当面は英語版のみの機能です
以前に米Twitterと米Googleが提携合意し、リアルタイム検索が復活するであろうことを当ブログでもお伝えしました。
【Google】Twitterと提携合意でリアルタイム検索が復活か - 検索サポーター
そして先日、Googleの検索結果にTwitterのツイートがリアルタイムで表示されることになったことを『TechCrunch Japan』が「Google、モバイルとデスクトップの検索結果にツイートを含める | TechCrunch Japan」というエントリーで報じていました。
当面は英語版のみの機能ですが、今後は他の言語(もちろん日本語)にも拡張される予定もあるようです。
ツイートが表示されるのはAndroidとiOSのGoogle公式アプリ、モバイル・ブラウザとデスクトップだ。検索の際にTwitterというキーワードあるいはハッシュタグを入力するとTwitterが検索される。Twitter上でポピュラーな話題の場合はこうしたキーワードなしでも結果が表示される。
引用:
現在、リアルタイム検索サービスはYahoo!でも提供されていますが、Googleも以前はリアルタイム検索サービスを提供していました。
また、今回のGoogleのリアルタイム検索は検索の際に「Twitter」というキーワードを入れるか、ハッシュタグを入れることで検索が実現される仕組みとなっています。
以前のように通常検索の結果に混じることで検索結果が見にくくなる、使い勝手が悪くなることにはならないようです。
スマホでつぶやきまくっている人、いますよね。
更に多くの人に見つけられる
Googleは公式ブログでこの試みを「リアルタイム情報の拡充のため」だとしている。同時にTwitterのユーザーがこれまでより広い範囲のオーディエンスを獲得することになるので、Twitterにとってもネットワーク拡大と新規ユーザー獲得のために大いに有利に働くだろう。
引用:
Googleのリアルタイム検索によって、あなたのTwitterのつぶやきが多くの人に見られる、見つけられるチャンスが増えることは間違いありません。
また、見つけられるチャンスが増えるということはフォロワーが増えるチャンスにもなりますし、つぶやきに含まれるリンク先に流入する、即ち、自サイト(ブログ)の流入を増やすチャンスにもなります。
今のSNSサービスでTwitter以上に即時性のあるメディアはありませんし、Twitterなしでバズることもありえないと言っても過言ではありません。
ユーザーと気軽にコミュニケーションを行うツールとしても、Twitterはサイト運営には欠かせない存在となった、認知されたからこそリアルタイム検索が望まれ、Googleも再び実装することになったのだとも言えますね。
但し、炎上しやすい環境でもある
但し、多くの人に見つけられるチャンスが増えるということは、「炎上しやすい」環境でもあるということです。
Twitterはそのお手軽さ故に、これまで沢山の炎上を起こしてきました。
あまり深く考えずについつい不用意な発言、公序良俗に反する発言をしてしまい、後にマズいなと気がついたときには既に多くの人が知るところとなってしまった・・・
個人アカウントと会社やサービスの公式アカウントを間違えて、個人的なことをつぶやいてしまい、謝罪を行うハメになった・・・
このような「時すでに遅し」案件が沢山発生しました。
「失敗もすぐに見つかりやすい環境」になるのだということをしっかり踏まえておくべきです。
(でも、Twitterって計算していない、深く考えずにつぶやいた発言のほうが得てして面白いものですけどね。)
激おこ案件。
Twitterをうまく活用しましょう
もう一つ気を付けることは「真偽がハッキリしないことは流さない」ことです。
これはTwitterに限らず、「恐らく」や「多分」な情報を確認もせずに流すことはデマを生むだけでなく、あなたの信用すら落とすことになります。
(更に間違いを指摘されて「素直に謝れない人(謝ったら負けな人)」になってしまうともう最悪です。)
色々とデメリットばかりを語ってしまいましたが、Twitterをうまく活用することはリアルタイム検索によってそれ以上のメリットを享受することとなります。
そんなTwitterをうまく活用する方法、それは「ユーザーに真摯に向き合う」。
これしかありません。
ユーザーに対して誠実な対応を心がけるだけでも、Twitterでの失言はかなり防げます。
なぜなら、ユーザーにいい加減なことを伝えることは出来ない、ユーザーに見苦しいところを見せまいとする気持ちがストッパーとなりえるからです。
ユーザーの心情を察する、相手のことを考える心構えのつぶやきは人の心を多く惹きつけ、あなたという人柄を端的に表してくれるものとなると私は確信しています。
【追記】
『海外SEO情報ブログ』の鈴木さんが、日本ではいつから実施されるのかをGoogleの長山氏に質問していました。
(いつになるのか?アナウンスがなされる日を待ちましょう。)
@suzukik その際には発表があると思います。
— Kazushi Nagayama (@KazushiNagayama) 2015, 5月 19