日本にも導入されました
私が毎日チェックしているサイト『海外SEO情報ブログ』に、英GoogleのPierre Far氏が、検索結果にFlash使用の警告を日本を含めてグローバルに展開するということをGoogle+で発表したというエントリーがアップされていました。
Flash使用のページに対しスマートフォンからの検索結果でGoogle日本も警告を表示 | 海外SEO情報ブログ
スペイン (google.es)、日本 (google.co.jp)、イギリス (google.co.uk) での検索でこの仕組みが導入されているとのことです。
※ Google日本のウェブマスター向け公式ブログにも発表されていました
Google ウェブマスター向け公式ブログ: Google の検索結果に、誰もが表示できるウェブサイトを
検索結果での警告は流入数を低下させる
実際に適用されている検索結果のケースを見ると「Flashを使用。お使いの端末で動作しない場合があります。」というメッセージが表示され、その下には、「試してみる」と「詳細」の2つのリンクが表示されていました。
「試してみる」を実際に押して、表示に失敗することは根本的に駄目ですが、その前の検索結果に警告メッセージが出る時点で多くのスマホユーザーは「タップしたくない(このサイトに行きたくない)」と思うのではないでしょうか。
ユーザビリティが悪いのはもちろん、検索結果に警告が出るだけで流入数を低下させる原因となります。
検索結果には警告を出さないようにすることが重要だと私は考えます。
※ Flashを使っていないのに警告が表示される場合は、下記のフォームからGoogleに報告が行えるようです。
https://support.google.com/websearch/contact/flash_result_feedback?url=&t=
PC向けサイトであろうとスマホ向けサイトであろうと、一般サイトでは今後は更にFlashが使われなくなる傾向が強まるでしょう。
「試してみる」をクリックすると、そのページに通常のようにアクセスできます。
しかしFlashが使われているページなのでたいていのスマホ端末では表示に失敗します。「詳細」をクリックすると、ヘルプページへ飛びます。
Flash を使用しているため、お使いの端末で動作しない場合があります。
このメッセージは、サイトで Adobe Flash プラグインが必要だと Google が判断した場合に、検索結果の下に表示されます。Adobe は Android 搭載端末や iOS 端末上の Flash コンテンツに対応していないため、これらの端末ではページが正しく読み込まれない場合があります。
引用:
使い勝手がよくないといけないよね。
ユーザビリティの良いサイトを推奨していると考えられる
ちなみに、米Googleでは、間違ったリダイレクトをしているサイトに対しても警告を表示しています。
Flash警告と同じように、こちらもグローバルで展開するでしょうね。
引用:
鈴木謙一さんの意見に同意です。
私はFlashだけの問題ではなく、Googleは「ユーザビリティの良いサイトを推奨している」と考えるからです。
だからこそグローバルに検索結果に警告を表示するように判断したのでしょう。
間違ったリダイレクトについてもいずれは検索結果に警告が出るようになると私も思います。
「質のいいコンテンツ」というのは、そのページに記載されている文章だけではなく、ユーザーが不自由なく使えるシステム的な部分も含めた総合的な評価のものであると言えます。
ユーザー目線で「使いやすいかどうか」をいつも考えながらコンテンツ作成を行っていきたいですね。
※ 関連エントリー
【Google】Flashなどスマートフォンで正常に動作しない場合はモバイル検索で警告メッセージを表示 - 検索サポーターのアンテナ