「モバイルゲドン」初めて聞きました
IT系情報サイト『TechCrunch』に、「大企業は近づく「モバイルゲドン」に対応しているか? | TechCrunch Japan」というエントリーがアップされていました。
4月21日に行われるGoogleのモバイルフレンドリー・アルゴリズム更新が「ハルマゲドン」にちなんで「モバイルゲドン」と呼ばれているそうです。
(私は初耳でした(笑))
また、フォーチュン500に名を連ねる企業のうち、44%が今だにモバイルフレンドリーテストに不合格であることが分かったと書かれていました。
先月、日本の企業のコーポレートサイトも僅か21.3%しかモバイルフレンドリー対応をしていないことを当ブログでも書きましたが、その多くがモバイルフレンドリー・アルゴリズム更新に対応する必要などないと考えているのかも知れません。
(もちろん対応したくても作業コストをかけることが出来ない企業もあるでしょうが。)
【SEO】コーポレートサイトであってもモバイルフレンドリー対応を行うべき理由 - 検索サポーター
逆に考えると「チャンス」とも言えそうです。
これだけの企業が後手後手になっているのですから、今のうちにモバイルフレンドリー対応をしっかりやっておくことは後にアドバンテージと成りえるでしょう。
♪ I Don't Want to Miss a Thing ♪
対応する理由はユーザーの利便性のため
モバイルフレンドリーにしないことで、どのようなペナルティーが課されるのかについてはドキュメントもいろいろと公開されている(TechCrunchにも関連記事が投稿されている)。対応方法についても各所で明らかにされている。しかし、フォーチュン500のような大企業については、そもそも知らない人などほとんどいないわけで、検索エンジンのアルゴリズムに対応する必要などないのではないかと考える人もいるだろう。また、IBMのようにウェブボットのアクセスを拒否しているところもある。さらにこうした大企業のサイトは膨大な数の被リンク(有料のものやオーガニックなもの)がある。SEO作業などはサイトランキングにほとんど影響を及ぼさない可能性もある。ただ、ネット上の消費行動はますますモバイルにシフトしつつあるのは確かであり、検索エンジンを意識せずとも、モバイルフレンドリー化をすすめる必要があるのは間違いないことであるように思われる。
引用:
「SEO施策として(検索順位の下落を防ぐために)やっておいたほうがよいから」という理由でモバイルフレンドリー対応を行うのではなく、あくまで「ユーザーの利便性を上げるために対応する」と考えたほうがよいことは確かです。
前者を理由にしてしまうと、検索順位を下げないことが目的になってしまい、肝心のサイトコンテンツの質を下げてしまう(サイトの使い勝手が悪くなる)ことになりかねないからです。
例え検索順位が上位であっても、「質の低いコンテンツ」ではユーザーはリピーターにならないことはもちろん、即離脱してしまいます。
(本末転倒と言わざるを得ません。)
「コンテンツの質がよい」という礎があるからこそ、SEOの効果も大きくなるものです。
あくまで対応する理由は「ユーザーの利便性のため」。
それを肝に銘じて、4月21日を迎えましょう!
※ 参考エントリー
【Google】スマホ対応が検索評価に影響し、検索結果にスマホアプリが表示されます - 検索サポーター
「今この瞬間、世界のどこかで、私達と同じサイトを見ている人がいると思う?」
「きっといる。でなきゃ、モバイルフレンドリー対応をする意味がない」
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