「探し出す」という行為がそう思わせる
あなたは一般ニュースや情報を探すとき、どのタイプのソースを信頼するでしょうか。
エデルマン(Edelman)が公表した「2015 Edelman Trust Barometer – Global Results」によると、今は検索エンジンが最も信頼できるニュースソースであるという調査結果が出たことが、サイト『メディア・パブ』の「メディア・パブ: 信頼できるニュースメディア、新聞やソーシャルよりも「検索エンジン」が」というエントリーに書かれていました。
相対的に新聞やテレビの信頼性が低くなってきていることは分かりますが、検索エンジン経由、検索して探し出したニュースへの信頼が高いというのはこれからも続くであろうと思われます。
※ 詳細なデータは元エントリーをご覧ください
メディア・パブ: 信頼できるニュースメディア、新聞やソーシャルよりも「検索エンジン」が
今や当ブログのように、個人でも情報を発信することが出来る時代です。
また、Googleニュースに登録されていないサイトのコンテンツであっても、ニュースのユニバーサル検索結果(ニューストピック)に表示されるようにもなりました。
【Google】検索結果のニューストピックに掲載される方法 - 検索サポーター
ニューストピックに掲載されるためにはGoogleに「信頼性」が認められる必要がありますが、検索ワードとコンテンツ内容がマッチしていると検索エンジンが評価を下せば、個人ブログであっても既存メディアが配信しているニュースよりも検索上位に表示されます。
ネット上にある情報が全て正しいわけではないので(もちろん新聞やテレビなど既存メディアの情報も全て正しいわけではないですが)、情報の真偽を見極めることが大切です。
また、自らが能動的に動いて「探し出す」という行為は、「(沢山の中から)正しいものを選別した」と思い込む、錯覚させることにも繋がりやすいので、中身をしっかり見て判断をしてください。
その情報は正確ですか?
「自分が望む答え」を信じやすい
人は得てして「自分が望む答え」を信じやすいものです。
同じ文章、結論からでも「解釈の違い」が生まれます。
自分が伝えたいこと、言いたかったことと違う解釈をされる、誤解されることは誰しもあると思います。
残念ながら万人に全く誤解をさせないように伝えることは不可能と言えるでしょう。
ですが、伝える側は少しでも誤解されることがないように「情報を正確に伝える」努力をしていくことを止めてはいけません。
また、ユーザーを「欺くような表現を使う(ミスリードを誘う)」ことも望ましくありません。
ネット上でも「信頼」される振る舞いを。
「信頼」は積み重ねるもの
また、「検索に強いサイト=信頼があるサイト」でもありません。
例えば「まとめサイト」が検索上位に来ても、そこにある情報を鵜呑みにする人が少ないのは、そこにある情報は「信頼できないから」と考えているからと言えます。
「信頼」は一朝一夕で獲得出来るものではありません。
いつも真摯に、正確な情報を発信することを努めることで獲得をしていくものです。
これはネットだけに限らず、リアルな日常でも同じです。
真摯に対応する、人を欺くようなことをしないからこそ、人から「信頼」を得るものなのです。
同じ1PVでもユーザーの質も目的も全く違うことを以前のエントリーでも書きましたが、「信頼」のあるサイトはユーザーの「質も目的も必然的に高くなる」傾向です。
【ブログ運営】同じ1PVでもユーザーの質も目的も違います - 検索サポーター
長い目で見れば「信頼」のあるサイトのほうが成長していく、永続的にリピーターや常連を増やしていくと言えます。
(サイト(ブログ)運営を「継続する」ということだけでも、大きな「信頼」の担保となり得ます。)
検索エンジンが信頼できるメディアと言われる今、その検索エンジンから流入してくるユーザーの信頼を得るよう、日々真摯にサイト(ブログ)運営をしたいものですね。
(パンダ、ペンギンアップデートに見られるように、Googleも「信頼性」の高い情報を重要視する、評価するようになっています。これからもその傾向は更に強まるでしょう。)