10ヶ月ぶり30回目の更新です
米Googleが2015年7月22日に、パンダアップデートの更新を開始したことをSearch Engine Landに報告したということが『SEO Japan』のエントリー「パンダアップデート4.2がついに更新!!10ヶ月の期間を経て、徐々にロールアウトされる見通し。 | SEO Japan」にて報じられています。
今回のアップデートは「パンダアップデート4.2」と呼称され、今回の更新は非常にゆっくりとしたスピードであり、完全にロールアウトされるには数ヶ月かかるとのことです。
・・・やっと来ましたね。
先日行われた「SMX Advanced カンファレンス」では、2~4週間後に実施することが予告されていましたが、実際に行われるまで1か月半を要しました。
【Google】SMXで語られた2〜4週間後のパンダアップデートと注目すべきSEOネタ - 検索サポーター
Googleは今回のパンダアップデートについて、現状の影響範囲は英語でのクエリの2~3%に影響を与えているとも述べていますが、SMX Advancedでゲイリー・イリーズ氏に確認したところ、今回の対象は全地域同時発生だとも答えてくれています。
Google Panda 4.2 Is Here; Slowly Rolling Out After Waiting Almost 10 Months
既に先週末からパンダアップデートの更新が行われていましたが、今回のロールアウトは非常にゆっくりと開始されていることもあって、アップデートに気がついたWebマスターは非常に少数であり、気がつかないのも無理はないようです。
実際、私も全然気が付きませんでした。
ナマズが変動した記録もありませんし、私の管理するサイトでは検索順位の変動が見られなかった、いつも通りであったからです。
(そりゃそうですよね。対象が全地域とはいえ、影響が出ているのはまだ英語圏のみですし。)
但し、完全ロールアウトされるまで数ヶ月かかるということは、これから次第に影響が出始める可能性も十分にあり、影響範囲も更に広まるということでもあります。
「安心するにはまだ早い」のでしょう。
検索ユーザーのためのコンテンツならNo問題なんです!
検索ユーザーの課題や願望を満たすコンテンツであるか
正しい変更を行っていれば、前回のパンダによってペナルティを受けたサイトにとっては、ロールアウトは順位回復の可能性を意味する。以前のパンダによるペナルティを受けたサイトにとっては不幸なことではあるが、順位回復がすぐには見られないだろう。しかし、時間をかけて徐々に回復してくだろうから、順位の変動には注目してよいかもしれない。
引用:
パンダアップデートであろうと、ペンギンアップデートやクオリティアップデート・・・etc、どんなアップデートが行われようとも、検索ユーザーの課題や願望を満たすコンテンツが用意出来ていれば何も問題はありません。
むしろ、パンダアップデートで検索順位が上がることが期待できます。
SEOの本質は「検索エンジンのアルゴリズム」を相手にするのではなく、「検索エンジンで検索したユーザー」を相手にすることです。
よって、どんなアップデートが起ころうとも、検索ユーザーのためのコンテンツがあれば何も問題はないのです。
それでもパンダアップデート対策として、何かSEO対策をやっておきたいのであれば、外部リンクのチェックやコンテンツのリライトを行うことを推奨します。
【SEO】外部サイトへのリンク切れをチェックする - 検索サポーター
【ブログ運用】過去エントリーのリライトでコンテンツの質を確実に高める - 検索サポーター
とても地味な対策であり、与える影響も小さいものではありますが、小さくても確実に結果となって現れる対策でもあるので、やってみてください!
そして、このパンダアップデートが終わる頃にはペンギンアップデートがやって来ます。
一難去って、また一難といったところですね・・・
【SEO】パンダアップデートは今だ来ず、ペンギンアップデートは数カ月先になる気配 - 検索サポーター