スパムページはこういうものです
ここ数日はスパムの話ばかりしていますが、今回もスパムのお話です。
(次回は違うテーマのエントリーを行うとします。)
私が毎日チェックしているサイト『Web担(Web担当者Forum)』に、「こんなリンクページを作るSEO屋は日本のグーグルにすぐ見破られる など10+4記事(海外&国内SEO情報) | Web担当者Forum」というエントリーがアップされていました。
そのエントリーの中にピックアップされた項目「こんなリンクページを作るSEO屋は日本のグーグルにすぐ見破られる」に書かれているリンクプログラム(スパム)の例が、先日、私が見つけた丸パクリのエントリーページと全く同じ形式でありました。
【SEO】丸パクリサイトの被リンクで検索順位が上がっても - 検索サポーターのアンテナ
記載された例と違うところは「自動生成された文章」の部分が、スパムページでは「とあるSEOブログのエントリー文をそのまま丸パクリ」してあるだけであり、丸パクリ文章の後には例と同じようにいくつかの発リンクを貼って、自然なリンクに見せかけているだけのページになっていました。
何やってんのよ!
ウェブマスターツールで確認する
このスパムの厄介なところは、本来の対象としているサイト以外への発リンクも設置している、即ち、全く関係のない勝手にリンクを張られたページもこのページがペナルティを受けるときに、「あなたも加担してるんじゃないの?」とウェブマスターツールに警告が来ることがあることです。
(ただ、安心して欲しいのは、余程の数のリンクを勝手に貼られない限りは、滅多にメッセージは来ません。)
業者は本来の対象サイトを上げるためにやっていることであり、即ち、本来の対象サイト以上の数のリンクを張ることはしない、対象サイト以外のサイトの評価をあげることはしないからです。
(逆にメッセージが来るほどの数のリンクが張られるということは、既にスパム判定を受けたページを再利用して「ネガティブSEO」を仕掛けてきていることもあったりしますので注意が必要です。)
もちろん関係しているどころか勝手にやられていることなので、ウェブマスターツールの手動による対策にメッセージが来ていないかを確認し、そういった警告が着ていたら「全く関係がない」「身に覚えがない」ことを明記してリンク否認の再審査リクエストを行ってください。
いつもウェブマスターツールを確認する。
それさえ行っていれば大きな問題になることはないでしょう。
エブリシングお見通しだ!
Googleはまるっとお見通しだ!
最近 Google が対応を行ったケースでは、委託先 SEO 会社がリンク操作のネットワークを保有して依頼主に提供している例だけでなく、企業自身が主体となってリンク操作のためのネットワークを運用している例が見受けられました。そのような例に対して Google は、ウェブマスター向けガイドライン違反として適宜自動または手動による対策を実施しています。
引用:
外部委託だけでなく、(主にサテライトサイトからの)自社製のリンクもGoogleはお見通しのようです。
これはウェブマスターツールから芋づる式にバレるケースでもあります。
(先日、スパム紛い?と思われるような手法を取っていたサイトの多くが手動スパム判定により検索順位下落のペナルティを受けた事案は、ウェブマスターツールから芋づる式にバレたからではないかと言われています。)
【SEO】手動ペナルティなのか?順位変動が起こっているようです - 検索サポーターのアンテナ
サテライトサイトからリンクを貼ってはいけないというわけではありません。
明らかに不自然な数、不自然なリンクの張り方をしているとペナルティを受けるのです。
こちらも余程の数、余程の不自然なリンクを貼らない限りは、滅多にはメッセージは来ません。
じゃあその判定を受けるかどうかのギリギリを狙っていけば・・・なんてことを考えたあなた!
そんな不毛な努力をするよりも有益なコンテンツを作っていくことに注力したほうがいいですし、手段が目的になっちゃうと、その手段が通用しなくなったときには何も出来なくなっちゃいますよ。
なおこれは日本独自の記事となる。日本は日本で、精力的にスパム対策にあたっているという証拠だ。
引用:
こんなリンクページを作るSEO屋は日本のグーグルにすぐ見破られる など10+4記事(海外&国内SEO情報) | Web担当者Forum
【追記】
タイトルに「全部」と書きましたが・・・いずれは分かる、バレるとはいえ、お目溢しされている間は「有効」なので、業者はその間にスパムを繰り返す、結局はいたちごっこが延々と続くだけなのが現状でもあります。
(長い目で見ればやっぱりスパムは有効でないし、評判を落とすだけなので、お勧めをしませんが。)