※ 2015/2/22:文末にはてなブログでalt・title属性を編集できるChrome拡張機能のエントリーについてのリンクを貼りました。
何を今更と思うかも知れませんが
私がいつもチェックしているサイト『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「「サブドメイン vs. サブディレクトリ」に対するグーグルの見解 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「ECサイト向けのalt属性の付け方」に、alt属性の付け方についてはSEOで考えるべきものではなく、本来の目的通りに「画像を端的に説明するテキスト」を記述すべきであるということが書かれていました。
何を今更・・・と、多くの人はそう思うのではないでしょうか?
SEOを気にしていない人ほどそう思うでしょう。
alt属性には画像を端的に説明するテキストを記述すること。
これはコーディングの基礎、文法でもあります。
ですが、これに「SEOが絡む」と「何か裏技的なテクニックがあるのではないか?」と変に考えてしまう人が結構いるのです。
実は以前は「alt属性にキーワードを詰め込むことで、検索順位を上昇させるというSEO手法が有効だ」という噂がまことしやかに語られ、実際にそれを行ったサイトも多く見られました。
結論を言うと、これは全く有効ではありません。
特に今は検索エンジンの精度も上がっており、これを行うと「キーワードスタッフィング」と判定され、スパムとみなされる可能性すらあります。
※ 参考エントリー(追記にalt属性について書いています。)
【Google】検索ガイドライン違反でトルコのニュースサイトに制裁 - 検索サポーター
SEOに繋げて考えすぎじゃありませんか?
alt属性は何のためにあるのか
alt属性はその画像を端的に説明する役割を担っている。画像が表示されないときに、言葉で表現するとどうなるかを考えればいい。実際に、目の不自由な人が使うスクリーンリーダーと呼ばれるブラウザは、画像をその人は見ることができないから、alt属性を音声で読み上げる。
引用:
「サブドメイン vs. サブディレクトリ」に対するグーグルの見解 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
そもそもalt属性は何のためにあるのかをしっかり考えればキーワードを詰め込むことは駄目なことだと分かる筈です。
画像が表示されないときはもちろん、目が不自由な人に上位表示させたい複数のキーワードを聞かせるなんて、ユーザービリティがよい訳がありませんよね。
alt属性にキーワードを詰め込むことがユーザーにとって有益な訳がないことが理解できると思います。
ちなみに当ブログでは
当ブログは「はてなブログ」を使用しています。
はてなブログは画像を差し込むと、例えば「f:id:s-supporter:20150221…:plain」という、IDや日付の入ったコードが自動的にalt属性に入力されてしまいます。
当ブログでは画像を差し込む際、このalt属性を「画像を端的に説明するテキスト」に修正してアップしています。
それが功を奏しているのか、検索流入は増加傾向です。
(過去のエントリーについても、修正前と後とでは後者のほうが検索流入が多い結果となって表れています。)
私は「SEOに有効」と思ってやったわけではなく、「ユーザビリティを良くしよう」と考えて行った施策が結果的に「SEOに有効」となったのです。
【ブログ運営】アイキャッチの画像設定、及びhタグとalt属性の修正 - 検索サポーター
alt属性を修正してもしなくても影響は極々小さなものでしょう。
ですが、IDや日付の入ったコードである文字の羅列よりも、画像を端的に説明するテキストのほうが良いということは間違いないと言えます。
少しでもユーザビリティを上げたいと考えるなら、やってみて損はないですよ。
alt属性に何を記述するかは「SEO」で考えるべきものではない。本来の目的に従って記述すればいい。それが検索エンジンが画像を理解する手助け、つまりSEOにもなる。
引用:
「サブドメイン vs. サブディレクトリ」に対するグーグルの見解 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
【追記】
ぽけっとしすてむ (id:psne)さんが、はてなブログでalt・title属性を編集できるChrome拡張機能を作ってらっしゃいます。
是非ご利用ください。
はてなブログの画像タイトルとaltを編集できる「はてブロimageTitle」というChrome拡張を作った - すなばいじり