策士策に溺れる
Webでの集客を考えたとき、やはりSEO、SEMは外せなく、更にSEOは自社、個人でのリソースでも出来ることが多い、お金を投資する部分も少ないため(もちろん外注に出せばお金はかかりますが)、独自の知識、情報収集にて対策を行うことも多いでしょう。
そんなSEOの知識を活用しようと行った対策が逆に裏目に出た(手段が目的に変わってしまった)話です。
やってもうた・・・
タイトル大事、とても大事
最近、どうも会社の売上の伸びが良くない、ということで、いろいろ分析をしていたところ、あることに気が付きました。
私が運用していた頃のタイトルと何かが違うのです。
確認をしてみると、やはり後任の担当者が、サイトのタイトルを変更していました。弊社の業界ではビッグキーワードと言われる単語から始まるタイトルに変えていたんです。
引用:
SEOの知識がある方はもちろん、知識があまりない方でもWebページのタイトルは検索エンジンで検索を行う際には重要であることはお分かりかと思います。
SEOの知識のあるWeb担当者に交代をした際、その後任が良かれと思ってタイトルを修正したことが、実は問題になったそうです。
かなり一般的になり、むしろ当たり前すぎる手法にもなりつつある、「○○で検索!」という誘導方法。弊社でもこの手法を用いておりました。
紙媒体(パンフレット)の設置展開を幅広く行っており、紙面には「○○で検索」という表記をしています。紙媒体を見たお客様も全員WEBに誘導できるはず、だったのですが…
タイトルが変わってしまったことにより、○○というキーワードで検索しても弊社のサイトが1位ではなくなってしまったのです。これでははっきり言って意味がありません。
引用:
つまりこれまで集客に強かった、むしろそれが売りであったキーワードではなく、検索トラフィックが多いであろうビッグキーワードを使うことで更に集客を増やすことを狙ったのですが、逆にそれが今まで安定して獲得していた見込み客を逃すことになってしまったようです。
確かにSEO的な思考でいけば「検索トラフィックが多い」「検索結果の上位に来る」ことを狙ってタイトルを変えることは有効であるといえます。
ですが、それが自分のビジネス(Webサイト)に照らし合わせたときに必ず正解であるとは限りませんし、SEOはあくまで「手段」です。「目的」に変わってはいけません。
正解はひとつではなくそれぞれ
検索結果画面でユーザーにいろいろ告知をしたいのであれば、むやみにタイトルをいじるのではなく、メタディスクリプションを活用すればいいですよ。あとは、正面突破でコンテンツを追加して、思う存分ユーザーに説明をすればいいのです。
引用:
もちろん、これも自分のビジネス(Webサイト)に照らし合わせたときに必ずしも正解とはいえません。
(あくまで元記事の方のビジネス(Webサイト)の場合での正解はメタディスクリプションを活用、コンテンツの追加ということです。)
あくまで私の所見ですが、いっそのことコンテンツの追加、それ専用の新しいページを作成するくらいがいいかと考えます。
今回の事例は、SEOの知識と経験が多少ある、ということで任せっきりにしてしまった私自身に大きな責任があります。担当者に知識や経験があったとしても、絶対ということが存在しないSEOにおいては、ちょっとした変更なども全て相談を受け、実施していいかどうかの判断を責任者が判断するくらいに、慎重に対応するのがいいのかもしれません。
引用:
Web担当者に限らず、他の人に仕事、作業を引き継ぐときはこうした全体の施策、他との関連もちゃんと情報として引き継がないといけないですね。
(Webに限らず、引き継ぎ後に失敗をやらかすなんてことはどんな仕事でもよくありますし、「それは聞いてなかった」なんてこともよくある話ですよね。)
時代が進み、技術が進歩しようとも、たいていのミスはヒューマンエラーなのは変わらないですから。