私もSEOについて色々書きますが
このBlogのメインテーマは「検索」でありますし、私は仕事でSEO、SEMにも携わっていますので、検索に関連する記事はもちろんSEO、SEMについて書かれた記事もよく読んでいます。
先日と今日で「Yahoo!検索」について書かれた記事、また「SEOの概念」について書かれた記事を読んで、自分なりに考えたことがありましたので考察をまとめたいと思います。
Yahoo!検索の結果について
先ずはYahoo!検索について書かれた記事「ヤフーの自然検索結果がオワコンとなりつつある件」について。
自然検索(オーガニックサーチ)の「1位」が、検索結果ページのファーストビューに出てこないという驚愕の事態。
自然検索結果のトップ掲載が、スポンサードサーチ広告の「12位」よりも格下の扱いとなっております。
引用:
確かにこれは酷いです。
自然検索結果にここまで広告枠が広がりすぎてしまって画面を占拠しているのはどうかと思います。
しかしそう考える、危惧しているのは私を含めWebのヘビーユーザー、ネットリテラシーが高いユーザーだけで、ライトユーザーはそこまで考えていないのが実情でもあると思われます。
Yahoo!検索を使うユーザーはリスティング枠自体を広告と思っている、広告だと理解しているユーザーばかりではない(むしろそちらのほうが多い)のが実情だからです。
(だからこそリスティングが広告として成り立っているわけですが。)
自然検索エンジンというシステムとしてはこの検索結果表示はオワコンかもしれませんが、ユーザーが求める情報、欲しがっている情報を表示するツール、Yahoo!検索としては(広告表示だとしても)正解であると言えそうです。
(ジャンル的に「ファッション系」の商材はデザイン、機能、そして価格を含めて比較することこそがユーザーの求める情報でしょう。・・・他の商材でもこのような結果表示であれば問題ですけれどね。)
SEOはコンテンツが大事について
次にSEOについて書かれた記事「SEOってもう死語だよねー、ってSEO関連の記事書いてて思った - わかったよ」について。
そう言えば、最近はよくSEO関連のネタを書いてるんだけど、どこをどう書いても、最終的に、「コンテンツ大事だよーー」っていう話になってしまう。
なんか布教活動してるみたいで、ちょっと気持ち悪いな、と思いつつ、それが今のSEOの事実なんだから仕方がない。
引用:
私はSEOは死語になってしまったとは思いません。
(私も「SEOはコンテンツこそ大事だ!」と、よく記事に書きますけれども。)
確かに流入キーワードが(not provided)表示、リファラが追えなくなって分析が難しくなることはSEOはもちろん、SEMにとってはかなりの逆風です。
ですが、今までは検索キーワードばかりを重視するからこそ、中身のないコンテンツが多く出来上がってしまう、検索に強いだけのページを作ることになっていたとも考えます。
検索をかけて1位表示されたページを開いてみると中身がなさすぎてがっかりした。。。
これは誰もが経験していることだと思います。
SEOは「検索エンジン最適化」という意味です。
この最適化というのは「キーワードへの最適化」ではなく、「検索ユーザーの意図への最適化」こそが本当の意味だと私は考えるのです。
今回の流入キーワードが分からなくなることは逆にチャンス、ユーザーの意図をもっと深く考えるための仕様変更だと考えればいいのではないでしょうか?
自分だけでなく、全ての人がキーワードを見れなくなるんです。
だからこそ出来る範囲で工夫する、キーワード以外の項目からユーザーの意図を読み取ればよいですし、これが出来れば他の人との差別化が出来る、大きなアドバンテージに成りうると思いませんか?
検索もSEOも、まだまだ私たちが出来ることは沢山あります。