しっかり管理されているサービスか
私がいつもチェックしているサイト『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「スマホ対応していないサイトは4/21からグーグルで順位が下がります(公式発表) など10+4記事 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「ホスティングサービス管理者にグーグルからの厳しいアドバイス」に、モールサイト管理者宛が既に契約を終了したユーザーが有料リンクを購入したことが原因で、不自然リンク警告が来てしまったので助言を求めたということが書かれていました。
結論から言うと、自分が行っていなくても「ホスティングサービスの運営は、サービス全体の管理責任を負っている」ため、放置せずにしっかり管理をすること(この場合はリンク否認処理)が薦められていました。
ホスティングサービスの運営が全てのユーザーの活動を把握するのは困難、不可能と言えます。
ですが、そのサービスを提供している運営側が放置することはサービスのブランドイメージを損なうことはもちろん、その他のユーザーにも迷惑をかけることになります。
影響がマイナスであればあるほど、運営側よりもユーザーのほうが敏感に感じます。
関係ない他のユーザーの行為によって、自分がペナルティを受けるのは納得し難いものだからです。
(特にSEOの観点からは今や有料リンクは評価されないどころかペナルティとなることのほうが多いですし、しかもそれが自分ではない人によってもたらされるとなると納得出来ないですよね。)
ユーザー自身が見極めることも必要です。
サービスを受ける側が見極めることも重要
以前ブログ記事「サイト運用のためのサービスは慎重に選びましょう」(http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.com/2012/06/blog-post_19.html)でもお伝えしましたとおり、「複数のユーザーが共有しているドメイン全体に渡ってガイドライン違反の状態が顕著に見られる場合には、そのドメイン全体がガイドライン違反と判定される可能性があります」。リンクを削除するのは非常に手間のかかる作業であることは理解しておりますが、上述の通り、それを放置しておくことはおすすめしていません。
引用:
スマホ対応していないサイトは4/21からグーグルで順位が下がります(公式発表) など10+4記事 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
サービスを選ぶ側の私たちも「サービスの管理はしっかりなされているか」を判断する必要があるとも言えます。
もっと言えば「そのサービスを使っている他のユーザーのリテラシーが高いか」も考慮することが望ましいです。
多くのサービス利用者によってドメインが共有されている無料サービスによくあることなのですが、そのドメインがスパムだらけになってしまっている場合があります。具体的には、検索エンジン向けの誘導ページ や 付加価値のほとんどないアフィリエイト サイト など、Google の ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) に抵触するサイトがユーザーの大半を占めている場合があります。
引用:
あえて名指しはしませんが、スパムが多いブログサービスってありますよね。
いくら自分がスパムをしないからといっても、そういったユーザーが多いサービスはやはり避けるべきだと私は考えます。
あなたのサイト(ブログ)がどれほど素晴らしいサイトであったとしても「あのブログサービスはスパムが多いし・・・」というイメージで語られてしまうことは否めないからです。
(ドメインを見て「あのブログサービスのブログなら見ない」という判断をするユーザーも少なからずいます。)
「運営側が他のユーザーをしっかり管理しないから・・・」と言ってみても、Googleにはその言い訳は通用しません。
ユーザーがイメージから回避するだけでなく、検索評価からも悪影響がある、ペナルティを受けるというのは極力避けたいものです。
だからこそサービスを選ぶ側の私たちも、しっかりサービスを見際めることを心がけましょう。