リンクの販売側、購入側の双方がGoogleから制裁
私が毎日チェックしているサイト『SEMリサーチ』にて、Google社員がポーランドの外部リンクネットワークを無効化、制裁を加えたとTwitterで公表したことが報じられていました。
ポーランドのリンクネットワークProLink.plがペナルティを受けたことを認めており、今年3度目のことのようです。
Today Google took action on a large link network in Poland.
— Karolina Kruszyńska (@karo_krus) 2014, 11月 24
また、リンクの販売側、購入側の双方がGoogleからペナルティの制裁を受ける結果となっています。
売る側だけでなく買った側もペナルティを受ける、ペナルティになると知らなかったとしても(それが業者に騙されていたとしても)容赦ないということですね。
渦中のProLink.plを運営する LeadBullet Spółka Akcyjna は公式に Facebook で声明を発表し、ProLink.pl を通じてリンクを掲載(販売)するパブリッシャーと、そのリンクを購入する広告主の双方がGoogle から制裁を科されたことを認めた。原因と対策を講じるために11月24日からリンクネットワークの運用を一時中断しており、利用者からの情報提供を求めている。同社がクライアントに求めているのは、ProLink.pl 上で販売したいくつのリンクがペナルティを受けたのか、また ProLink.pl と平行して他のリンクネットワークサービスも利用していたかどうかという情報だ。
引用:
そもそもGoogleはナチュラルリンクにみせかけたリンクの売買を禁止しています。
今回はポーランドで大々的に措置が行われたことですが、Googleはリンクの売買をポーランドに限らず全世界的に無効化、ペナルティという措置を取っています。
検索エンジンのアルゴリズムも日々進化していますし、いまだに被リンクは評価されるとはいえ、以前よりは価値はかなり下がっています。
(SEO業者を名乗っていた「ただのリンクスパム売買屋」の食い扶持がなくなっている、どんどん淘汰されているのがその証拠です。)
容赦なくペナルティを与えるよ。
ネガティブSEO対策と同様にリンク否認を
もし、あなた(法人含む)がリンクの売買に関わっているのであれば、すぐにリンクを取り除くことが望ましいです。
業者に外してもらうよう要請し、それでも業者がリンクを外さないのであればウェブマスターツールからリンク否認を実施し、再審査リクエストすることをお勧めします。
「まだバレていないから大丈夫」と楽観していたら、ある日突然に業者のサイトだけでなく自分のサイトもペナルティを食らってしまい、そのときにはもう取り返しがつかない、後の祭りになってしまいますよ。
また、ネガティブSEO対策も同様です。
「自分は悪いことをしていないのだから何もしない」「なぜこちらが動かなければいけないのか」と言いたくなる気持ちも凄く分かりますが、残念ながら火の粉は容赦なく降りかかってきますので払い除けるしかありません。
こればかりはスルーすればよいというわけではない、放置すればいいという問題ではないのが辛いところですね。
実際にペナルティが下れば目的は達成されるし、その前に対応されたとしても対応に使った時間、手間などのコストを消費させることには成功する。
ネガティブSEOを仕掛けた方にとってはどちらに転んでもこちらにダメージを与えることが出来てしまうわけです。
ネガティブSEOを仕掛けた相手の思惑通りに動くことはとても癪ですけれど、しっかり対応して、サイトへのダメージは軽減しましょう。