アメリカでは音声検索が常識
私が毎日チェックしているサイト『海外SEO情報ブログ』に、米Googleが米国における音声検索の利用動向調査を実施し、その結果「10代の若者の50%以上がGoogle音声検索を毎日使う」ということが分かったと書かれていました。
10代の若者の50%以上がGoogle音声検索を毎日使う、音声検索を使う大人は“情強”? | 海外SEO情報ブログ
皆さん、音声検索は使っていますか?
私は音声検索はもちろん、Siriすら使っていません。
iPhoneにてGoogle検索やSiriで音声入力が出来ることは知っていますが、全くと言っていいほど使っていません。
検索するときもタップで文字入力をしています。
これはあくまでアメリカでの調査結果なので、日本はまだまだ少ない方だと思います。
(ハンズフリーな電話ですらあまり普及していない、オペレーターなどは使いますが、多くの人が普段使いするまでには至っていないですしね。)
日本人は「恥ずかしい」という気持ちが強くて、特に人前ではなかなか使わないと思います。
街中で何度かハンズフリー電話をしている人を見ましたが、端から見ると独り言を言っているようでやっぱり不気味に見えますし、かといって人が見ていない場所(自宅)などでもあまり使わないのかなと。
10代は友だちと戯れているときに音声検索することを恥ずかしいと思っていないようです。
57%が友だちと一緒に使うと回答しました。一方、誰かと一緒にいるときに音声検索する大人は4分の1(24%)です。
さらに10代は1人でいるときにも音声検索を使うことに抵抗を感じないようです。
5人に1人以上(22%)がお風呂でも使います(大人は15%)。
引用:
たまにSiriと会話すると面白いですけどね。
音声検索を使う大人は“情強”?
1日1回以上、音声検索を使うと回答した人の割合は次のとおりです。
・10代 — 55%
・大人 — 41%
10代は、2人に1人以上が毎日音声検索を使っています。
大人でも4割以上です。
ちなみに音声検索する大人は、自分のことを“tech savvy”(テクノロジーに精通した人、日本語なら“情強”?)だと感じています。
引用:
音声入力をしていると「近未来に生きている」って感じがする、テクノロジーの進化を身をもって感じるからでしょうか。
私は「情強」という訳はちょっとちがう気がします。
「情報強者」はあくまで情報の検索の仕方、集め方がうまい人というよりは、正確な情報の取捨選択と即時性の話題を広範囲に伝播が出来る人(拡散力がある人)に対して使われることが多いからです。
音声入力しない人が情弱とは言い難いですからね。
(むしろ日本は音声入力している人のほうが「流行に乗っかっている」と見られる気がします。)
10代の若者の50%以上がGoogle音声検索を毎日使う、音声検索を使う大人は“情強”? - http://t.co/iust2hJhHl 確かに米国行くとSiriかもしれないけど道でスマホに話してる人を見かける。文化の違いとあとは音声認識やNLP的なものの発展の差もあるのかな?
— 木村賢(Satoshi Kimura) (@kimuyan) 2014, 10月 15
ハミングバードの検索クエリが増えるとSEOも変わるのか
Google検索の音声入力によるハミングバードの技術により、検索の精度は更に上がりつつあります。
今現在は検索のシェアも少なく、大きな影響もないのですが、今後は日本でも音声入力での検索が増えてくるでしょうし、音声入力での検索が増えるということは検索エンジンが今まで以上に質問の意図、ユーザーの意図を汲んで検索結果を表示するようになるとも言えます。
もっと複雑な検索、自然文、口語でのクエリが更に増えますし、これは今まで以上にスモールワード(検索数が少ないキーワード)も含めて検索することにも繋がります。
事実、スモールワードへの検索クエリは増加傾向にあります。
(アクセス解析ツールを見ていると、たまに「音声検索で検索したと思われる」ようなワード(文章)を見かけることがあるのではないでしょうか)
だからと言ってハミングバードに拾われるSEOを考えるのではなく、今まで通りにユーザーに有益な情報を与えるコンテンツ作りを目指しましょう。
入力方法が変わろうとも、検索するユーザーの意図を汲んだ答えを提供するという「検索流入のニーズを読む」ことは何ら変わらないからです。
※ データ元:Google公式Blog(英語)
http://googleblog.blogspot.jp/2014/10/omg-mobile-voice-survey-reveals-teens.html