結論をいうと無理・・・だけれども
この質問に対して、米Googleのジョン・ミューラー氏は、通常は起こらないと回答しています。
最近の Google は、サイト(ドメイン)の過去の運用・活動履歴と照らしあわせて、リダイレクト元とリダイレクト先サイトの妥当性や関連性を判断していること、いわゆる Negative SEO に該当するようなリンクを無視するなど、リンク解析アルゴリズムを通じて悪意のある/本来評価すべきでないリンク(リダイレクト)を見分けて適切な処理が可能になっていることが要因と考えられる。
引用:
ペナルティを受けたサイト(ドメイン)の移転先に競合サイトを指定した場合、そのサイトの順位を落とすことが可能か?::SEM R (#SEMR)
うーん・・・とはいえまだまだ判定は微妙だと私は感じています。
リブセンスが大量の有料被リンクを集めていて、ペンギンアップデートで検索順位が下落した話がありました。
これはページ評価の低いサイトからの被リンクが、Googleには「スパム」だと認定されたことによって起こったことです。
しかし、Googleの話のとおりにリンクを無視する(無効化する)だけではなく、それに加えてペナルティを与える、いわばマイナスに働いているということを肌感覚で感じています。
とあるサイトで有料リンクを買っていたサイトがあり、その被リンクがWebマスターツールで「スパム」認定された(アラートが上がってきた)ことがありました。
もちろん検索順位が下落したこともあり、有料リンクと思われる被リンクを手動で削除するべくWebマスターツールから依頼を出したしたのですが、やはり順位は下落したままでした。
暫くして削除の承認がされるのですが、この承認と共に順位が元に戻るまではなりませんでした。
(再び上昇をし、元の順位とまではいかないまでもある程度までは復活をするにはしましたが・・・)
まだまだ完全じゃない
こういった例を私の周りで聞いています。
(明らかに不自然な被リンクを大量に張られることで、攻撃されて順位が下落したという話です。)
ホントに無視する(無効化する)のなら、ある程度までは順位下落することはあったとしても、復活する際に再び同じ順位まで上昇するのは再び自然の被リンクを集めたり、権威のあるサイトからのリンクが張られる限りは上昇しませんし、これはとても時間がかかることです。
スパム被リンクでドーピングをしていたといえば分かりやすいでしょうか。故意であろうとなかろうと、それがスパムと認定されるまでは有効だからこそ検索順位が上下しますし、それが切れたときの反動も大きいものです。
Webマスターツールから手動で削除するよう、問い合わせが出来るということは即ち、まだまだ完全じゃない、完全じゃないからこそネガティブSEOはまだまだ有効であることの証明でもあるのではないでしょうか。
(精度が日々上がってはいますが、まだまだ100%ではないことも確かだということです。)
【追記:関連記事】
結局リンクなんすよ。今のところ。Googleもっとがんばれ!
引用: