まだテスト中ではあるけれど
Googleがモバイル検索にて、表示速度が遅いページが検索結果に出る際に「Slow」と書かれたラベルを付けるテストを行っていることが『海外SEO情報ブログ』のエントリー「Google、遅いサイトに付ける「Slow」ラベルをモバイル検索でテスト中か? | 海外SEO情報ブログ」で報じられていました。
Googleからの公式情報がないのでハッキリ断定はできないことですが、表示速度が遅いことを意味しているラベルであることはまず間違いないでしょう。
Googleはモバイル検索結果に「スマホ対応」というラベル表示を行っています。
「スマホ対応」と表示されないモバイルサイトは検索順位が下落することはない(検索順位の評価には影響しない)のですが、「スマホ対応」と表示されるとされないとでは、タップするユーザーの心理には必ず悪い影響を与えます。
【Google】ウェブマスター向けモバイルガイドの日本語版を公開 - 検索サポーター
ちなみに表示が遅いページはGoogleはユーザービリティが悪いと判断し、検索順位を下げることがあります。
今回の「Slow」ラベルも検索順位に影響しないとなったとしても、やはり表示されるとされないとでは大きな影響が出ます。
「表示が遅い」となると、いくら検索順位が上位でもユーザー(特にそのページを初めて見ようとしているユーザー)は積極的にそのページを見ようとしないでしょう。
(しかも赤で白抜きの「Slow」表示ですからね・・・明らかに「警告」のイメージをユーザーに植え付けますね。)
さすがにこれはタップし辛い・・・
表示速度の対象はPCサイト
ここで気がかりなのは、表示速度の対象です。
モバイル検索といえど、表示速度はPC向けページの表示速度が評価の対象になります。
モバイル向けページではありません。11月に参加したSMX MilanでGoogleの人に確認した事実です。
引用:
よく勘違いをされることですが、表示速度の評価対象はモバイル検索といえどもPC向けページの表示速度が対象となります。
よってスマホ専用サイトを作るのではなく、レスポンシブルで対応しているサイトは特に注意が必要です。
今回の「Slow」ラベルがどちらのページを評価対象としているのかは分かりませんが、PCサイトの表示が遅いことは検索順位(SEO)に影響することは以前より明らかなことなのでしっかり対応しましょう。
最近はスマホの普及率もかなり高くなっており、どんなサイトであろうとモバイル検索結果からの流入は無視できなくなっています。
モバイル検索ユーザーを逃さない、悪い印象を与えないためにも、サイト管理者は今まで以上に表示速度には気を配ることになりそうですね。