「シティエキスパート」から名称変更
私がいつもチェックしているサイト『SEMリサーチ』に「Google、ローカルガイドプログラムを開始(シティエキスパートから名称変更) ::SEM R (#SEMR)」というエントリーがアップされていました。
Googleが2013年に開始した、地域のお店や場所のクチコミ投稿を募集するインセンティブプログラムの「シティエキスパート」が、2015年2月16日から「ローカルガイドプログラム」と名称を変え、刷新されるとのことです。
Google マップや Google+ローカルで活発にクチコミを書いているユーザーを認定するためのプログラムで、サインアップ後、50件のクチコミを投稿することで認定され、毎月5件以上の投稿を続けることでステータスを維持することができた。特典として各地域で開催されるイベントへの参加や、同プログラムの記念品なども用意されていた。
Google シティエキスパート パーティー の模様
引用:
私はこのエントリーを見るまで「シティエキスパート」をすっかり忘れていました。
(エントリーを読んでも、「ああ、そういうのあったよね。」という感想しか浮かばないぐらいに。)
私を含め、多くの人が地域のお店を検索するときは今だに「食べログ」か「ぐるなび」を利用する、検索するのではないでしょうか。
その理由はやはり「情報量とユーザー数の差」と言わざるを得ません。
登録されているお店の数、情報はもちろん、クチコミの投稿数も「食べログ」や「ぐるなび」には程遠いですし、抱えているアクティブユーザーの数も圧倒的な差があります。
これから「ローカルガイドプログラム」を伸ばしていくには、同じ土俵(お店の情報、クチコミ)で戦うのではなく、視点を変える必要がありそうですね。
(お店だけでなく場所(スポット)のクチコミも投稿も出来るのは前者にはない機能なので、ここをうまく活用したいですね。)
お出かけしましょ♪
「とある何か」に似ていませんか?
もちろんGoogleも普及する仕組み、トリガーとなりうるものを考えているようで、ローカルガイドプログラムは「貢献度に応じた階級制度」を導入するようです。
2月から開始するローカルガイドプログラムは従来のシティエキスパートを置き換えるものだが、制度の一部が仕様変更される。同社運営のフォーラム(Webmaster Central Help Forum)で採用している、貢献度に応じた階級制度が導入される。サインアップ直後はレベル1からスタートし、5件以上のクチコミ投稿でレベル2といった具合に活動に応じてレベルが上がっていく仕組みで、そのレベルに応じて様々な特典が用意されている。例えばレベル3になると、ローカルガイドバッジや、Google+限定コミュニティへの参加権、一部都市開催の限定イベントへの招待、一般公開前のプロダクトを試せる Trusted Testing への参加などの特典が得られるようだ(2015年1月30日時点、同社ホームページより)。
引用:
・・・ん?「階級制度」と「位置情報」?
これって「とある何か」にとても似ているとは思いませんか?
そうです。「Ingress(イングレス)」です。
Ingressは、Googleの社内スタートアップ「ナイアンティックラボ」が開発・運営しているスマートフォン向けのオンラインゲーム・位置情報ゲームです。
※ Ingressの詳しい説明はここでは割愛します。下記のリンクをご参照ください。
素人考えではありますが、同じGoogle配下のサービスですのでうまくコラボレーションすれば、お互い普及率が上がることになる、利用頻度も上がるのでは?と考えます。
Ingressでただポータルを確保するだけではなく、クチコミ投稿のアカウントと連携させ、しかもそれがお互いのサービスのレベル上昇や限定イベントの参加権に貢献するとなれば、多くのユーザーが今まで以上にポータル確保とクチコミ投稿に躍起になることが容易に想像出来ます。
是非とも実現して欲しいなと個人的に思います。
はじめよう! Ingress(イングレス) スマホを持って街を歩く GoogleのAR陣取りゲーム攻略ガイド できるネットeBookシリーズ
- 作者: コグレマサト,堀正岳,できるネット編集部
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ローカルSEOにも活用出来る?
ローカルガイドは一般ユーザー向けのプログラムだが、特定の基準を満たせば事業主でも個人メンバーとして参加可能。しかし、特定のお店や場所へのクチコミを他のローカルガイドに依頼したり、身分を隠して自己宣伝するといった行為は同社が定めるガイドラインに違反するため、同プログラムから除名処分を受ける可能性がある。
引用:
端的に言うと「ヤラセは駄目」ということですね。
これに乗じて「弊社はローカルSEOの権威あるアカウントを保有しており・・・」という謳い文句で営業をかけてくる業者が現れるのでは?と危惧したのですが、どうやらそれは通用しませんね。
(とはいえ「アカウントの売買」は、アンダーグラウンドで行われるでしょうが。)
アカウントの力に頼ることを考えずに、全うなSEO施策を行いましょう。
【ローカルSEO】Googleが地域情報検索アルゴリズムの更新を実施 - 検索サポーター
サービス自体はとても面白そうな試みなので、私はこれを機にアカウントを取得してみようかなと思います。
(とりあえずアカウントは取得しました。何かイベントなどあれば当ブログで随時報告していきますね。)
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※ ローカルガイドの行動規範
https://www.google.com/local/guides/how-we-act/