コンサルタントをやっている私が言うのもナンですが
『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「これぞSEOの原点! あらゆるSEOの基礎となる、本当に大切なこと など10+4記事 | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「これぞSEOの原点! あらゆるSEOの基礎となる、本当に大切なこと」を読みました。
とても興味深い内容でしたし、元エントリーに書いてある通りに本当に大切なことは「人の役に立つコンテンツ」を作るということに限るのですが、どうしてもWEB界隈では「SEO」という言葉(方法)に拘り過ぎる傾向が強いなと感じたので雑感を書いてみようと思います。
WEBコンサルタントであり、特にSEO、SEMを得意としている私が言うのもナンですが、「SEOは手段であって目的ではありません」。
以前のエントリーでも書きましたが、例えSEOが成功して集客出来たとしても、ユーザーに何も提供できない(質の低いコンテンツ)であればすぐに離脱してしまいますし、もちろん購入や申し込みなどのコンバージョンにも繋がりません。
それでは何も意味はありません。
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SEOを行う意味を考えてみてください。
「好きな様に書くこと」と「伝えるように書くこと」は違う
SEOを意識しすぎるあまりにコンテンツを「好きな様に書く」ことが出来ないという声をよく聞きます。
以前はエントリーの文字数を2000文字前後にする、キーワードの出現率は文章の全体の5~7%に抑えるなどといったSEO手法が有効であると語られていましたが、今はGoogleの検索精度も上がっており、これを気にしてコンテンツを作るほうがナンセンスであると言えます。
また、好きな事を「好きな様に書く」ということと、好きな事を「人に読ませる(伝える)ように書く」というのは全く違うものです。
多くの人がこれを混同してしまっています。
好きな事を好きな時に好きな様に書くのは「ただの独り言」です。
(その独り言が他の人にとっても面白い、独り言だけど他の人が聞いても楽しいのであれば、価値のあるコンテンツだと評価されますが。)
もちろん、個人的なブログで「PVだけを集めたい」のであれば(目的が違うので)この限りではありません。
また、SEOのことばかり気にしてコンテンツ作成が滞る、とにかくSEOをいつも気にしていないといけないという強迫観念に駆られるくらいなら、最初からSEOは捨ててもいいと私は思います。
(とても極端な話だし、それこそ私が言うことではありませんね・・・)
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こちらも元エントリーに書いてある通り、「その情報を必要としている人に届け、役に立ててもらうための書き方」が本当に大切なのです。
ユーザーが喜ぶことが一番!
最終的に評価を下すのはユーザーです
多くの人に見てもらうためにも検索順位を上げたい。
だからこそSEOを気にする、SEOを行うのですが、いくら検索順位を上げたとしても最終的な判断、評価を下すのはそのコンテンツを実際に利用しているユーザーです。
「SEOは手段であって目的ではありません」。
そこを見誤るとSEOを行う、集客する意味すらもなくなることを肝に命じておいてください。