入力フォーム修正の勘所
こんにちは。
日曜のお昼はいつもの平日にしっかりと読むことが出来なくて、後で読んだニュースやコラムについてのエントリーです。
少し前の話題ですが、『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「エントリーフォームの必須項目は「※」ではなく、[必須]マークで表記しよう/15か条の6 | 勝手にEFO分析-エントリーフォーム改善 | Web担当者Forum」が興味深いものでしたので、私の雑感を交えて共有したいと思います。
新規ユーザー登録画面などのWebフォームでは、どの必須項目を入力すれば、入力完了となるのかをわかりやすく示すこと、言い換えれば、作業量をわかりやすく伝えることは、入力完了へのモチベーションアップと完了率アップの重要なポイントです。
引用:
エントリーフォームの必須項目は「※」ではなく、[必須]マークで表記しよう/15か条の6 | 勝手にEFO分析-エントリーフォーム改善 | Web担当者Forum
とあるサービスに申し込む、とある商品を購入しようとネットから注文を行うために入力フォームのページを訪問した。
しかし、何を入力していいのか分からない(フォームが複雑すぎる)、または入力項目が多すぎて途中で嫌になった。
これは誰もが経験していることではないでしょうか?
入力フォームを変にオシャレに作りすぎて見辛かったり、入力項目が多すぎて「この情報、ホントに必要か?」と思わせる項目(しかも「必須」になっている)もありすぎる。
正に「入力フォームあるある」ですね。
私が請け負う案件でもよくあることで、「なぜこの入力項目にしましたか?」と聞くと、「実は何も考えていなかった」または「取得出来る情報は多いほうがいいから」という答えがよく返ってきます。
その場合は「あなたが始めて訪れたユーザーだった場合、この入力フォームにスムーズに入力出来ますか?」と私は聞きます。
そうすれば間違っていることを理解していただけます。
特に必須項目についてはとても大事です。
可能な限り絞り込むことでユーザーの入力の手間を減らすことが望ましいからです。
♪フォームあるある~ 早く言いたい〜♪
概念にとらわれていないか
皆さん、入力フォームで項目に「※」が付いているとどういう判断をしますか?
恐らく多くの人がこの項目は「必須項目だな」と判断するのではないでしょうか?
もしくは「※」の注意書きを探す(確認する)のではないでしょうか?
入力フォームで「※」が付いている項目はほぼ「必須項目」、注意書きにも「※は必須項目です」と書かれていることがほとんどです。
(作る側も「暗黙の了解」となっているかの如く、「※」を使用している入力フォームが散見されます。)
これがあまりに一般化していますが、ユーザーはその注意書きを探す(確認する)ために視線を動かす必要が出てしまいます。
入力フォームにおいて無駄な視線の動きはなるべく避けるべきです。
入力を面倒にする、手間をかけさせることは、ユーザーのモチベーションを大いに下げることになるからです。
必須マークとして「※」は、よく用いられる表現です。すでにある程度一般的になっているとはいえ、目にした瞬間のわかりにくさはどうしても残ります。また、フォームの入力画面中に「※は必須項目です」などの注釈がどうしても必要です。
(中略)
以上から、必須マークは単独で意味がわかるように [必須] などのマークにすべきでしょう。
引用:
エントリーフォームの必須項目は「※」ではなく、[必須]マークで表記しよう/15か条の6 | 勝手にEFO分析-エントリーフォーム改善 | Web担当者Forum
逆に考えるんだ。複雑で面倒くさいものは嫌だと。
簡潔で面倒が少ないということが重要
ユーザーが入力フォームページにスムーズに流れるようにサイトの構成、リンクやボタンの配置を工夫することももちろん大事ですが、EFO(Entry Form Optimization:エントリーフォーム最適化)をしっかり考えて改善するだけでもコンバージョン(成約)率はかなり上昇します。
世の中にはサービスの解約手続きがとても複雑で面倒くさいことになっているものがありますよね。
これと一緒です。
人は複雑で面倒くさいことは途中で諦めることが多いという心理を逆に利用しています。
そう考えるといかに入力フォームは「簡潔で面倒が少ないということが重要」であるか分かるのではないでしょうか。