なぜルート機能を削除したのだろうか
Googleは検索結果に挿入されるローカル結果のデザインと仕様を変更し、ローカルのリスティング枠の掲載が7パックから3パックに変更されたことが『海外SEO情報ブログ』のエントリー「ローカル検索の仕様をGoogleが大変更、7パックから3パックへ | 海外SEO情報ブログ」で報じられていました。
検索結果からGoogle+ローカルページのGoogleマイビジネスページへのリンクが削除されたことも大きい変更ですが、私個人での一番の大きな変更はモバイル検索からルート機能が削除されたことです。
なおモバイル検索では検索結果から電話を直接かけられます。
反対に、PC検索にあった「ウェブサイト」と「ルート」がありません。スマホからかPCからかというユーザーの状況によって分けていることは明白です。
でもその場所までの行き方は外出中にこそ重要そうに僕は思うのですが、モバイル検索にはルートがないんですよね。
引用:
本当にその通りだと思います。
「行先さえ知れば後は最寄り駅まで行ってスマホで検索すればいい」と今まで考えていた、実際にそのようにローカル検索を使っていた私にとってはとても不便になります。
電話を直接かける機能さえなくなってしまうと、もうモバイル検索の意味すらなくなってしまうからかさすがにそちらは残っているようですが、携帯デバイス(スマートフォン)を通話の用途よりも地図やナビゲーションシステムとして使っている人は私を含め沢山いるのではないでしょうか?
特に初めての場所に行くときはやはり地図が必要ですし、それを実現するためのデバイスとして、今やスマートフォンは欠かせない存在になってきています。
(それに伴い分からないときは「人に道を尋ねる」という行為が今はほぼなくなりましたね。本筋とは関係ない話ですが、私はよく人に道を聞かれます(特にご年配の方に)。)
それなのになぜルート機能を削除したのか?
今回の仕様変更は個人的にも納得が出来ないです。
Google+ローカルページ(Googleマイビジネス)はいらない子?
他にも色々な変更あり
ローカル検索のリスティング枠が7パックから3パックに減ったことで、この枠への表示競争がさらに激しくなること、更にオーナー確認が出来ていないGoogle+ローカルページは削除され、リンク表示もなくなることでGoogleマイビジネスページを持つことのアドバンテージが以前よりはかなり薄れてしまいました。
(モバイル検索では、住所も簡略化されて表示されることがあるようです。)
ローカルビジネスにおいてGoogle+ローカルページを運用することは非常に重要でした。
ですが、これはもう過去の話になったと言わざるを得ません。
検索結果でのGoogle+ローカルページの露出がほぼなくなったからです。Google+ローカルページを持つ価値をしいて挙げれば、ブランド名で検索したときにローカルパネルが表示されることくらいでしょうか。
引用:
もうGoogle+ローカルページ(Googleマイビジネス)はいらない子になってしまったのでしょうか?
私は以前よりローカルSEOについては、Google+ローカルページを持つことを推奨していましたが、今回の仕様変更によって有利となるのは公式サイトへのリンクと営業時間の表示、検索結果でのローカルパネルの表示ぐらいとなってしまっています。
【ローカルSEO】これからの検索にとても有効なGoogle+ローカルページを登録しよう - 検索サポーター
それぐらいのアドバンテージなら別にいらない(Google+に力を入れることはない)と判断することもアリかもしれません。
ただし、Google+ローカルページがなければその僅かなアドバンテージすら受け取ることが出来ません。
以前よりも力を入れて運用することはないのでしょうが、やはり今でもないよりはあったほうがよいものだと私は考えます。
ほんの僅かなアクセスではありますが、当ブログはGoogle+経由の流入が今でも存在します。
サービスが完全になくなるまでは、Googleマイビジネスページを保持しようと思っています。
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