※ 2015/12/5:手動ペナルティ、ネガティブSEOを防ぐためのエントリーのリンクを追記。
“前科”があるサイトは、“初犯”のサイトよりも刑が重くなる?
『Web担当Forum』のエントリー「グーグルのオートコンプリートが2段階方式になった | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「過去のペナルティは新たなペナルティをさらに厳しくするのか?」に、評価を下げるタイプのアルゴリズムによって過去に低評価されたサイト(“前科”があるサイト)は、“初犯”のサイトよりも刑が重くなるのか?という疑問について書かれていました。
結論を述べると、そんなことはありません。
アルゴリズムによるペナルティの評価は、あくまでも現在の状況で判断し、過去がどうだったかは関係ないとのことです。
過去の状態が現在のクロールやインデックスに悪影響を及ぼすこともないと、Googleのジョン・ミューラー氏が述べています。
ばってん、今がどげんことなっとるんかで判断するばい。
手動でペナルティを受けると厳しく見られる?
ただしこれはアルゴリズムによる評価の話だ。手動による対策を過去に受けて、再度、手動による対策の対象になったとしたら、より細かいところまでチェックされるかもしれないし、制裁がよりシビアになるかもしれない。
引用:
推測と言ってしまえばそれまでですが、自動ペナルティはあくまで「アルゴリズムがシステム的に判断したもの」であり、手動ペナルティは「人が判断したもの」です。
即ち、手動ペナルティは「明らかにペナルティの対象となる」と人が判断したもののため、再度「明らかにペナルティの対象とする」と人が判断したなら、やはり刑が重くなることがあるのではないかと考えてしまいますよね。
どちらにしても手動ペナルティを受けてしまうようなSEO手法は避けるべきです。
俺がやったわけじゃないのに・・・
やはりスパム被リンクはネガティブSEOと成りえる
また、Googleは「ネガティブSEOは有効な手段と成りえない(それで検索評価が下がることはない)」と公表してはいますが、手動ペナルティについては意図的にやったかどうかは関係なありません。
ペナルティの元となる被リンク(スパム手法で作成された被リンクや、ペナルティを受けたままのページの被リンク)が貼られれば、もちろん該当のサイトは手動ペナルティの対象であるという判断を受けてしまいます。
手動ペナルティ判断を受けたら、(意図的にやったかどうかは関係なく)リンク否認を行わなければいけません。
手動ペナルティの警告を無視していればやはり検索順位は下落しますし、リンク否認するにも作業時間も労力も必要なのです。
残念ながら、(嫌がらせという意味でも)ネガティブSEOは有効なのです。
そういったことにならないよう、常にウェブマスターツールをチェックし、手動ペナルティを受けたらすぐにリンク否認処理を行うようにしましょう。
※ 関連エントリー
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