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【ブログ運営】Google AdSenseの審査に落ちる?「AdSenseは広告」であると理解していますか?

「AdSenseは広告である」ことを理解していますか?

もうタイトルそのものがオチを語っているのですが、ネット上に溢れるGoogle AdSenseの間違った認識と、求められる価値と目的について少しばかり語らせていただきます。

 

最近のネット上には雑記ブログのマネタイズについて書かれたPV、収益報告という名の「自慢記事」が溢れています。

 

残念ながらそういった記事の中には実績の数字を盛っているものもあれば、(意図的に)読者を欺くようなことを書いている記事もあるので、あまり鵜呑みにしないほうがよいでしょう。

 

それらの記事の主な理由、目的は一種の「権威づけ」であり、また「数字のみで質すらも判断してしまう」ような読者を引き込むために書かれたものであるからです。

 

特に「儲かってますアピール」の収益自慢記事は、その雑記ブロガーと同じようになりたい(同じように稼ぎたい)と思うブロガーを強く引き付けます。

 

(そもそも毎月毎月「売上○○万円突破!」という事務所に貼ってスタッフを鼓舞させるような内側の情報を、いちいち外側に向けてお客さんに知らせてくるお店は果たして「よいお店」だと言えるでしょうか? むしろ「このお店、自慢ばっかりして胡散臭いな…」と思いますよね。)

 

その中でも一番多いものがGoogle AdSenseを使ったマネタイズについて書かれた記事です。

 

「AdSenseをブログに貼れば楽に稼げる! AdSenseで月○万円稼ぎました!」

 

今やこういう記事を目にしたことがない人はいないでしょう。

 

確かにGoogle AdSenseは基本的にはコンテンツに合った広告(商材)を自動で選んで表示してくれる(リマーケティングの表示を許可していれば読者の閲覧履歴からも選択される)ため、自分で広告(商材)を選び、リンクコードを貼り、広告の掲載期間を管理するなどという色々な煩わしさからは解放されます。

 

ある意味「楽に稼げる」というのに間違いはないのですが、この言葉だけをそのまま受け取ってしまい、「AdSenseは苦労することなく誰でも稼げる!」と勘違いをしている雑記ブロガーがとても多いのです。

 

また、いざAdSenseを始めようと思ったものの自身の雑記ブログが審査にすら通らない、晴れて審査に通ってみても収益が思うように伸ばせずに、収益自慢を行っているブログと自身のブログと見比べては気持ちも心も疲弊させてしまっている雑記ブロガーも多く存在しています。

 

 

このように審査に通らない、また、審査に通っても収益が思うように上がらない雑記ブログに共通すること。

 

それは「AdSenseは広告である」という本質をちゃんと理解していないことです。

 

考え事をしている男の写真

そもそも広告って何だろう?

 

そもそも広告とは何か?

そもそも「広告」とは、何が目的のものなのでしょうか?

 

①人々に関心を持たせ,購入させるために,有料の媒体を用いて商品の宣伝をすること。また,そのための文書類や記事。

 

②広く世の中に知らせること。〔 (1) advertisement の訳語。 (2) 類義の語に「公告」がある。広く世間に告げ知らせるという点では,共通であるが,「公告」が公的な性格を持つ内容を告知することをいうのに対し,「広告」は私的な内容のものを知らせることをいう〕

 

広告とは - マーケティング用語 Weblio辞書

 

引用した『マーケティング用語 Weblio辞書』では「広告」は上記のように説明されています。

 

つまり、広告には「周知」「集客」「成約」という目的があり、広告が果たすべき役割も同じであることが分かります。

 

それを踏まえた上で「Web広告である」Google AdSenseの目的、そして果たすべき役割を考えてみると、Google AdSenseも全く同じであると言えます。

 

(アフィリエイトサービスも全く同じです。「周知」「集客」「成約」という目的があるからこそブログなどのWebメディアに出稿して読者にリーチを試みるのです。)

 

しかし、これは広告を出稿する側が求めている価値、目的であり、広告を掲載する側にとっての価値、目的がそれとは違っているから審査に落ちやすく、審査に通ったとしてもなかなか収益が上がらないということが起こるのです。

 

 

私はWeb広告における「広告のあるべき姿」は以下の3つだと考えています。

 

  1. 読者(ユーザー)に有益となる情報、サービス、商品を伝える。
  2. 広告主にはコンテンツに伴ったモチベーションと確度の高い読者を紹介する。
  3. 上記2つ「読者と広告主に価値を与えること」で、メディア運営側(ブロガー)は収益を得る。

 

つまり、AdSenseに限らず広告の審査に落ちるブログ、収益が上がらないブログというのは全てを満たしていない、特に最後の「自分が稼ぐことだけ」しか考えていないからうまくいかないのです。

 

Google AdSenseのようなWeb広告は「見せてナンボ」「クリック、タップさせてナンボ」であるという意識が働くため、どうすればPVを増やすことが出来るのか?どうすればクリック、タップを沢山させることが出来るのか?という「自分の利だけの考え」に走ってしまうからうまくいかないのです。

