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【SEO】更新頻度は検索順位には影響しない。頻度よりも大切なものとは?

インデックス登録とコンテンツの質の評価は別である

『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「グーグル社員が語った最新SEO 9つのポイント | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「クロール頻度を上げれば検索順位も上がるってホント?」に、クロール頻度を高めたからといって、上位表示に結びつくわけではないことをGoogleのジョン・ミューラー氏が語ったことが書かれていました。

 

そもそもクロールはGoogleにてインデックスに登録するかどうかを検討、判定するためのものであり、検索結果(順位)を決定するものではありません。

 

同様に「Fetch as Google」は、あくまでインデックス登録への検討、判定を(即座に)お願いしますというリクエスト送信をするだけです。

 

しかし、当ブログでも以前にご説明したように「Fetch as Googleはすぐに検索結果に反映させるもの」だと多くの人が勘違いをしてしまっています。

 

インデックスとコンテンツの質の評価(検索順位の決定)は別であることを今一度認識しておきましょう。

 

【SEO】「Fetch as Google」はすぐにインデックスするものではなく、リクエスト送信をするだけのものです - 検索サポーター

  

びっくりしている男の写真

勘違いしないように。

 

更新頻度が低いと検索順位が落ちる?

ページがクロールされなかったからといって、まったく上位表示しなくなるなんてことは、正しくない。一般的に言うと、クロールのペースは、そのページがいつ変更されるか、あるいはどのくらいの頻度で更新されるかに基づいて決める。

したがって、長い間コンテンツが同じままだったとしたら、2か月間クロールしないことだってあるかもしれない。それでもまったく問題ない。依然として検索結果に出てくるはずだ。

 

 

引用:

グーグル社員が語った最新SEO 9つのポイント | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum

 

更新頻度が高いとそれだけクローラが頻繁に訪問することは確かであり、上位表示されるページはクロール頻度が高い傾向にあることも確かです。

 

正にこれが多くの人が勘違いを起こす元となるところであり、クロール頻度を高めてもそれが検索結果の上位表示の要因とはなりません。

 

この勘違いによって、更に「更新頻度が低いと検索順位が落ちる」というもう一つの勘違いを起こしてしまうのです。

 

元エントリーにもあるように、「相関関係と因果関係をごちゃ混ぜにしてはいけません」。

 

こういった前提条件をちゃんとお客様に説明、理解してもらうことが大切なのに、「毎日更新すればクローラーが巡って来るのでSEOに強くなります(検索順位が上がります)」としか言わないSEO業者やWEBコンサルタントがとても多いと言わざるを得ません…

 

また、更新頻度が高いと一つ一つの記事の質が下がるので検索順位が落ちると断定してしまっている人もいます。

 

何度も言いますが、更新頻度が記事の質を決めるわけではありません。

 

これも相関関係と因果関係をごっちゃにしていると言わざるを得ません。

(正にこのことからも「更新頻度は検索順位に影響を与えない」という結論が導き出されるわけですが。)

 

【SEO】ドメインオーソリティが低いから低品質?更新頻度が高いから低品質とは限りません - 検索サポーター

 

【SEO】クロールされたページ数が多いとSEO効果が現れる?いいえ、クロール数ではありません - 検索サポーター

 

 

説明している男の写真

ちゃんと説明しましょう。

 

 

「コーポレートサイトは更新しないほうがよい」という勘違い

同様の勘違いとして「コーポレートサイトなどは逆に更新頻度が高いと検索順位が落ちる」というものがあります。

 

これもSEO業者やWEBコンサルタントが前提条件をちゃんと説明しない、手段を目的にしてしまっているがために起きる間違いです。

 

「約2~3週間程順位が下がります」「更新しすぎると順位が戻り切る時間がありません」など、昔はよく言われていました。

(同じことを言われたことがある方は結構多いのではないでしょうか。)

 

今だに同じことを言っている人やサイトを目にすることがたまにあります。

(その根拠は?と問うと「経験則です」という乏しい答えしか返ってこなかったりするんですよね…)

 

これは「更新しすぎてはいけないページ(情報)の切り分け」と「昔はクロールして検索評価されるまでにかなりの時間を要した」ことや「他サイトとの兼ね合い」という前提条件を語っていないがために起こる勘違いと言えます。

 


更新しすぎてはいけないページ(情報)とは、コーポレートサイトでいうところの会社概要、業務内容など「変わることがあまりないページ(情報)」です。

 

(これはSEO云々よりも普通に考える方が分かると思います。)

 

例えば会社の住所や電話番号、役員の名前や業務が頻繁に変わる会社は、普通に信用ができないと思うのではないでしょうか?

 

検索エンジンも同じで、普通は頻繁に変わることがない情報が頻繁に変われば「胡散臭い(スパム)サイト」だと判定し、検索順位を下げる傾向にあります。

 

逆にお客様へのお知らせや、商品、サービス情報などは即座に、かつ正確な情報を出すことがお客様(ユーザー)にとっては有益なこととなるので、むしろ積極的に更新するべきページだと分かります。


(サイトの質を押し上げるページなのですから、検索評価が上がることにも繋がるでしょう。)

 


また、更新しすぎると順位が戻り切る時間がないという言説は「昔はクロールしてインデックスされ、最終的な検索評価が決まるまでに今よりもかなりの時間を要した」からです。

 

待ちきれずに次の変更を行うと「その前のインデックスと検索評価がなかったことにされるから」とされていたからです。

 

これは、自分のサイトの評価が下がったわけではなく、他のサイトの評価が上がったために「相対的に自分のサイトの検索順位が下がった」ということもあります

 


このようにしっかりとページ(情報)の切り分けや以前との検索環境の違い、他サイトとの兼ね合いだと理解出来れば、今や更新頻度が検索順位には影響しないことがハッキリ分かります。

 

もちろんこの他にも理由は考えられますし、一概に言えることではないとも理解しています。

 

ですが、それすもら語らない(いや、昔のままの知識だからなのか、それとも確信犯なのか)今でも昔と全く同じことを言っているSEO業者やWEBコンサルタント、サイトが存在するのはとても残念なことです…

 

パソコンを操作している男の写真

更新頻度よりも大切なものは?

 

 

更新頻度よりもサイトの質が重要です

もし、あなたがサイト施策について迷ったときは「お客様(ユーザー)に有益な情報を与え、役に立つことを提供する」ことを第一に考えてみてください。

 

そうすれば更新頻度が問題ではないことにすぐに気が付くでしょうし、大切なのは有益なコンテンツを提供することでサイトの質も上げること(特にコーポレートサイトは信用、信頼である)ということにも気が付くことでしょう。

 

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