の感情であろうと反応を集めてPVに変換する(収益に変える)ことが目論見だからです。
また、負の感情で行った言及であってもそれは「ナチュラルリンク」なため、検索上位に、SEO的にも有利に働かせることになってしまいます。
(SNSでシェアするのも一緒です。多くの人の目に触れさせることで流入する機会、入り口を増やすことになります。)
どうせ同じ感情を揺さぶるならやはり前者、正の感情(役に立つ、面白い)でシェア、被リンクを沢山増やしたい。
そうは思いませんか?
喜び、楽しみを増やしたほうが圧倒的にいいよね
数も質も増やすのに近道はなし
長い目で見てどちらの感情でシェア、被リンクを増やすほうが信頼もリピーターもPVも増えていくかは言わずもがなでしょう。
また、どちらの感情でシェア、被リンクされるほうが質が高いものになるのかも言わずもがなでしょう。
考え方は簡単でも実現は難しい。これこそがコツなのです。
(すぐに結果が出るものではないのですからね。)
だからこそ地道にやっていれば次第に積みあがっていき、いつかはそれが他との差となって表れることになるのです。
最後に、被リンクについての原理原則が簡潔にまとめられた『SEMリサーチ』のエントリー「「良質なリンク」の原理原則 ::SEM R (#SEMR)」をシェアしたいと思います。
少なくとも SEO を学び始める段階で理解してほしいこと、これから先も覚えておいてほしい原理原則は「本質的に良いリンクって、どういうリンク」ということをシンプルに理解しておくことです。一応 検索エンジン技術の要件を理解しておく必要があるので、SEO 寄りの理解にはなるものの、それは『コンテンツや文脈と関連性がある参照リンク』『クリックして人が訪問してくる参照リンク』『ステータス向上に貢献する参照リンク』この3つに収斂されるのではないでしょうか。
引用: