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【SNS】実名は有利?実名制グルメ情報アプリ「Retty」、投稿数で「食べログ」を抜きLINEとも提携(食べログ反論追記)

※ 2015/7/3:食べログが口コミ数は弊社が上だと反論記事をリリースしたことを追記しました。

「実名」が信頼度を上げる

実名制のグルメ情報アプリ「Retty」が、主要エリアの月間口コミ投稿数で「食べログ」を抜いたことを明らかにし、また、1000万ユーザーを超えたことを発表したということが『CNET Japan』の「実名制グルメ「Retty」、月間口コミ投稿数で「食べログ」抜く--飲食店情報をオープン化 - CNET Japan」というエントリーで語られていました。

 

 Rettyは、Facebookアカウントなどでログインすることで、実名の口コミ情報が集まるスマートフォン向けのグルメサービス。2011年6月にサービスを開始し、約4年間で1000万ユーザーを超えた。現在は月間で100万人ずつユーザーが増加しているという。6月末には飲食店ネット予約サービス「LINE グルメ予約」のパートナーにも選ばれた。

 

引用:

実名制グルメ「Retty」、月間口コミ投稿数で「食べログ」抜く--飲食店情報をオープン化 - CNET Japan

 

サービス内容や、今後の戦略については元記事を参照していただくとして、このエントリーでは、口コミの評価に大きく影響を与える「実名」にフォーカスして考えてみたいと思います


いつの時代も「口コミ」の訴求力は強いものです。

 

そして口コミは匿名で語られるよりも、実名で語られるほうが訴求力が圧倒的に増すことになります

 

匿名よりも実名で語られる情報のほうが「信頼できる」というイメージが強いからです。


また、実名であれば悪事の抑止力となる(デマを流す、誹謗中傷する、犯罪自慢する…etc)、リテラシーが高いユーザーであるだろうというイメージすらも持たせる要因と成り得ます。

 

(でも実際はそんなこともなく、リテラシーが低い人は実名でも汚い言葉で詰りますし、犯罪自慢して自爆する人(Twitterで見られる通称「バカッター」)も一定数存在します。)

 


例えば、私は実名の「敷田 憲司」を最初から開示していますが、もし実名を開示せずに匿名であったとしたなら、舞い込む仕事の数はもちろん、当ブログが発信する情報も(真偽に関わらず)今よりも信頼度が低いイメージを持たれたであろうことが予想出来ます。

 

それだけ「実名」には、よいイメージを与える力があるのです。

 

実名主義。

実名主義。

 

逆に実名がネックになることもある

 なぜ、Rettyは支持されているのか。この点について奥田氏は、従来の口コミサイトでは「味や店の好みは人それぞれなのにも関わらず、同じランキングを見るしかなかった」と指摘。友人のおすすめ情報などから、個々に最適化された飲食店情報を得られる点がRettyは優れており、多くのユーザーに評価されたと強調した。

 

引用:

実名制グルメ「Retty」、月間口コミ投稿数で「食べログ」抜く--飲食店情報をオープン化 - CNET Japan

 

信頼のおける情報という意味では、「実名」は力となります。

 

ですが、逆に実名がネックになることもあります。

 

時として実名はネガティブな書き込みを控えさせます。

即ち、実名が逆に抑止力となりすぎて正直なことを書くことのネックにも成り得るのです。

 

またポジティブな情報ばかりに偏ると、「ヤラセ」「ステマ」と受け取られかねないというリスクを生み出すことに繋がることもあります。 

 

匿名、実名に限らず「口コミ」に求められるものは「正確な情報」と「公平性」です。

 

人は意見が全て手放しの賞賛だらけであると、逆に猜疑心を抱く、疑わしく感じることがあります。

 

例えば身内ばかりで賞賛のみ行っているものは、第三者から見るととても奇異な光景に見えてしまうものです。

 

内輪ネタで盛り上がれば盛り上がるほど外野は疎外感を感じ、その違和感を「宗教」や「互助会」だと揶揄することにもなります。

 

「正確な情報」と「公平性」をいかに保持するか。


なかなかコントロールできない要素だからこそ、これをうまく実現することが出来れば、全てのユーザーにとって、とても有用なサービスへと昇華することになるでしょう。

 

人と人はコミュニケーション。

人と人はコミュニケーション。

 

コミュニケーションツールとして

 そこで、今後はRettyに登録された飲食店の電話番号や営業時間などの情報を開放していく。まずは、グルメ番組などを放送するテレビ局や、飲食店にさまざまな銘柄を提供しているビール会社など、一部のパートナー向けに公開するという。今後はクレジットカード会社などにも領域を広げたいとしている。

 3つ目が飲食店向けの有料の管理ツールの提供だ。有料会員となった店舗は、ツールを使ってアクセス解析をしたり、口コミを投稿したユーザーに対してお礼のメッセージを送ったりできるようになる。すでに数百店舗にベータ版を提供しているという。

 

引用:

実名制グルメ「Retty」、月間口コミ投稿数で「食べログ」抜く--飲食店情報をオープン化 - CNET Japan

 

Rettyは情報開示やアクセス解析など、サービスをツールとして提供することでユーザーの囲い込みを狙っているようです。

 

やはり実名登録は強みとなりそうです。

 Facebookと紐つける(実名と紐つける)ことで、信頼度の高いユーザーと密接に繋がることが出来るでしょうし、ユーザー情報をうまく利用して個別にサービス案内なども出来るでしょう。

 

Rettyは口コミだけに終わらず、コミュニケーションツールにまで昇華することになりそうです。

(むしろそれを狙っての戦略でありますが。)

 

実名制グルメ情報アプリ「Retty」、今後も発展を見せそうですね。

 

(・・・と、偉そうに語ってみましたが、実は私「Retty」はまだまだ使いこなしきれていないので、これを機にもっと使ってみるとします。)

 

 【追記】

食べログが「口コミ数は弊社が上だ」と反論記事をリリースしました。

 

Retty株式会社発表の弊社サイト「食べログ」口コミデータの訂正|株式会社カカクコムのプレスリリース

 

食べログとしてはブランディング的にも「負けてないわ!(怒)」ってカマしておきたいですしね。

 

競合との比較や勝っている数字をアピールするのは分かりやすいといえば分かりやすいけれど、ユーザーにとってはどうでもいいことですよね。

 

お互いのサービスの質が向上したわけではないですし。

 

こうしてプロレスして、話題にするという意味では正解かもしれないですけどね。

 

 

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