新旧も関係なし
毎日チェックしているサイト『海外SEO情報ブログ』のエントリー「新しいTLDがGoogleの上位表示に有利ということはない | 海外SEO情報ブログ」にて、新しいTLD(トップ・レベル・ドメイン)だからといって検索で有利になることはないことをGoogleのジョン・ミューラー氏が、Google+で再度念を押したと書かれていました。
これは以前から何度も言われていることであり、TLD(トップ・レベル・ドメイン)の違いで検索の評価が変わるということはありません。
もっといえば、新TLDに限らず、ドメイン名が何であるか、それだけの理由で評価を変えたりはしません。
たとえば、.eduや.co.jpの評価が高いという分析は正しくありません。
そういったドメイン名を使っているサイトは一般的に、信頼度が高かったり役立つ情報があるため、コンテンツの質が高かったりリンクが集まりやすかったりするので結果として上位表示します。
それで、ドメイン名自体が有利に見えしまうのです。
相関関係と因果関係は異なります。
引用:
確かにこの問題は以前からよく言われていますよね。
.eduや.acは教育、大学など公的な機関が、.jpは日本の企業、日本のサイトが使用することが多く、信頼度が高い有用な情報があるイメージが強いため、良質なリンクが集まりやすいことがこれらのTLD評価が高いように見えている要因です。
ですが.edu、.ac、.jpを実際に見てみると、スパムページや著作権を侵害しているページもあって、一般TLDの.com、.netなどと中身はあまり差はありません。
検索評価とは関係がありません。
新TLDの優位性をうたうドメイン登録事業者やサイト
「新TLDが有利に働くことはない」とGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏は、2012年の3月にGoogle+で投稿しました。
新TLDが有利だという記事を読んでの反応です。
(中略)
新TLDの優位性をうたうドメイン登録事業者や有利だと思い込んでいるサイト管理者が依然として多いんですかね?
いずれにしても、新しいTLDが上位表示に効果があるということは決してありません。
引用:
以前もよく見かけていましたが、今回の新TLDの登録発表に際しても理由を語らずに「希少性から検索上位に」と煽っているドメイン登録事業者や一般サイト(特にアフィリエイトサイト)を見かけました。
なぜ有利なのかは「あえて」書いていないのでしょうし、こういった記事が多く氾濫しているからこそ、この問題が何度も語られるくらいに刷り込まれてしまっているのです。
(新しいという意味では注目度はありますが、検索評価にドメインの希少性は関係ありません。)
※ 今回と同じ問題について語られている『SEMリサーチ』のエントリー
Googleは新gTLDを従来のgTLD(comやnet)と同等に扱う ::SEM R (#SEMR)
昔、お行儀の悪い某レジストラが「.mobi はモバイルサイトと認識されるから、モバイルSEOに有利です」なんて営業していましたが、それと問題は同じです。ドメインの定義などGoogleが知ったことじゃないんです。実態がどうなっているか、で決まります。
引用:
どんなイメージ?
イメージは重要だからこそ選ぶ
相関関係と因果関係は違いますし、SEO的に有利不利はありませんが、TLDごとに区分されているイメージがある(そのイメージを多くのユーザーが持っている)ことは事実です。
.tokyoならやはり東京をイメージしますし、.photoなら写真を、.pinkならピンクをイメージします。
例えば当ブログのドメインは「.hatenablog.jp」ですが、これは「日本のブログサービス、はてなブログ」だということが一目瞭然だと考えたからであり、また、私の公式サイト「サーチサポーター」も「.jp」で日本のサイト、顧客も日本だということをユーザーにイメージしてもらえるようにと考えて選びました。
確かにSEO、検索結果には直接的な影響はありません。
ですが、外部へ働きかける活動、アピールに関しては「イメージ戦略」は大切なものであり、重要視されるものだと考えます。
サイトのテーマにふさわしいかどうか、そのサイトの目的とマッチするかどうかでTLDを選ぶのは良いことだと私は考えます。