※ 2015/4/2: コンテンツSEOの観点からの広告について追記。
エイプリルフール
4月1日。本日はエイプリルフールです。
今日くらいは気の利いたジョーク混じりのSEOネタでも提供出来ればよいのですが、この時間まで考えた割にはよいネタが思い浮かばないので諦めました・・・
(仕事がたくさん溜まっていてブログの更新も滞っているのに、そんなことに時間をかけてどうするのか?と自分を小一時間を問い詰めたい。)
というわけで、最初はいつも通りに寄稿記事のご紹介です。
昨日までに3つのエントリーを寄稿しましたので是非お読みください。
説明ベタにおすすめ!コンテンツやプレゼンをぐっとわかりやすくする「例え話」のススメ | SEO対策会社のユナイテッドリバーズ
ライバルサイトより一歩先へ!入力フォームの見直しでスマホ対応に差をつけよう | SEO対策会社のユナイテッドリバーズ
スマホのフォームの完了率を上げるautocomplete属性とその他ノウハウまとめ | SEO対策会社のユナイテッドリバーズ
閑話休題。
サイト『CNET Japan』のエントリー「「Yahoo! JAPAN」スマホ版トップページが5月刷新へ--ネイティブ広告を導入 - CNET Japan」に、スマホ版「Yahoo! JAPAN」のトップページを5月20日に刷新し、ネイティブアド(広告)を導入することを発表したということが書かれていました。
Gunosyを筆頭に、スマホをメインデバイスとしているキュレーションサービスのほぼ全てはネイティブアドを導入していますね。
Yahoo!すらもその例外ではない(そうしないとマネタイズが出来ない、スマホサイトの運用費を捻出できない)のだなと感じました。
スマホファーストな時代だからこそ。
コンバージョンレートが高いから儲かる?
インフィード型広告は「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」のターゲティング/マッチング機能を活用することで、最適なターゲット層へのアプローチが可能になるという。同社マーケティングソリューションカンパニーのディスプレイ広告ユニットマネージャーである赤星大偉氏は「インフィード型広告はマネタイズの強みになる」と語る。実際、運用テストでは高いコンバージョンレート(CVR)を記録しているという。
引用:
ここで勘違いして欲しくないなと思うのは、「コンバージョンレート(CVR)が高いからネイティブアドは儲かる」と勘違いすることです。
(これはサイトに広告を導入している全ての人にも言えることです。)
ネイティブアドに限って言えば、人は最初から「広告」と分かった上でコンテンツを読むのと、コンテンツを読んだ後で「広告」と分かるのとでは心理的にはかなりの差が生じます。
例えコンテンツがしっかりとしたものだったとしも、後で広告と分かると「ネガティブな感情が上回る」こともありえるからです。
最初からフィクションと知っていて感動する話を聞くのと、感動する話を聞いた後で実はフィクションでしたと知るのでは、どちらがプラスな感情になるでしょうか?
ネイティブアドという言葉自体からも分かるように、広告とは思えないような「広告」だと銘打ってはいますが、だからといって「広告」であることをぼかしていいということにはなりません。
(ステマに敏感なユーザー、リテラシーが高いユーザーを遠ざけます。)
何だよ、ステマかよ・・・
ちゃんと「広告」だと明示しましょう
ネイティブアドにはちゃんと「広告」や「Ad」などラベルをつける(タイトルに入れる)という自主的なルールを設けているメディアもあります。
ネイティブアドに限らず、広告バナーには「スポンサーリンク」とラベルをつけるのは、ユーザーに「広告」であることを事前に知ってもらうため、ユーザーを欺くことを避けるためでもあります。
(Google Adsenceにも、広告であることを明示するようにとルールが決められていますよね。)
私は「広告と分かった上でも読ませるよう工夫するべき」だと考えていますし、「いかに広告を踏んでもらうか」ではなく「いかに良い広告を提供するか」と考えています。
「良質な(広告)コンテンツ、情報を提供する対価として収入を得る」ことこそが広告運用の大切な考え方です。
【追記】
これは私の個人的な意見ですが、コンテンツの途中に内容と全く関係のない広告が唐突に挟まれていると、とてもいい内容、情報であっても「コンテンツを読ませることより、広告を見せる、クリックさせることが目的となっているコンテンツ」だと私は判断しています。
また、内容と関係のない広告を挟むとこや過度な広告表示は、SEOの評価(検索の評価)を下げることになります。
(コンテンツSEOの観点から、こういった広告手法はコンテンツの質を落とす要因となるからです。)
「儲かるから」という安易な理由で広告を導入しているサイト(ブログ)は、自分のサイトのブランディングやオーソリティーすらも貶めることもあるので注意してくださいね。
【広告】ネイティブ広告も良質のコンテンツを提供すればよい - 検索サポーター