 

(だからAdSenseは「数打ちゃ当たる」「貼る場所」理論からいつまで経っても抜けられない、そればかりを論じている雑記ブログの記事ばかりが溢れているのです。)

 

【SEO】広告もコンテンツの要素として考えてる?「価値を与える」からこそ収益も検索流入も増えるのです - 検索サポーター

 

 

応援している社会人の女の子の写真

このサイト(ブログ)は応援してあげたいな。

 

「広告を出稿していた側」からの審査、判断基準

私は前職や前々職でWebマーケティングの担当者としてアフィリエイトを含む広告出稿も担当していました。

 

掲載の可否におけるサイトの審査、判断基準は大まかに言って以下のようなものでした。

 

  1. サイトのメインテーマや記事が共通、もしくは似通っているか
  2. パクリ(著作権違反)や真偽不明な低品質なコンテンツはNG
  3. ユーザーを騙すようなことをしていないか

 

また、「特単(特別単価)」といって、あるサイト(ブログ)に限っては成約の単価を上げる契約を結ぶことも行っていました。

 

そういった優遇を受けるサイトとは、ズバリ「成約数や売り上げ以外の価値を提供しているサイト」です。

 

公平な判断に伴ってコンテンツが作られ、ユーザーに有益な情報、サービス、商品を紹介しているサイトに広告を出稿することは、イメージアップに繋がるためブランディングとしても成り立ちます。

 

そのようなサイトには積極的に広告出稿側から「応援も兼ねた特別単価を提案する」のです。

 

(逆にアフィリエイトサービスのみならずAdSenseでも「このサイト(ブログ)には広告を出稿することは意にそぐわない」「出稿するに値しない」と判断したら出稿否認も行っていました。)

 

※ 更に詳しいことについては以前に寄稿した以下のエントリーをご覧いただけると幸いです。

 

アフィリエイト報酬が2倍・3倍にも?!元出稿担当者が語る特別単価を出す条件・出さない条件 | SEO対策会社のユナイテッドリバーズ

 

この広告の審査内容、承認の基準はASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)や広告出稿側によって多少の違いはあるでしょうが、基本的な考え方はどこも変わらないでしょう。

 

 

ちなみにGoogle AdSenseはコンテンツに合わせた広告を表示する仕組みであるので専門性はあまり問われない(だからこそ雑記ブログに適している)のですが、長い目で見て収益を上げる、ブランディングすることが目的ならば、やはりサイト(ブログ)のテーマは専門に絞るほうがよいです。

 

(SEOも同じで、検索流入を増やすには検索クエリに適った情報を提供するからこそ検索順位が上がり検索流入が増える、専門性があれば共起語や網羅性の率も高まるのですが、ただの雑記の文字数や更新頻度で押し切ろうとするのは的が外れているとしか言えません。)

 

【ブログ運営】雑多なブログは稼げないし、SEOも弱いことをもう一度語る - 検索サポーター

 

 

説明しているおじさんの写真

惑わされるくらいなら公式ページを見たほうがよくね?

 

公式ページのほうが有用かつ信用のおける情報がある

もし、あなたがGoogle AdSnseについて判断に悩むことや分からないことがあるならば、収益自慢で煽り立てる雑記ブログに書いてあることを鵜呑みにするよりも、下記の公式ページ(AdSenseプログラムポリシー)を(動画を含めて)熟読することをおススメします。

 

AdSense program policies - AdSense Help

 

また、AdSenseヘルプフォーラムに具体的に質問を投げかけることもよいでしょう。

 

Google グループ

 

やたらと記事の文字数や更新頻度などの数ばかりに拘ったり、脈絡なく文中に差し込む多数のAdSense(誤クリック誤タップかつ、途中離脱で押されるので率が高い)を推奨したり、月初にPVや収益自慢の記事をアップし、人気の記事と偽って収益率の高いアフィリエイト記事や自身の情報商材へ誘因することを教えられても実行してはダメですよ。

 

これらの方法は情報の受け側、読者として嫌がっていたことなのに、情報を出す側、ブロガーになると途端に平気でやっちゃうんですよね…

 

稼ぐことが目的なのは分かりますが、読者を欺く、扇動するような行為は読者を、ファンを舐めているとしか言えないです。

 

(そもそもやたらと儲かっていますアピールを行うのは例え事実であったとしても、「秒速で一億…」と謳っていた人達と同じようなことをやっているのですから「胡散臭い」「品位を損ねる」と思う筈なのですが。)

 

同じようになりたいワナビーは恩恵、おこぼれに預かろうとして手放しで称賛してくれるので勘違いを起こしやすいですが、その行為は読者を含め「称賛はされても尊敬はされていません」よ。

 

 

(話が少しそれてしまいましたが)「AdSenseは広告である」ことをしっかり理解すれば、それらの方法は間違っていることに気が付きますし、広告主、読者、そして情報を提供するあなたの信頼をもって行うべき施策であるとも理解できるでしょう。

 

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