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【サジェスト対策】風評被害、誹謗中傷は「忘れられる権利」を行使してみる

忘れられる権利

Googleがヨーロッパにおける「URL削除リクエストの総数」や「削除リクエストの例」、「URLが削除されたドメインの上位10サイト」などを公開しています。

 

European Privacy in Search – Transparency Report – Google

 

所謂「忘れられる権利」について、今回『GIGAZINE』が「Googleが「忘れられる権利」で受けた削除依頼の内容や削除数の多かったサイトを公開 - GIGAZINE」というエントリーにまとめています。

 

Googleが「忘れられる権利」で受けた削除依頼の内容や削除数の多かったサイトを公開 - GIGAZINE

 

この「忘れられる権利」について、私はサジェスト対策(虫眼鏡SEO)にも大いに通じる部分があると感じましたので、それを踏まえた雑感をまとめたいと思います。

 

考えている女の人の写真

 

 

全ての依頼が通るわけではない

個人が引き起こした不正行為について、国の機関が公式発表した文書へのリンク削除は、審査の結果行われませんでした。こういった削除依頼の審査は、依頼人に関する古い情報や不正確な情報が検索結果に含まれているかどうかをGoogleが確認し、検索結果に残っている情報に公共の利益があるかどうかを検討した後に、削除するかどうかが決定されるとのことです。

 

引用:

Googleが「忘れられる権利」で受けた削除依頼の内容や削除数の多かったサイトを公開 - GIGAZINE

 

先ず、間違えないでいただきたいこととして、全ての依頼が通るわけではありません。

依頼したもの全てが検索結果から削除されるわけではないということです。

(実際の数字、データを見れば分かりますが、削除されたものはヨーロッパのどの国も50%以下となっています。)

 

ただ、ここでは数字よりも具体的な例、削除された例を見ることのほうが需要と考えます。

 

  • 「インターネットに不名誉な内容を投稿したメディア関係者から、その内容に関する記事への4件のリンクを削除する依頼」
  • 「業務上の性犯罪で解雇された個人から、解雇に関する記事へのリンクの削除依頼」

 

消されなかったものは上記のような理由となっており、いくら本人にとって後ろ向きな、ネガティブな情報であっても消せるとは限らないことが分かります。

 

自分の情報については「プライバシーの問題」として全て管轄できるとは限らない、削除対象となるというわけではないのです。

 

この問題は「著作権」ともごっちゃになりがちですし、「その情報がパブリックなものかどうか」、「他の人々には有益な情報であるかどうか(知る権利になるか)」などでも判定が分かれます。

 

「ケースバイケースで判定が変わる」ため、一概に消すor消せないと断定できません。

 

ですが、何もしないよりは「忘れられる権利」を行使してみる、削除依頼を行ってみることがよいと私は考えます

 

悩んでいる男の人の写真

 根も葉もないことが書かれている・・・

 

 

サジェスト対策(虫眼鏡SEO)にお金を払う前に

また、事実無根の書き込み、過剰な誹謗中傷、風評被害を流されているなどというケースであれば、その旨をしっかりとGoogleやYahoo!など検索エンジンの運営側に伝えることで対処をしてくれる可能性は高まると考えられます。

 

(検索エンジン側でもこのようなことが行われる状況は好ましくないからです。)

 

これは「忘れられる権利」というよりは「法的な削除リクエスト」としての対象となります。

 

※ 法的な削除リクエスト(Google)

Legal Removal Requests - Legal Help

 

 

この手の風評被害、誹謗中傷対策として「サジェスト対策(虫眼鏡SEO)」が紹介されることが多いですが、先ずはこういった業者に対策を頼む前に検索エンジンの運営側に削除依頼を試みることを私はお勧めします。

(その紹介記事もほとんどが業者自体が書いたものや、アフィリエイト目的で書かれたものであったりします。)


また「サジェスト対策(虫眼鏡SEO)」は対象のページが検索されないように他のサジェストで検索候補を埋めてしまうだけのことなので、根本的な解決にならないどころか、対策が止まると対象のページがまた表示されることになります。

(毒をもって毒を制しているだけです。)

 

そもそも複数のIPからの検索で、サジェストの候補を埋めてしまう行為は「サジェストスパム(虫眼鏡スパム)」として禁止されています。

(中には対象のサイトにネガティブSEOを仕掛け、強引に検索順位を下げる業者もあったりします。)

 

 

依頼先のリンク

このような業者に依頼する前に、先ずは検索エンジンの運営側にしっかりと事情を説明する、削除の依頼を行うことを私はお勧めします。

 

※ Google からコンテンツを削除する

Removing Content From Google - Legal Help

 

※ Yahoo!検索 - 検索結果に関する情報提供フォーム

Yahoo! JAPAN - カスタマーサービスフォーム

 

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