セミナーに登壇しました
先週金曜日に「コーワーキングスペース7F」のセミナー(勉強会)に登壇し、初心者向けにSEOとSEMについてお話しさせていただきました。
もっと突っ込んだ話もしたかったのですが、時間の制限もあり、喋りたいことの半分くらいしか喋ることが出来ませんでした。
サイトやブログのマネタイズについて、最初の「目的」や「方向性」をハッキリさせること、そしてそれを実現化するために施策、手段を考え、実践し、アレンジしていくことに重点を置いて話しました。
(私はSEO、SEMに限らず、何事も「守破離」だと考えています。)
また登壇する機会があれば、今度はもう少し掘り下げた話をしたいなと思います。
当日のセミナーの様子については鈴木さん(id:suzukidesu23)がエントリーをしていますので、是非ご覧ください。
大宮の「コワーキングスペース7F」で敷田さんの講演を聞いてきたよ。SEOの話も少しだけ - 鈴木です。
閑話休題。
『++ SEO HACKS公式ブログ』の「新米Webディレクターが最初におさえたいSEOのこと」というエントリーに、WebディレクターとしてSEOについておさえるべきことが挙げられていました。
これは特にブログにて集客、収益を得ることを考えているブロガーにも通じること、そして金曜日のセミナーで話したことにも通じますので、ご紹介と共に私の雑感をまとめたいと思います。
ブロガーに必要なSEOって何だろう?
SEOは手段であって目的ではない
私は最初、「SEO = 検索結果の順位を上げること」と当たり前のように思っていました。サイトリニューアルの際はキーワード再選定を自分でやると決め3日ほど試行錯誤した結果、使いものにならない成果物しか作れなかったこともありました。専門家に相談したとき、自然検索流入ユーザーにどのような体験を提供したいかを明確に答えられなかったときもありました。
引用:
セミナーでも、当ブログでも強調して言っていることですが、SEOは手段であって目的ではありません。
「SEO = 検索結果の順位を上げること」というのは数値目標として持つには分かりやすいですが、そもそもなぜ「検索結果の順位を上げるのか」をしっかり考えないといけません。
検索結果の順位を上げることに固執してしまうと、安易に順位が上がりそうなキーワードを選定したり、あなたのサイトと全く関係のない、的外れなキーワードを選定してしまいがちです。
キーワードを選定するときは、サイトに関連するワードであることはもちろん、実際に順位が上がれば「そこから永続的にユーザーの流入が期待出来るか」を参考にしてみてください。
また、大切なのは「ユーザーエクスペリエンス(体験)」です。
ユーザーに有益な情報や体験を提供することこそがコンテンツSEOといえます。
鵜呑みにせずに理解、納得すれば目的に近づく
Web上にはディレクターのSEOスキルとしてサイト設計やコンテンツライティングなど色々なことが書かれていますが、その前に身につけなければならないのは「自分に必要なSEOの情報を判断できる」「専門家に依頼するか否かを判断できる」「専門家が力を最大限発揮できるようにする」スキルだと思います。
引用:
「自分に必要なSEOの情報を判断できる」
「専門家に依頼するか否かを判断できる」
この2つは、当ブログの過去エントリーそのままです。
【SEO】自分なりの根拠や理論を組み立てるからこそ有効な手法となる - 検索サポーター
何事も鵜呑みにせずに、先ずはその情報を「理解した上で納得できるか」で判断してください。
その次はその情報を元に、自分なりの理論を組み立てます。
理論を組み立てるには根拠も必要ですが、「理解、納得したこと」が正に根拠となるので、後は目的を叶えるための具体的な施策を考えるだけとなります。
そこまで出来れば後は自分で行うか他に任せるか(外注するか)を判断すればいいだけです。
「専門家が力を最大限発揮できるようにする」も、具体的な施策を自分一人で考えることが出来ればBESTではありますが、実際に考え付かなくても専門家に自分が理解、納得していることをしっかり話して解決を図りましょう。
理解、納得していることを伝えることは、そこから具体的な施策を考えるきっかけを与えることになるからです。
例えば、人に悩み相談をする時のことを考えてみてください。
悩みの原因や理由が明確であればあるほど、相談を受ける方もより具体的なアドバイスを与えることが出来ます。
(まあ、悩みは得てして「理解は出来るけど納得は出来ない」ことが多いですが。)
ディレクションと言っても特別なことではありません。
ブロガーもブログを運営しているディレクター
ブロガー(特にブログにて集客、収益を得ることを考えているブロガー)も、「ブログを運営しているディレクター」だと言えます。
そのブロガーがSEOとして最初におさえるべきもの、それは上記で述べた「SEOに対しての心構え、考え方」です。
SEOと言うと、どうしても「特殊で技術的なこと」というイメージが強く、また、巷には真偽に関わらずSEO情報が沢山溢れています。
(扇動するために専門家と称して、(意図的に)不確かな情報を流している人も沢山います。)
ですが「理解した上で納得できる」ことに絞るだけでもSEOに限らず、不確かな情報を避けられますし、受け取る情報の確度が上がることにも繋がります。
「自分のブログは自らの手で育てる」。
そんな気持ちでブログを運営していきましょう!