「いいね!」を(強制的に)押させる
このBlogはもちろん、Webマーケティング系のサイトであればこの2つの話題に触れないことはないでしょう。
「GoogleがSEOマーケティングを殺し、Facebookがソーシャルメディアマーケティングを殺す? - MdN Design Interactive - Webデザインとグラフィックの総合情報サイト」というエントリーにて、Facebookがアプリおよび開発者用APIのアップデートを行い、プラットフォームポリシーの改定を発表したと書かれていました。
今回の改定により、なんらかの特典を提供することでFacebookページに「いいね!」をうながすようなアプリケーションやサービスは完全に禁止された。2010年にFacebookページを個人アカウント同様のタイムライン型に変更し、タブアプリをほぼ無効化したとき以来の変更だが、これによりFacebookマーケティング手法は、有効なコンテンツをひたすら投稿し続けるか、Facebook広告を利用するかに限定されることになった。Facebookアプリの提供者にとっては、パジャマのズボンに氷を突っ込まれたような気分だろう。
引用:
GoogleがSEOマーケティングを殺し、Facebookがソーシャルメディアマーケティングを殺す? - MdN Design Interactive - Webデザインとグラフィックの総合情報サイト
「いいね!」を押さないと閲覧できない、使用できないアプリ、サービスは禁止になったそうです。
Facebookを使っている人の大半は私と同じ気持ちなのではないでしょうか?
あの「いいね!」を(強制的に)押させる仕組みは、例えそれがよいコンテンツであったとしても物凄く萎える、まだ見てもない、使ってもないものに「いいね!」って変だよねと思っていたのではないでしょうか?
特に知人からのシェアで回ってくる、タイムラインに知人の診断結果などが表示されるアプリとかは(あんたもやってみてはどう?という)強迫観念に駆られちゃう。
そもそも同調圧力が狙いで「いいね!」を押させる、増やそうとしている提供側の魂胆が透けて見えてしまうので、尚更「押してたまるか!」という気になったりしちゃいます。
まだそのアプリやサービスが純粋に面白そうであればよいのですが、明らかに「煽り」「炎上」「釣り」を狙っているものを見ると、強迫観念、同調圧力を通り越してイラッとしてしまう、嫌悪感を生み出すこともあったり。
居心地のよい環境つくり
今回のFacebookの措置は、GoogleがSEOマーケティングを無効化しようとして繰り返し検索アルゴリズムを変更していることに似ている。過去の検索アルゴリズムの基本的な考え方はペイジランク――すなわちどれだけ多く、どれだけ有名なWebサイトからの被リンクを有しているかということが重視されていた。だからSEOの原則は、被リンク数を増やすことにあった。
ところがGoogleは無意味に被リンク数を増やしているWebサイトを、スパムサイトとして罰する方針を打ち出し、実際に実行した。これにより、いくつものWebサイトが失速した。
Facebookがプラットフォームポリシーを変更した意図も、Googleと同じだ。不自然な「いいね!」の獲得を行なおうとするアプリケーションやサービスはスパムだと考えたのだ。もちろん、それらの提供業者も共犯であるとしたわけである。
引用:
GoogleがSEOマーケティングを殺し、Facebookがソーシャルメディアマーケティングを殺す? - MdN Design Interactive - Webデザインとグラフィックの総合情報サイト
SEOマーケティングを無効化というよりは、Googleは単純に被リンクスパムの無効化(検索順位を下げる)をやっているだけでしょうし、Facebookも「いいね!」の乱用、「いいね!」の価値を下げるスパム手法の無効化をやっているだけと思われます。
Googleはより多くの人にGoogleの検索サービスを使って欲しいですし、SEOは外部施策だけでなく内部施策もある。
Facebookも多くの人とコミュニケーションをとって欲しい、コミュニケーションのインフラとなりたいでしょうし、「いいね!」の価値も高めたい。
マーケティングの終わりというよりは、双方とも単純によりよい場所にするように整備、メンテナンスを行っている、より居心地のよい環境つくりをしているだけと私は考えます。
そもそもどちらもオウンドメディアのため
SEOもFacebookも手段であって目的ではない、そもそもどちらもオウンドメディア(への集客)のためのものであります。
(もちろん営利目的で使っているのではない人はその限りではありませんが。)
「人を集めたところで、結局何もコンバージョンしないのなら意味はない、目的を達成していない。」
私もそういう傾向に流されつつありましたので、自戒を込めてまとめておくとします。
筆者はこのコラムでオウンドメディアの重要性を繰り返し解説しているが、Facebookページにどれだけ人を集めてももはや無意味だということがこれではっきりしたと考える。いや、無意味とは言い過ぎかもしれないが、そこで集めたユーザー数とトラフィックを、オウンドメディアに引き込まない限り、宝の持ち腐れであることはまちがいない。
引用:
GoogleがSEOマーケティングを殺し、Facebookがソーシャルメディアマーケティングを殺す? - MdN Design Interactive - Webデザインとグラフィックの総合情報サイト
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