※ 2016/3/2 :Yahoo!検索の関連検索欄にてサジェスト汚染されていた一部の検索キーワードにて対策がなされたこと、また、GoogleとYahoo!への公式問い合わせ先のリンク、及び不正DMCA申請の悪用の実例について追記しました。
現在は以前ほどサジェスト汚染されてはいないようですが…
数日前から騒がれていたYahoo!のサジェスト汚染(別名:虫眼鏡SEO)ですが、Yahoo!で対策が実施されました。
現在は以前ほど汚れてはいない(スパムによるサジェストキーワードが表示されない)ようです。
先日、『クレジットカードの読みもの』さんのエントリーでもサジェスト汚染について書かれていましたが、私も実際に「クレジットカード」「脱毛」「お金」でYahoo!検索を行ってみました。
どれだけサジェスト汚染が行われているのか、そして今現在は掃除されているのか(対策されているのか)を確認するためです。
結果は、「クレジットカード」は綺麗に洗浄、「脱毛」は一部微妙なものあり、「お金」は以前として汚れたまま、スパムクエリが表示されたままとなっていました。
Yahoo!検索のサジェスト機能が、あまりにも汚染されすぎている!『クレジットカード』と検索したときの結果はこちらです。 - クレジットカードの読みもの
虫眼鏡SEOってスパム行為そのものです。
何度も言いますがサジェスト汚染はスパム行為です
【SEO】虫眼鏡SEO、サジェスト対策、関連検索…言葉を変えてもスパムです - 検索サポーター
サジェスト汚染を推奨する輩、業者は常套句で「サジェスト対策はスパム行為ではありません」と宣いますが、残念ながらこれはれっきとしたスパム行為であることがGoogle、及びYahoo!からも発表されています。
(中には「自動ではなく『手で行っているので』スパムではありません」というトンデモな言い訳をする業者もいます。)
この手の業者はクラウドワークスやココナラのようなクラウドソーシングサービスにてその手のキーワードで検索をかけてみると、ザックザックと引っかかって来ます。
(「誹謗中傷対策」というもっともらしい言葉で誤魔化していますが。)
また、確信端的に(スパム行為と知らせずに)内職感覚を謳って、作業者を募っているのです。
現在も一部に問題のありそうな「関連検索ワード」が残っておりますが、それでも状況は劇的に改善された模様。
このままヤフー側の完全勝利となるのでしょうか。はたまた虫眼鏡SEO業者の逆襲があるのでしょうか。
引用:
現在は対策が取られたことで無効とはなっていますが、ほとぼりが冷めたころに業者はまたサジェスト汚染を行うでしょう。
この問題は(特にYahoo!がその場しのぎの対策でなく)根本から解決しない限りはいたちごっこが続くばかりです。
Yahooさんがどういう意図で残しているのかは分からないけど、この部分はGoogleとYahoo!は違っています。
キーワードにもよるんですけど、Yahoo!の場合だと最短で3日くらいで表示されちゃいます。
過去にやった実験だと
同一IP、同一端末、同一ブラウザで同じキーワードを毎日決まった時間に5回Yahooで検索したところ、3日目にはYahoo虫眼鏡に表示されていました。
引用:
困ったら公式に問い合わせるのが一番。
私たちに出来る対策は何か?
自分のサイトに流入させるために虫眼鏡SEOスパム、サジェスト汚染を行うのは言わずもがなですが、他によくあるケースとしては個人、法人名などのサジェストワードがネガティブなワードや事実無根な誹謗中傷ワードにまみれることが起こります。
Yahoo虫眼鏡やサジェストで嫌がらせ等を受けた場合は、変な業者に頼まずに、Yahoo!にちゃんと依頼しましょう。
Yahooでもちゃんと無料で対応してくれます。
引用:
顕著な例は、GoogleやYahoo!のリスティング広告でよく「誹謗中傷、風評被害対策」などと謳った業者の広告が表示されることがあります。
専門の業者に頼めば誹謗中傷されたページが検索結果に表示されなくなる、しっかり対策をやってくれそうなイメージを持ち、依頼を検討するかもしれませんが、ハッキリいって私はおススメはいたしません(やめておいたほうがよいでしょう)。
なぜならば、その業者は公式の問い合わせから削除依頼を行い、更には同じスパム行為(他のワードで検索過多にする)でサジェスト表示を薄めることを行うだけの話だからです。
公式への問い合わせは個人で無料で出来ることです。
業者のサジェスト対策といっても、結局は同じスパム行為を行うだけ、あなたのお金でスパムを行うだけにしかならないのです。
【追記:2016/3/2】
先月に話題になった逆SEO(ネガティブSEO)の手法として、実際に使われた「不正DMCA申請の悪用」なども、業者が行う悪質な対応の一例だと言えます。
DMCAが悪評隠しに悪用されたと思われる事例 by @tsuj
もし、あなたがそういった業者に風評被害対策を依頼をしてしまうとあまりに不自然にあなたの店名、商品名、サイト名などがサジェストされてしまうので、逆にあなたのサイトがGoogleやYahoo!の運営側に目をつけられ、ペナルティの対象になってしまうのです。
そもそも「毒をもって毒を制する」、「スパムをスパムで薄める」という考え方、方法は大間違いです。
もしどうしても対策をしなければならなくなったのなら、そういった業者に頼むことなく自ら公式の問い合わせフォームから理由を明記して削除依頼を行いましょう。
Yahoo!側も検索にてネガティブなワードが表示されることは望ましくありませんし、一部のサイト名、関連ワードばかりが表示される汚染行為も避けたいのが本音だからです。
よって真っ当な削除理由であれば、しっかり対応してくれる(削除してくれる)ことでしょう。
また、サジェスト汚染を放置することで、あなたのリスティング広告も被害に遭うことがあるのです。
サジェスト汚染を行っている業者が自分達の検索クエリを送り、バレないようにカモフラージュを兼ねてオーガニックの検索結果だけでなく、他社の広告をクリックすることで損害を与えてくるからです。
サジェスト汚染を見つけたら無視することなく、GoogleやYahoo!に公式に問い合わせましょう。
【SEO、SEM】サジェスト汚染(虫眼鏡SEO)でリスティング広告が被害を受ける前に - 検索サポーター
GoogleとYahoo!への公式お問合せ先
どうしても対策を行わなければならなくなったなら、下記エントリーにGoogleとYahoo!の公式問い合わせフォームへのリンクをまとめています。
是非ご利用ください。
【サジェスト対策】風評被害、誹謗中傷は「忘れられる権利」を行使してみる - 検索サポーター