Googleがドメイン登録サービスを一般公開
昨年6月開始時点では招待制だったドメイン登録サービス「Google Domains」ですが、2015年1月13日、米Googleが「Google Domains」ベータ版を米国在住のユーザー向けに一般公開をしたということが『SEMリサーチ』のエントリー「ドメイン登録サービス「Google Domains」が一般公開 ::SEM R (#SEMR)」に書かれていました。
日本でのサービスはまだ開始されていませんが、今後は利用対象国を増やしていくとのことです。
今までありそうでなかったことはもちろん、Googleはインフラ系サービスには積極的ではないイメージが私の中にはあったので、少々以外に感じたニュースでした。
日本でも開始されたらサービス内容を検討した上で、乗り換え先として検討するのもよいかも知れませんね。
※ Google Domains
https://domains.google.com/about/
しっかり考えて判断しようっと。
でもお高いんでしょう?
Google Domains は年間12ドルからドメインが登録できる。Google Apps や Blogger 等との連携・統合が容易なのが特徴。追加費用を払うとダイナミックDNSサービスや Squarespace や Weebly、Wixといったパートナーと連携したウェブサイト構築機能なども利用できる。
引用:
あくまで例としてですが、日本でも同じ価格でサービスが提供されるとしたら、2015年1月14日現在で1ドル約117円なので、年間約1404円です。
とはいえ、やはりTLD(トップ・レベル・ドメイン)によって値段は違います。
※ ドメイン価格一覧
Google Domains pricing and supported TLDs - Google Domains Help
.com、.netなどは12ドルですが、.haus(ドイツ語で「家」の意味)は110ドルとなっています。
その他の日本のドメイン登録サービスと比べると少々お高いですね。
Googleドメインの優位性、価値という意味では、Google AppsやBlogger等との連携・統合などが「付加価値」といったところですね。
その噂、マジっすか?
「SEOに強い」という噂が立つかも
Googleが提供するサービスですので、ユーザーに一番期待されている、一番予想することは「検索で優遇される」「SEOに強い」ということではないでしょうか。
しかしGoogleはTLD(トップ・レベル・ドメイン)の違いが検索で有利になることはないことを明言していますし、今後もそのような付加価値をつける可能性はかなり低いと考えられます。
(自ら検索サービスの公平性を壊すようなことはしないでしょう。)
【SEO】TLD(トップ・レベル・ドメイン)で検索評価の違いはない - 検索サポーター
ですが、日本でサービスが始まり、暫くすると「GoogleドメインはSEOに強い」という噂が少なからず立ちそうな予感がします。
それがテコ入れで流された噂なのか、事実なのかは・・・客観的な情報を集めて、しっかり判断したいところですね。
Googleの介入によって、その他日本のドメインサービスも競争し、価格もサービス内容も改善が行われるのであれば、それはユーザーとしては喜ばしいことですので歓迎したいと思います。