第三弾です
かなり間が空いてしまいました。
「パートナーとの愛を深める為の情報共有サービス」のサイト「Love Points」の改善アドバイスのエントリー、本日は第三弾です。
※ 前回のエントリー
【サイト運営】「Love Points」のSEOあれこれ(準備編)vol.2 - 検索サポーターのアンテナ
前回の予告で、SEOの要素(検索流入を意識した施策)について触れていくと書きましたので、今回は「ワード分析」についての考え方を交えてエントリーを行います。
それでは、第三弾スタートです。
分析を始める前に
と言いつつ、いきなり前提の話から入るのですが、先ず最初にしっかり考えておきたいのは、「サイトの目的(テーマ)は何なのか」ということです。
「検索に強いワード」なら、単純にウェブマスターツールやアナリティクスから検索流入数が多いワードを選べばよいのですが、それだけでは今後のサイトの成長には繋がりません。
そのワードが目的(テーマ)にそぐわないものだとしたら、サイトのコンセプトはおろか、サイトそのものの存在意義がなくなってしまうからです。
「Love Points」であれば「パートナーとの愛を深める為の情報共有サービス」が目的(テーマ)であるので、目的に関連するワードであることはもちろん、検索流入数だけで判断せず、ワードそのものをしっかり見て判断していくことが必要です。
キーとなる重要ワードを決めておく
上記のサイトの目的(テーマ)にも通じることですが、キーとなる重要ワードを決めることも必要です。
これを決めないままに闇雲に検索ワードを見ても、どう判断すればいいか分からなくて時間ばかりが過ぎていく・・・なんてことになってしまいます。
キーとなる重要ワードの決め方は「カテゴリ分け」と考えるとわかり易いでしょう。
カテゴリの上位に来るものをいくつか決め、実際にワードを振り分けていきます。
ワードが多くなってきたら更にその中で子カテゴリを作り、また振り分けていく。
これを繰り返せば、ほとんどのワードで分類が行えますし、ここでやっと「検索に強いワード」の傾向が掴め、分析がしっかり行えます。
「Love Points」のカテゴリ分けを重要ワードとする
ここからは実際に「Love Points」のカテゴリ分けされたツリー図を参考にして話を進めていきます。
性(行為)に関する話題を、MECEにカテゴライズしてみる(後編) - 今日学んだこと
ツリー図を見ると「悩み」「考え方」「楽しみ方」「イベント」「リスク」が大カテゴリとなっています。
ここでウェブマスターツールとアナリティクスを実際に見てワード分析をしてみます。
・・・
・・・
しまった!
予想していたとはこととはいえ、18禁ワードがほとんどを占めているため、載せることが出来ない状態です・・・
このワードはこのカテゴリの配下、このワードは・・・と、具体的な例を出して説明をしたかったのですが、残念ながら割愛させていただきます。
申し訳ありません。
いきなり結論になってしまうのですが、抽象的にも具体的にも、どちらも「悩み」に属するワードが一番多く、次に「リスク」といったところでした。
「考え方」「楽しみ方」「イベント」は思ったほど多くない、むしろ少ないと感じました。
ただ、「悩み」や「リスク」が多くなるのは理解できるところです。
なぜなら「満足」していれば、あえて人に教える、書き込んでまで人に評価を委ねることはあまりないでしょうし、「不安」だからこそ人に評価を委ねる(人の意見を聞きたくなる)ものだと考えられるからです。
ワード分析からのユーザー像
(綿密なワード分析が書かれないままなのであまり納得は出来ないでしょうが)ここまでのワード分析から「Love Points」のユーザー像を仮定してみます。
- 男女ともまだ楽しむまでには至っておらず、先ずは「悩み」「リスク」について問題解決したい。
- 特に「妊娠中の行為についての悩み」が多く、既婚者ユーザーが多い。
- 「して欲しいこと」「不満を感じること」で検索している。
上記のようなユーザー像が想定されます。
「Love Points」のこれからの指針
今回、実際に検索されているワードを分析することで、「Love Points」の強み、ユーザー像を考えてみました。
最後にこれを生かすサイトの指針を考えたいと思います。
「Love Points」の目的(テーマ)は「パートナーとの愛を深める為の情報共有サービス」です。
今の強みを生かしつつ、更にユーザーに満足してもらうサイトにするには、
悩み、リスクの解決策を提示する(他のユーザーの力を借りる)ことはもちろん、その次のステップとしてその悩みを「楽しみ」に変える考え方や方法をレコメンド出来るようなサイトを目指す
とよいのではないかと考えます。
今、具体的に出来ることとすれば「お題」として定期的にユーザーに投げかけることや、よいと思う投稿をピックアップして「まとめページ」にしてみるとかもよいと考えます。
(理想論を言えばシステムでうまく自動化出来ればいいのですけれど。)
以上、ワード分析を通して考えるアドバイスでした。
(了)