キーワードスタッフィングをやっていた?
私がいつもチェックしているサイト『SEMリサーチ』にて、「Google、検索ガイドライン違反でトルコのニュースサイトに制裁 CNN など::SEM R (#SEMR)」というエントリーがアップされていました。
Googleががトルコ有数のニュースサイトに対して、コンテンツスパムを実施していたことを理由に、検索インデックスからの削除を行ったそうです。
これらのサイトは、コンテンツスパムやキーワード詰め込み等の検索エンジンスパムに該当する行為を行っていた。具体的には、HDビデオやライブ中継、ハイライト番組などを探しているユーザーへのリーチを広げるために、これらに関連するキーワードを大量に繰り返して記述したり、記事内で故意に何度も繰り返し用いていたという。
引用:
エントリーを読む限りでは、キーワードスタッフィングをやっていたと推測されます。
キーワードスタッフィングは多くの場合、画面には表示されない部分にキーワードを羅列したり(ブラウザで閲覧しても表示されないhtmlのソースコード内、例えばaltタグ、titleタグ、metaタグなどにキーワードを大量に詰め込む)、隠しテキスト(文字色と背景色が同じ、極端に小さな文字サイズなど、人の目では認識出来ないようにする)で行われるのですが、「記事内で故意に何度も繰り返し用いていた」と言うのですから、隠そうとすらしなかった、あからさまだったのでしょうね・・・
【追記】
altタグについて質問がありましたが、altタグは「その画像をテキストで適切に説明するためのタグ」でありますので、複数のキーワードを記入するのはそれを使用しているユーザー(読み上げ機能を使っているユーザー)に対しては優しくないと言えます。
titleタグも同様です。
metaタグは最初から複数のキーワードを入れることを前提とされていますが、もちろん過剰に詰め込むことは駄目ですし、今はmetaタグは検索エンジンに評価されないようになっています。
※ 写真は「トルコキキョウ」です。
人や検索エンジンを騙そうとする行為はスパム
CNN はローカルサイトがやらかしますよね。日本のサイトもスパムリンク供給元サイトとして加担していた時期もありました。というか日本や米国の新聞社サイト通じて言えることは、総じて検索エンジンからの評価も高いから、検索技術や SEO に理解のない人が、広告収入に魅力を感じて自覚なしにスパムに手を出してしまうということでしょうか。
引用:
当ブログのエントリーでも書きましたが、Googleはリンク売買をガイドラインで禁止していますが、すべてのリンク売買を禁じているわけではなく、宣伝、広告としてのリンク売買は認めています。
「検索順位に影響を与えない集客活動」であれば許されるのですが、これは明らかに「検索順位に影響を与える集客活動」であります。
【SEO】丸パクリサイトの被リンクで検索順位が上がっても - 検索サポーターのアンテナ
まあ・・・やりたくなる気持ちは分かります。
元々検索エンジンからの評価も高いサイトであればあるほど、少し手を加えただけでも検索順位は上昇、結果となって現れるでしょうし、それだけ流入が増えれば増えるほど広告媒体としては魅力的な商材となるわけですからね。
ですが、スパム行為であることは変わりありません。
人や検索エンジンを騙そうとしている行為ですから。
もし、自分がやっていることはスパム行為になるのかな?と思ったら、その行為が人や検索エンジンを騙そうとしている行為なのかどうかを考えてみるといいかも知れませんね。