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Google「忘れられる権利」の削除要請に対抗策

検索結果に表示されなくなる

Googleのリンク削除について、興味深い記事が上がっていました。

 

グーグル、「忘れられる権利」の削除要請に対抗策 : ギズモード・ジャパン

 

ヨーロッパ版Googleの検索結果からは当事者が削除要請したリンクが削除される、即ち、検索結果にそのページは表示されなくなるそうです。

 

 

だけど元ページは存在はする

とはいえ、これはあくまでGoogleの検索結果に表示されなくなるだけのことであり、元のページはもちろん残ったままです。

(いわゆる「グーグル八分*1です。)

 

確かに今の時代でGoogleにインデックスされないことは、そのページは存在しないこととほぼ同義と言っても過言ではないでしょう。

Google検索からは絶対に見つからないわけですから。)


また、そのページに関連する人、事柄などを調べようとした、検索したユーザーに「知られたくない余計なこと」を知られずに済むという防護策にもなります。

 

ですが、元ページそのものが消されるわけではなく、存在するということは「知る人ぞ知る」ページとしては残る、正に「忘れない限り」は知られているので根本的な問題解決にはなっていません。

 

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人って「忘れる生き物」ですけどね・・・

 

隠ぺいを暴露するという形で対抗

しかもGoogleは対抗策とも見える手続きを入れています。

 

ただしその手続きは、「消してください」「はいわかりました」であとは消えるのを待つだけ、というシンプルなものではありません。グーグルはさすがの賢さで、削除要請されたリンクの飛び先サイトに対し、削除要請があったことを伝えるようにしたんです。


(中略)

 

グーグルは削除要請という隠ぺいに対し、隠ぺいを暴露するという形で対抗しているのです。そもそもリンク削除自体しないほうがいいのですが、少なくともこの対応によって「誰にも気づかれないままひっそりと消える」なんてできないことが改めて明らかになりました。

 

引用:

グーグル、「忘れられる権利」の削除要請に対抗策 : ギズモード・ジャパン

 

晒しあげられた情報を隠ぺいしようとしたことを、また晒しあげられる。
隠ぺいしようとしたことを隠ぺいしようとして・・・(略)
この戦いに終わりはあるのでしょうか。

 

 

SEOの観点で考えると

しかしこのグーグル八分SEOの観点から考えると厄介です。
コンテンツがインデックスされないということは検索からそのページへの流入がなくなるのはもちろん、他のページ、ひいてはそのサイトのGoogle検索結果に影響を及ぼすことも考えられるわけですから集客に大影響を及ぼします。

 


・・・と、上記まで書いて気がついたのですが、そもそもSEOの大前提である「良質なコンテンツ」を作成すれば、そんな心配は杞憂ですね。
そもそも良質なコンテンツが人を貶めるようなコンテンツになり得るわけがありませんものね(笑)

 

 

【関連記事】

 

グーグル「忘れられる権利」要請7万件超、大手メディアにも影響 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 

Google、“忘れられる権利”対応を開始 忘れられたい人が逆に目立つ混乱も - ITmedia ニュース

 

 【追記】

続編記事(インデックス削除の方法など)を書きました。

【忘れられる権利】Googleのインデックス削除だけでなく実際に見えなくする - 検索サポーターのアンテナ

 

 

*1:グーグルの基準に該当するウェブサイトが、Googleのデータベースから除かれ、Google検索しても内容が表示されない状態になることを、村八分になぞらえて呼ぶ言葉である。Googleの検閲行為とも言われる。

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