与える影響は1%未満
私が毎日チェックしているサイト『海外SEO情報ブログ』に、英GoogleのPierre Far(ピエール・ファー)氏がGoogle+にて、10月17日よりペンギンアップデートの更新を実施したことを発表したとエントリーされていました。
ペンギンアップデート3.0の影響は1%未満、次回更新は2015年か? | 海外SEO情報ブログ
「アメリカの英語での検索結果の1%未満の検索クエリに影響する」とのことで、その他の言語・地域での影響については言及されていません。
今回のアップデートにより、前回の更新時に発見されたウェブスパム要素を取り除いておけば評価の回復に役立っていますが、逆に新たに発見されたスパムサイトの順位はもちろん下げられることになるそうです。
なお、ペンギンアップデート3.0は世界中でゆっくり展開されており、完了までは数週間かかる見込みだそうです。
しかし、(英語での検索結果とはいえ)1%未満ですか。
思った以上に影響が少ないなというのが私の印象です。
とはいえ他の言語・地域はそれ以上だったりそれ以下かも知れない、それは分からないので鵜呑みにするものでもないでしょうね。
ゆっくり展開され、数週間かかるということはかなり慎重な評価が行われているのかも知れません。
変なことさえやってなかったら、全く関係のない話ではあります。
※ 今回のペンギンアップデート3.0について傾向と対策が『SEMリサーチ』のエントリーにまとめられています。
ペンギン3.0がターゲットとしている手法の大半は、実にくだらない、古典的な検索エンジンスパムテクニックである。従って、散々言われている「有料リンクに注意ね」「キーワード何度も繰り返さないで」といった基本的なことを守っていれば大丈夫なはずである。
引用:
子ペンギン。
年内の再びの更新は予定されていない
ペンギンアップデートの改良をGoogleは今後も続けていくはずです。
ですが、年内の更新はおそらく実行されないでしょう。
(中略)
過去にGoogleは、大きな変動をもたらしたアルゴリズム更新をこの時期に実施したことがあり、多くのサイト管理者から非難を受けました。
それ以来、影響が大きいと思われる更新をホリデーシーズンには控える傾向にあります。よってミューラー氏のコメントは、少なくとも年内の再びの更新は予定していないと解釈できるでしょう。
引用:
ホリデーシーズンはアメリカの感謝祭後(11月の第4木曜日)からクリスマスくらいまでを指すそうです。
また、元エントリーにあるように月に一度の更新となるまではまだまだ先ということも回答していて、再度の年内更新はないと推測出来ます。
前エントリーのパイレーツアップデート2もそうですが、正しくサイト運営をしていれば全く関係のない話です。
【Google】著作権侵害サイトの評価を下げるパイレーツアップデート2を実施 - 検索サポーターのアンテナ
むしろパイレーツアップデート2がかなり適切に運用されるだけでもパクリやbotが(無意味、無効となるだけで)かなり減少しますし、オリジナルが適切に評価されるということは全体のモチベーションを上げる、ネットの発展にも繋がるでしょう。
SEOや仕事、いや、人間関係でも「騙す様なことをやっても長続きはしない」ということなのでしょうね。
※ 関連エントリー
【Google】ペンギンアップデート3.0がついに開始か - 検索サポーターのアンテナ